No.331 中井橋から下流を臨む

 左岸は山沿いで,護岸が所々切れています。
 右岸は国道から離れ,水田地帯となっていて,コンクリート護岸が続いています。
 いくつかの段差堤があり,流れは緩やかです。
 川底は,岩盤で澄んだ水が流れています。
 魚が隠れるところはあまりなく,釣れるとしたら,コンクリート護岸のえぐれの中か,堰堤の下ぐらいです。

No.332 中井橋から上流を臨む

 国道から伸びるこの橋は,渡ったところで行き止まりになっています。
 山道があるので,山仕事のための橋のようです。
 左岸に,山から小さな沢が流れ込んでいます。
 地図にも載っていない小沢です。水量はほとんどありません。
 この辺りは,よく釣り人を見かけますが,魚影は薄いようです。
No.333 新田橋から下流を臨む

 国道400号線に架かる橋です。
 写真に写っているのは,橋の横を通っている導水管です。
 左岸は山が迫っていて,歩けません。
 右岸は,コンクリートの護岸になっていますが,下りられる程度の高さです。
 釣りの場合は,川通しということになりますが,川通しだと,魚に逃げられてしまうと思います。
 少し下流に大きな岩盤のナメ滝があります。

No.334 新田橋から上流を臨む

 ここから国道と離れ,本流は焼山・三引山からの渓流になります。
 少し上流で国道沿いの支流,小見沢と本流に分かれます。
 本流沿いには,林道が通っています。
 まだ,放流もののヤマメもいますが,イワナ主体になってきます。
No.335 日落沢橋から下流を臨む

 国道から林道に入り,林道に架かる最初の橋です。
 まだ,ところどころ護岸があり,自然の渓流ではありません。
 この橋を渡ると,本流はずっと右側です。
 それほど高い谷ではないので,入渓点はいくらでもあります。
 釣り人の多い区間です。
 林道は,滝谷川源流に抜けられますが,災害などで通れないこともあるので,注意が必要です。

No.336 日落沢橋から上流を臨む

 この少し上流に,昭和村の最終集落があります。
 この日落沢集落内で,滝の岐沢が流れ込みます。
 行ったことがないので,状況は不明です。地図を見ると林道が通っているようです。
 日落沢集落で,標高は612mです。
 ちなみに,昭和村と下郷町の境界となる三引山は,標高1147m,支流の小見沢が流れる白森山は1152mです。

No.337 大堰堤から下流を臨む

 野尻川本流の大堰堤です。2段になっていて,間が深いプールになっています。
 ここにもイワナはいそうですが,両岸の高さが5m以上あり,釣りの対象にはなりません。
 泳いでいるのを眺めるだけです。
 川通しで釣り上れば,下の堰堤で釣りにはなりますが,行き止まりです。
 この絶壁は,上がれません。
 
No.338 大堰堤から上流を臨む

 高さは10mぐらいだと思います。
 写真は秋の渇水の時なのでこんな感じですが,通常はダム湖のようになっています。
 運がよければ,悠々と泳ぐ岩魚を見ることができます。
 さらに上流には,高さ5m前後の堰堤が1つあります。
 自然の渓流になるのは,もっともっと上流です。
 昭和村の人々の生活を守るため,野尻川に自然の姿はほとんどありません。
 
No.339 小見沢の流れ

 国道400線沿いに架かる小見沢3号橋から見た小見沢です。
 近くには,白森清水が湧き出ていて,通行人の喉を潤しています。
 沢の水量は少なく,釣りをするなら谷が深いので,川通しで釣り上ることになります。
 橋の少し上流に,堰堤が2つあったように記憶しています。
 その先の様子は,行ったことがないので分かりません。
 
No.340 小見沢の上流

 小見沢3号橋を渡ると,小見沢も国道から離れ,白森山へ続きます。
 国道をしばらく行くと,国道沿いに見沢川が現れます。
 見沢川は,野尻川支流玉川の支流です。
 この辺りで,標高744m。標高1230mの舟鼻山から流れています。
 これで野尻川編は,おしまいです。

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97.昭和村見聞記(35)野尻川編その6