目次
単独行ー霧とぬえと去来花(新潟県・戸沢川)
熊にくれてやったイワナ(北海道・磯谷川)
三面を恋う(新潟県・猿田川)
生命のドラマに酔った日(山形県・大檜原川)
「今度は先にゆくぞ」亡き釣友を偲ぶ(山形県・大鳥川)
雪しろ・増水・大迷走(秋田県・打当川)
戻ってきた汽車(新潟県・毛猛沢)
そぼふる雨に人恋し(長野県・中谷川)
日向,月光は煌めかず(山形県・日向川)
険谷非情ー怨念の釣り場再訪(富山県・北又谷)
懺悔ー黒い魚体がのこしたもの(静岡県・河津川)
無斑イワナの谷
三十八年目の中国ー太公望の夢果てなく(中国・太湖)
渓流釣りのサバイバル食
釣りがメシの種になった
ひとこと
渓流釣り紀行作家としては,この方の右に出るものはいない。数多くの著作を執筆されていますが,どの釣行エッセイを読んでも,佐々木氏の人となりが滲み出ていて,一気に佐々木ワールドに引き込まれてしまいます。釣り場の詳細な描写は目に浮かぶようで,机上釣行が楽しめます。そして,佐々木氏の心の中の優れた描写は,人間味が溢れています。イワナのエサ釣り師には,お薦めの一冊です。
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