57.イワナの本棚(2)「釣れづれの四季」
書名:「釣れづれの四季」
著者:矢口高雄
出版社:平凡社
発行年:平成15年3月初版
定価:1200円
体裁:オールカラー104ページ

                                    
矢口高雄氏の直筆サイン,落款入り。
本書のオリジナル版は,昭和55年,講談社より発刊されている。
目次
・雪代ヤマメ ・早春の渓魚 ・ふきのとう ・福寿草 ・カタクリの花 ・水芭蕉と熊 ・メダカ土筆ゲンゴロウ ・早春の釣り場 ・桜鯉 ・山吹 ・野の花木の花 ・山上湖のヘラブナ ・エンドウの花 ・毛バリ ・釣り堀 ・山菜 ・卯の花 ・鮎解禁 ・清流に釣る ・桑の実 ・あじさい
・炭焼小屋 ・ホタル ・ハタオリ ・かげろう ・鮎追う ・村の橋 ・香魚 ・廃屋 ・カジカ突き
・ノカンゾウ ・百合 ・岩魚止めの滝 ・落鮎 ・堰堤に釣る ・山栗 ・紅葉マス ・りんどう ・イトウの魚拓 ・秋の山里 ・秋深く雪近し ・名竿 ・おらが村 ・穴釣り ・早春賦 

ひとこと
 本書は,漫画の世界では,「釣りキチ三平」の作者としてよく知られる矢口高雄氏の画文集です。オークションで購入したもので,直筆のサイン入りのため,落札価格は,定価より高かったように記憶しています。
 目次でもわかるように,矢口氏が育った山形県の渓流を題材にした画文が多く収録されています。釣りだけにこだわることなく,村の風景や草花にも想いを巡らしています。日本の原風景を見るような美しい作品集です。

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