圓蔵寺 柳津町は,圓蔵寺の門前町として栄えてきた歴史ある街です。 圓蔵寺は大同2(807)年,法相宗の名僧徳一大師によって開山された古刹で,千葉県天津小湊町の能満虚空蔵菩薩,茨城県東海村の大満虚空蔵菩薩とともに,日本三大虚空蔵尊のひとつとされています。 |
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本尊の福満虚空蔵菩薩は,弘法大師の作によるものと伝えられています。 「柳津の虚空蔵さま」として人々の篤い信仰を集めています。 縁起によると,弘法大師が修行を終えて唐から帰る途中,ある高僧より霊木を授かり,それを海に流したところ三片に分かれ,現在,虚空蔵が祀られる三地に流れ着いたのだそうです。 海から遠い柳津には,白蛇が運んできたとの伝承もあります。 |
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会津地方の伝統民芸品として有名な「赤べこ」は,圓蔵寺の建立に由来するといわれています。 本堂の菊光堂は,只見川を臨む絶壁に建っています。 木材の運搬に難儀していたところ,どこからともなく一頭の赤べこが現れ,木材を運んだというのです。 牛は完成とともに姿を消し,これは御仏のご加護に違いないと「撫牛(なでうし)」にして境内に祀られ,丑(うし)歳の守り本尊となったそうです。 |
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圓蔵寺裸まいり 2006年に圓蔵寺の裸まいりを観てきました。 これから観に行こうという方の参考になればと思い,その様子をお伝えします。 毎年1月7日午後8時半の鐘楼の一番鐘を合図にスタートします。 寒い季節ですので,防寒着はお忘れなく。 本堂内は,限られたスペースですので,2時間前には場所を押さえておくといいでしょう。 10時頃頃まで続きます。 |
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始まりは,ワッショイと威勢のよい掛け声から。 下帯(したおび)ひとつの男たちがもみ合いながら,大鰐口(おおわにぐち)をめざして打ち綱をよじ登ります。 先を競うものではなく,淡々と男たちが登っていきます。 直下からの見物は,首が疲れるので,少し離れたところからがお勧めです。 |
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奇祭・裸まいりの起こり その昔,疫病(伝染病)が流行して,村人たちが困り果てていた時,「前を流れる只見川の龍宮から宝珠の玉を奪い,菩薩様に献上せよ。」とのお告げがありました。 弥生姫は苦労の末,玉を手に入れお供えすると,たちまちのうちに疫病は治まったそうです。 |
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ところが,龍神が玉を奪い返しにやって来ます。 村人たちは渡してなるものかと一致団結し,下帯ひとつの裸になって,寺に集まり大声で騒ぎました。 すると,龍神はその勢いに押され,あきらめて退散しました。 このような伝説に基づき,寺院創建の頃から休むことなく続けられています。 今では,福島十大祭りのひとつになっています。 |
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参加している男たちの中には,裸の体に「○○祈願」「○校合格」などと大書している人もいます。 無事に,鰐口にたどり着く事ができると,一年間,病気をせず健康に過ごせるといわれています。 |
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地元の人でなくても参加することができます。 参加してみたい方は,下記に問い合わせてみてください。 他からの参加者は,町民センターや旅館で,下帯に着替えることができます。 参加者には祭りの名入り手拭と牛王(ごおう)の矢が授けられる。 寒さに強い方,腕力に自信にある方はどうぞ。 |
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問い合わせ: 柳津町役場 0241-42-2111 柳津観光協会 0241-42-2346 町民センター 0241-42-2302 宿泊は,柳津温泉「内田屋」「あづまや」が一番近いです。 「イワナ雑記」メニューに戻る |