41.昭和村見聞記(23)2006年冬〔1月9日〕
221.綱木渓谷

 今年も,冬の昭和村が見たくて,出かけました。
 各地で,大雪の被害が伝えられる今年の冬。
 昭和村の風景も,雪の少なかった去年とはずいぶん違った景色です。
 野尻川は,全く人を寄せ付けない山水画の世界でした。

222.白沢の橋

 この辺りは,白沢の橋があるはずです。
 背丈より高い雪の壁ができていて,欄干も全く見えません。
 国道400号線は,防音壁に囲まれた高速道路のようで,車窓からは周りの景色が見えません。
 除雪車が,きれいに雪の壁を作っています。

223.松山の辺り

 スノーシェッドの隙間から,松山の集落が見えました。
 雪は,全ての物音を吸い込んでいるようで,村中が静まりかえっていました。
 喧噪の中に暮らしている者にとって,心休まる時間です。
 雪下ろしの苦労を考えたら,心休まるなんてことを言うのはいけないことですが。
224.いこいの湯

 昭和温泉「いこいの湯」も,雪の中。
 温泉で暖まっていこうと思いましたが,今日は生憎「成人の日」です。
 日曜,祝祭日はお休みなので,残念でした。
225.運動公園の辺り

 運動公園に行く橋の上から見た野尻川です。
 何だか川の水も凍りそうに見えます。
 雪も断続的に降っています。
 日本海側特有の天気です。
 天気予報も新潟の予報を参考にすると聞きましたが,冬の昭和村を見るとまさしく日本海側だと頷いてしまいます。

226.昭和中学校入り口

 昭和中学校入り口の橋から見た野尻川の流れです。
 中島屋旅館の裏の辺り。
 静かに川は流れていました。
 見慣れた夏の野尻川とは,全く違う風景です。

227.中島屋旅館

 釣りの定宿「中島屋旅館」。
 おじちゃんも,おばちゃんも元気でした。
 おじちゃんは,「昭和の雪は,まだまだこんなモンじゃない。12月は練習で,これからが本番だ。」と言っていました。
 美味しいお茶をごちそうになりました。
228.郵便局の辺り

 雪国では,太陽熱で雪が融けない北側の屋根に,雪が積もらないよう傾斜をきつくしている家屋が多く見られます。
 ところがあまり雪が多いと,斜度のある屋根にも雪が積もってしまうらしく,そうなると雪下ろしもできずお手上げです。
 お年寄りの多い昭和村では,雪下ろしもさぞ大変なことと思います。

 
229.消雪パイプ

 国道は集落のあるところでは,消雪パイプが設置されています。
 雪がないのはよいのですが,何だか道路全体が水浸しです。
 どちらにしても,歩くには辛そうです。

 
230.舟鼻峠

 下郷への道は,バッチリ除雪されいてました。
 除雪車が作った雪の壁は,優に2メートルを超えていました。
 下郷へ抜けるとそこには,太平洋側のお日様がありました。

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