39.昭和村見聞記(21)2005年版
201.雪の昭和村

 今年の昭和村訪問は,1月から始まった。
 一度,冬の昭和村に行ってみたくて,やっと念願が叶った今年の冬。
 雪景色に感動しました。
 中島屋のおじちゃんは,「昭和の雪はこんなモンじゃない。まだまだだ。」と言いました。このあと雪は激しくなり,一日遅かったら帰れなくなるところでした。
202.三島屋のラーメン

 旅館中島屋さんの斜め向かいにある食堂「三島屋」さん。
 450円のラーメンがとても美味しい。
 きっと他にも美味しいものがあるんだろうけど,昭和村の昼食は,決まってこのラーメンだ。
 喜多方風の太麺にあっさり醤油スープ。
 釣りのあとは,このラーメンに限ります。
203.気多神社

 小中津川地区宮原地内に祀られています。
 門前の赤い鳥居が立派です。
 夏のある日,中島屋さんで自転車を借りて立ち寄ってみました。
 本殿横に舞台があって,その改修のこけら落としに檜枝岐歌舞伎が上演されたこともあるそうです。
 ちょっとした歴史散歩です。
204.石灯籠

 気多神社にある古い石灯籠です。
 信州高遠石工による1730年の作品だそうです。
 村の有形文化財に指定されています。
 
 
205.矢ノ原清水

 気多神社にある矢ノ原清水。
 ここから3キロ奥の矢ノ原高原の岩の割れ目からこんこんと湧き出ている清水を,集落まで引いたものらしいのですが,行ったときは水が涸れていました。
 立派な案内板もあるのですが,どうしたことでしょう。
206.モダシ

 昭和村の秋の味覚といえば,キノコ。
 なかなか名前が覚えられないので,中島屋さんでいただくときは,「これなんて言うの?」と聞きながら食べている。
 このキノコはモダシと言うそうで,あとで調べたら,ナラタケの地方名らしい。
 ただ,モダシというのは,○○モダシといういろいろなキノコがあるので実のところ何を食べているのかはわからない。
 毒キノコでないことは確かだ。
207.ミズ

 ウワバミソウのむかごです。
 ぬめりがあって美味しいけど,小粒なだけに食べる分だけ採るのは手間が掛かります。
 茎も,葉も,むかごもおいしいウワバミソウはとても重宝な山菜です。
208.ホウキタケ

 釣りをしていると,よく似た毒のあるホウキタケは見かけますが,本物は,まだ見たことがありません。
 柄の形状や色から,毒のあるハナホウキタケやキホウキタケと見間違うことはないのですが,なぜか毒キノコの方が遭遇する確率が高いようです。
 未だ出会ったことがありません。
209.カノシタ

 傘の裏側に密生したひだひだが鹿の舌に似ていることから「鹿の舌(カノシタ)」と呼ばれるそうです。
 フランス料理では,ピエ・ド・ムトンというキノコとして使われるそうです。
 フランス料理は食べたことありませんが,それにしても美味しいキノコです。
210.天然舞茸と酒井豆腐

 昭和村の味覚のシメは,天然舞茸と酒井豆腐店のお豆腐です。
 天然舞茸は栽培物と全く香りが違います。
 そして固くて味の濃い地元の豆腐。
 昭和村の最強コンビです。
 今年も中島屋旅館で十分堪能させていただきました。


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