30.会津の風景(8)温泉編5
洲走の湯

 昭和の初めに建てられたという,趣のある一軒宿。
 周囲に人家はなく,田園の中にぽつんとたたずむ鉱泉宿です。
 夏に立ち寄ったときは,浴室の工事で入浴できず,とても残念でした。
 再び訪れた洲走の湯は,雪の中で温かく迎えてくれました。
 ここには,古き良き日本が健在です。

所在地:会津坂下町。会津坂下インターより国道49号を新潟方面に少し行き,右折し,案内板の通りに行けばわかる。インターからは,車5分ほど。
電話:0242−85−2658
日帰り料金:350円
泉質:アルカリ性硫黄泉。13℃。浴用加熱。つるつるした無色透明のお湯。あまり特徴はありません。
浴槽:広めの男女別内湯。脱衣所と浴室は新しくしたばかりでとてもきれい。
(2005年1月7日入湯)
柳津温泉「運動公園温泉施設」

 ログハウス風の館内は,新しくてきれいです。
 丘の上の斜面に建てられた小さな日帰り温泉施設です。
 1階は,休憩室になっていて,地階が浴室になっています。
 運動公園のそばなので,運動の後に汗を流すのにはいいけれど,温泉好きにはお勧めのできない循環湯です。
 
所在地:柳津町。温泉街から少し離れた高台にある。運動公園に隣接。
電話:
0241−42−2007
日帰り料金:310円
泉質:ナトリウム塩化物泉。46.8℃。特徴のない透明なお湯。
源泉名:柳の湯源泉
浴槽:広いタイル張りの男女別内湯。循環湯で塩素臭がきつい。プールのよう。
(2005年1月7日入湯)
宮下温泉「ふるさと荘」

 とってもお勧めの公共の宿です。公共の宿というと,たいていお勧めできませんが,ここは超穴場です。
 なんといっても,自噴の温泉が掛け流しなのです。
 ただ,湯温が熱すぎて加水しないと入れないのは残念ですが。
 冷暖房完備で,部屋もきれい。食事も地の物をきちんと出して,1泊2食付き7000円でおつりがきます。

 
所在地:三島町。会津宮下駅から,国道400号線を西会津方面へ向かい,只見川の橋を渡ってすぐ。
電話:0241−52−2049
日帰り料金:400円
泉質:ナトリウム−塩化物・硫酸塩・炭酸泉。55℃。微かに茶褐色の透明なお湯。自噴泉のためかなり熱い。
源泉名:赤谷源泉
浴槽:5〜6人は入れる扇形の男女別内湯。
(2005年1月7日入湯)
宮下温泉「ひだまり」

 公営の福祉施設の温泉です。
 新しくてとてもきれいです。
 どこにも立ち寄り温泉の看板がないので気づきませんが,泉質のいい温泉です。
 同じ宮下温泉でも「ふるさと荘」や「桐の里倶楽部」とは泉質が異なり,「栄光館」に近い濁り湯です。
 お年寄りの方がたくさん来ていて,もっとゆっくり入っていきなさいと声をかけられました。
 「ふるさと荘」宿泊者は無料で入れます。

所在地:三島町。会津宮下駅から,国道400号線を西会津方面へ向かい,只見川の橋を渡る手前。
電話:
0241−52−2913
日帰り料金:400円
泉質:炭酸水素塩泉。クリーム色に濁った,鉄くさいお湯。65℃。かなり熱い。
源泉名:宮下第2源泉
浴槽:男女別内湯。浴室内の柱が邪魔。窓が大きく只見川の眺めがよい。
(2005年1月8日入湯)
夢の湯

 日帰りが中心のようですが,宿泊もできます。
 いかにも手作りといった感じの露天風呂がいいのですが,冬は寒いのでやっていないそうです。
 微かに硫黄臭のする源泉がもったいないくらい大量に出ています。個人的にはとても好きな泉質です。
 内湯と露天風呂が離れているのが欠点です。一度着替えないと両方入ることはできません。裸で大広間の前の廊下を歩ける人は別ですが。

 
所在地:田島町。国道352号線沿いでわかりやすい。。会津高原駅から,舘岩村方面に向かいすぐ。
電話:0241−66−3131
日帰り料金:500円
泉質:単純泉。43℃。微かに硫黄臭のする透明のお湯。毎分400リットルのお湯が掛け流し。
源泉名:夢の湯源泉
浴槽:窓の大きなタイル張りの男女別内湯と,ワイルドな感じの男女別露天岩風呂。
(2005年1月9日入湯)


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