26.会津の風景(6)温泉編3
滝沢温泉「松の湯」

 民宿宿の温泉です。
 日帰り料金はたったの100円で,共同浴場の協力金より安いです。
 お湯は,只見川沿いによく見られる湯倉,早戸,中川などと同系統のお湯と思われます。
 庭には,温泉の成分が岩のように固まっていて豊富なお湯が噴き出しています。
 以前,ここから川口よりにあった共同浴場は,現在使われていないようです。そういう意味でも貴重な存在です。
所在地:金山町滝沢。国道252線を少し入った石材店の隣。
電話:0241−43−2014
日帰り料金:100円
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉51.8℃。黄土色に濁った,鉄くさいお湯。
源泉名:松の湯源泉
浴槽:広めの男女別内湯。
(2004年8月24日入湯)
大塩温泉「共同浴場」

 玄関を入ると,洋間と座敷の休憩所がある設備の整った共同浴場です。
 階段を下りていくと,只見川沿いに浴室があります。
 名前の通り塩分の多い温泉です。ぬるいお湯なのでのんびり長湯が気持ちいいです。
 すぐ近くには,5月上旬だけ湧き出す幻の露天風呂があります。
 好みの泉質なので,釣り場からはちょっと遠いのですが,つい通ってしまう温泉です。
所在地:金山町。国道252号線沿い,岩崎屋旅館の前を只見川方向に入る。
日帰り料金:協力金200円
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉38.0℃。やや白く濁った,とてもしょっぱいお湯。金属臭有り。気泡が多い。
源泉名:第4源泉
浴槽:コンクリートの男女別内湯。
(2004年8月24日入湯)
宮下温泉「桐の里倶楽部」

 ペンションのような佇まいの日帰り入浴施設です。
 1階が食堂になっていて,地階に浴室,休憩室があります。
 交通量の少ない国道400号線に面しているので,とても静かでのんびりできます。
 只見川に面した浴室は,窓が広く開放感があり気持ちがいいです。
所在地:三島町。国道252線から,会津宮下駅の方に下り,只見川の橋を渡った国道400号線沿い。
電話:0241−52−2829
日帰り料金:400円
泉質:塩化物泉55℃。黄色がかった鉄くさいお湯。同じ宮下温泉でも,「栄光館」とは泉質が違う。
源泉名:赤谷源泉
浴槽:広めのタイル張り男女別内湯。
(2004年8月25日入湯)
柳津温泉「つきみが丘町民センター」

 町営の宿泊施設です。
 かつて柳津温泉は,遠く離れた西山温泉から引湯していたそうですが,現在では圓蔵寺が中心となって掘削した温泉が配湯されています。
 浴室の窓は大きく,開放感があります。
 只見川を眼下に眺め,景色のよい浴室です。
 只見川沿いでは一番の観光地で,人通りも多く賑やかな温泉地です。
所在地:柳津町。温泉街からは離れているが,案内板が多く迷うことはない。
電話:0241−42−2302
日帰り料金:310円
泉質:ナトリウム-塩化泉46.8℃。少し黄色がかったしょっぱいお湯。残念ながら循環湯のようだ。只見川沿いでは,個性のないさっぱりしたお湯だ。
源泉名:柳の湯源泉
浴槽:広めの男女別内湯。
(2004年8月25日入湯)
中川温泉「老人福祉センターゆうゆう館」

 ここに温泉があることを知っている人は少ないです。
 なぜかというとどこにも案内表示がありません。窓口にも書いていないので,最初聞くときは勇気がいりました。
 ちなみに,近くにかつて沼沢温泉の旅館があったのですが,廃業してしまったようです。とても残念です。
 もっと早く気がついて入っておけばよかったと後悔しています。
所在地:金山町。国道252線を挟み,会津中川駅の向かい側に少し入りすぐ。
日帰り料金:300円
泉質:硫酸塩泉44.5℃。薄茶色に濁った,鉄くさいお湯。循環湯とのことだが,成分はとても濃く,タイルが土色になっている。熱さは半端ではない。
浴槽:男女別内湯。写真の女湯は男湯の3分の1程度の広さで狭い。
(2004年8月25日入湯)


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