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061 ニジマス 野尻川の本流で釣りをしていると,思わぬ大物がかかってびっくりすることがある。 釣り上げてみるとそれはニジマスで,大いにがっかりする。 毎年9月に釣り大会があり,その釣れ残りがかかるのだ。 |
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062 白森清水 舟鼻峠に白森清水という湧き水がある。 国道沿いなので,ペットボトルなどに水を汲んでいる人をよく見かける。 あるとき地元の人に聞いたのだが,ここはあまり水質がよくないと言う。 飲み過ぎると下痢をするといっていた。 お奨めは,代官清水だそうだ。 |
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063 鮭フライ あるとき,中島屋旅館の夕食で,サーモンピンクのフライが出た。 宿のおばちゃんが,「これなんだと思う?」と言うので,「変な鮭フライですね。」と答えた。 するとおばちゃんは,「マスに似ているのでマスタケというきのこです。」と教えてくれた。 |
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064 マスタケ ある沢の源流部で大量のマスタケを見つけた。 そこまで行くには,小1時間歩かなければならない。 しかも,その沢は全く釣れない沢だった。 きのこは採りたいけれど,魚影のない沢を延々歩くのも辛いものだ。 1度だけの入渓なので,今はどうなっているかわからないが,行ってみる勇気はない。 |
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065 虻の免疫 8月に沢にはいると,虻の大群に襲われて釣りどころではなくなってしまうことが多い。 最初に虻に刺されたときは,指先を刺されただけなのに,手全体がグローブのように腫れあがってしまった。 宿のおじちゃんは,都会の人は免疫がないから腫れるのだという。地元の人は,腫れないという。 確かに何度か被害に遭ううちに,腫れなくなった。 |
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066 コイ 野尻川でコイを釣ったことがある。 渓流魚のアタリではなかったので変だなと思ったのだが,大きなコイだった。 池で飼っているコイが逃げたのだろう。 錦鯉が泳いでいるのを見たこともある。 渓流釣りでコイを見るとがっかりする。 |
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067 カスミソウ 昭和村の農業生産額の内訳を見ると,花の生産額が全体の半分以上を占めている。 とりわけ,カスミソウの栽培が盛んだ。 雪の結晶のような可憐な花は,雪深い昭和村にぴったりだ。 |
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068 冷湖の霊泉 玉川の上流に冷湖の霊泉という,清水がある。 この清水は,その昔,干ばつに苦しむ村人たちのために,天狗が恵んでくれたという伝説がある。 土用の丑の日に,この水を汲み無病息災を念じる風習が今でもあるという。 |
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069 番犬 中島屋旅館の裏を野尻川が流れている。 旅館のおばちゃんによれば,ここを釣り人が通ると,隣の家の飼い犬が吠えるので,今日は何人釣り人が通ったかがわかるという。 今は,旅館の裏は土砂で埋まりポイントはなくなってしまい,釣り人も通らなくなった。 犬も死んでしまったのか,今は見かけなくなった。 |
070 鮎釣り かつて,中島屋旅館の裏では,大きな鮎がたくさん釣れたという。 近年は,せっかく放流した鮎も大水で流されてしまうことが多いらしく,不漁が続いているという。 そういえば,鮎釣りをする釣り人の姿もだんだん見かけなくなってきた。 |