No.411 春の雪

4月,春だというのに昭和村は雪でした。
せっかく冬に積もった雪が融けてきて,春を迎えようととしているところに降りました。
風も強く,朝の気温は氷点下でした。
関東では,Tシャツ1枚の日もあるというのに。
ダウンジャケットがないと,いられません。
春はまだまだ遠い昭和村です。

No.412 やまか食堂

昭和村の中心にあるソースカツ丼で知られたやまか食堂。
実は,手打ちのラーメンもお勧めです。
消費税が8%になったせいでしょうか。値上がりしていました。
ラーメン(500円),タンメン(600円),チャーシューメン(650円),ソースカツ丼(800円),カツ丼(800円),カレーや各種定食もあります。
店内には,炬燵とストーブがあって,まだまだ寒い昭和村です。

No.413 野尻川

中島屋旅館の裏を流れる野尻川です。
またまた河川改修工事のようです。
洪水を防ぐという趣旨は分かりますが,自然も破壊されます。
かつて中島屋の裏は,川岸にアシが繁り,岩場で水深が3メートルはあろうかという淵になっていました。
魚もたくさんいました。
それが真っ平らな瀬になってしまい,魚は棲みにくそうです。

No.414 会津の馬刺し

会津と言えば馬刺しです。
でも,中島屋では普段は馬刺しは出ません。
私が馬刺し好きと言ったらば,たまに出してくれるようになりました。
なんでも,中島屋のおばちゃんは,昔,家で馬を飼っていたそうで,あの優しい馬の目を見ると,とても食べられないと言っていました。
そんなわけで,会津であっても中島屋では馬刺しは出ないのです。

No.415 フキノトウの天麩羅

昭和村は雪の中。フキノトウもまだ出ません。
この日のために,中島屋では,雪の中からフキノトウを採ってきてくれたそうです。
毎年出る場所は決まっているので,見当を付けてスコップで掘ってきたそうです。
そうまでしてもてなしてくれる中島屋旅館に感謝します。
春の香りを十分堪能しました。

No.416 ムラサキシメジの油炒め

ムラサキシメジは,カサの大きさが4〜12センチほどで,色は美しい淡紫色から紫色です。
食用キノコですが生で食べると中毒を起こす事があるそうで,汁物や煮物にすることが多いそうです。
火を通すと,綺麗な紫色は黄土色に変わりますが,歯ごたえがあり,土臭いようなほろ苦さがとても素朴なキノコです。

No.417 アミタケおろし和え

アミタケは主にアカマツ,クロマツなどのマツ林の地上に群生します。
色は白色〜淡い黄褐色で茹でると鮮やかな紫色に変化します。
心地よいぬめりがあり,とても歯ざわりが良く,大根おろしにとても合います。
笠の裏がアミアミになっていることから「アミタケ」というそうです。
中島屋では,定番のキノコです。


No.418 ムキタケと豆腐の汁物

ムキタケは,ナメコより若干遅い晩秋のキノコです。
傘の表面に短毛が密生していて舌触りが悪いので,皮をむいて食べることから「ムキタケ」と名付けられたそうです。
ブナ,ミズナラを主体に色々な広葉樹の枯幹,倒木,伐根に重なり合って群生します。
とてもなめらかで,ツルリとした舌触りは独特の美味しさです。
今回のキノコ3品,それぞれ食感が違って楽しめました。

No.419 禁漁

野尻川,まさかの禁漁です。
『野尻川漁協としましては、県内水面の指導の下、早期解禁に向け特別採捕許承認を受け、イワナを重点にモニタリングを実施、放射性セシウムが食品衛生法の基準値(一キロ当たり100ベクレル)以下であったため、県に解除の申請を行いました。県では「本名ダム下流片門までの支流を含む」が自主規制区域であり、野尻川だけの解除はできない。只見川本流・支流のモニタリング結果を踏まえて国に申請するとの意見でありました。県は7月に国へ解除の打診を行い、只見川本流・支流の検体数の追加提出を求められ、10月に2回目の打診をしたところ、野尻川を含む12月以降の検体提出を求められた旨の報告がありました。当漁協としましては、冬場の釣りは危険を伴い検体を提出できず、本年も雑魚漁に関しまして禁漁となりますのでお知らせいたします。』とのことでした。
No.420 リニューアルしらかば荘

しらかば荘は,工事中でした。
新しらかば荘は,7月26日にリニューアルオープンするそうです。
温度の違う2つの浴槽と露天風呂があるそうです。
掛け流しなのか循環なのか気になるところです。
完成が楽しみです。
激熱掛け流しの旧しらかば荘は,新館完成後に解体するそうで淋しいです。

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107.昭和村見聞記(43)2014年4月5日の昭和村