高湯温泉は,蔵王高湯,白布高湯と並ぶ奥州三高湯のひとつ,吾妻山麓に湧く古くからの湯治場です。 「吾妻屋」は,明治元年創業の歴史のある老舗旅館です。 部屋数10に対して,浴室が8つもある温泉ファンには何とも贅沢な旅館です。 |
|
斎藤茂吉も宿泊したことがあるそうで,ロビーには,斎藤茂吉の書や,勝海舟,伊藤博文など歴史上の有名人の美術品が多数展示されています。 ロビーでは,無料のコーヒーを飲みながらゆっくりくつろぐこともできます。 |
|
露天風呂は,裏山に2カ所あります。 こちらは,「風楽」。女湯,男湯,家族風呂が並んでいます。 |
|
「風楽」の男湯です。 こぢんまりとした木のお風呂です。 木の塀で視界が遮られているのが少し残念ですが,乳白色の成分の濃い硫黄泉がとてもいいです。 |
|
さらに裏山を登っていくと,露天風呂「山翠」があります。 温泉街の賑やかさもなく,静かな時間を過ごすことができます。 |
|
露天風呂「山翠」は,男女別の露天風呂です。 「風楽」より湯船も広く開放感があります。 視界も開けていて,これぞ露天風呂の醍醐味と言ったところでしょうか。 |
|
「山翠」の男湯です。 広々とした岩風呂です。 |
|
こちらは内湯の男湯です。 風情のある木のお風呂です。 源泉名(湯花沢3番)酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉。49.6℃。 湯の花が泥のように堆積していました。 |
|
こちらは小さな家族風呂の内湯です。 とにかくお風呂の多い旅館です。 女将さんは,笑顔で親切。子供にはおもちゃをくれたり,至れり尽くせりの旅館です。 部屋の鍵も2つ有り,2人同時にお風呂に行っても困ることはありません。 部屋は最近改装したらしくきれいで,10畳の広い部屋でした。洗面,トイレ付き。 |
|
食事は部屋食です。 鮎の塩焼き,刺身,かも鍋,ネマガリタケ,煮物,酢の物など,10品。 特徴はありませんが,どれも美味しくいただきました。 |
|
朝食は,湯豆腐,温泉玉子などです。 全体的に上品な味付けで,おいしかったです。 2日間,ほとんど他のお客さんと顔を合わせることもなく,のんびり過ごすことができました。 |
|
福島県福島市町庭坂字高湯33 024−591−1121 「日本秘湯を守る会」会員の宿 平日1泊2食12000円。安いと思います。 ある程度設備の整った温泉旅館に泊まりたい方にはお勧めの旅館です。 「温泉案内」メニューに戻る |