積善館の概要 四万温泉の四万川と新湯川の合流近くにある歴史ある温泉宿です。 建物は,本館(和室26室,元禄の湯,岩風呂),山荘(桃山様式和室12室,小宴会場,山荘の湯),佳松亭(和室16室,ロビー,ラウンジ,大宴会場,杜の湯)の3つがあります。 温泉は,源泉温度が高いため,水に沈めたパイプを使って適温にしているそうです。加水していないよい温泉の使い方です。もちろん,掛け流しです。 |
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歴史 元禄4年,当主の関善兵衛氏が湯場を造ったことに始まる歴史ある温泉旅館です。本館のフロント横には,歴史を伝える品々が展示されています。 温泉は,もともと新湯川の川底から湧出し,川水と混ざり適温となっていたそうです。 歴史的な建造物を維持していくことは大変なことと思いますが,ずっと残していって欲しい温泉旅館です。 |
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客室(本館)イー23号室 かなり老朽化が見られる本館客室ですが,必要なものは揃っています。 広さは,畳7畳半です。暖房は,炬燵とヒーターがあります。ヒーターのモーター音がうるさかったです。空の冷蔵庫は,持ち込み自由とのことでした。(ビールを大量持ち込み)。テレビ,洗面台はありますが,トイレは共同になっています。 布団は自分で敷くことになっています。 |
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元禄の湯 男女別の浴室は,それぞれ浴槽が5つあります。国の文化財に指定されている趣のある浴室です。 脱衣所が浴室内にあり,浴槽を見下ろす造りになっています。蒸し風呂も2つあります。 源泉(明治の湯)は,深めの浴槽の底から豊富に湧き出しており,とても気持ちがよいです。 |
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岩風呂 本館にある混浴の浴室です。 脱衣所は別ですが,浴室は1つです。 浴槽は岩で2つに分けられていますが,目隠しにはなりません。 1階の低い位置にあり,開放感がなく薄暗い印象です。 女性が入ってきたので,すぐに引き上げました。 なお,20:30〜21:30は女性専用タイムになっています。 |
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山荘の湯 山荘にある家族貸し切り浴室。 タイル張りで2人程度が入れる浴槽が2つある。 2カ所あり,それぞれ使用中の札を掛け,自由に利用できる。 脱衣所にはベビーベットもあり,赤ちゃんのいる家族には便利です。ただ,源泉は熱いので赤ちゃんが入るには加水が必要だと思います。 |
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杜の湯 佳松亭にある,もっとも設備の整った浴室です。内湯と露天風呂があり,部屋数からすると十分すぎる広さがあります。ゆったりと温泉を楽しむことができます。 冬のためか,泉温はややぬるめでした。 |
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建物 写真は,本館から山荘へ続くトンネルです。 山の斜面にある広大な敷地は,本館,山荘,佳松亭の3つの建物が通路とエレベーターで繋がっています。 四万川沿いの本館は元禄4年から続く現存する日本最古の湯宿建築です。(群馬県重要文化財) 山荘は,昭和11年建築の桃山様式で,国の登録文化財に指定されています。 もっとも高台にある佳松亭は昭和61年にできた設備の整った高級旅館です。 |
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本館の夕食 夕食は,お弁当スタイルの6皿。鶏の唐揚げ,ブリ照り焼き,煮しめ,ヤマクラゲ,サーモンタタキ,氷頭ナマス。以上にご飯とみそ汁が付く。 一般的な温泉旅館からしたら,少な目な量だろうが宿泊料金を考えれば,十分なご馳走である。 ご飯とみそ汁はお代わり別料金。 大広間でいただくが,部屋への持ち込みもできるようだ。 熱燗を追加すると,ワンカップであった。(200円)正味一合なのでとっくりより有り難い。 生ビールは735円。 |
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本館の朝食 焼き海苔,めかぶ,煮豆,くらげ,わさび漬け,焼きシャケ,沢庵,オレンジ,蒲鉾,昆布巻き,ハスと,種類は豊富です。定番の温泉玉子や納豆はありませんが十分です。 本館の宿泊料:1泊2食付き7500円(税込み) 住所:377−0601 群馬県吾妻郡中之条町四万温泉 電話:0279−64−2101 HP:四万温泉「積善館」 「温泉案内」メニューに戻る |