1月に続いてまたしても,福島の温泉一人旅に出かけました。 今回の目的地は,二岐温泉です。 牛久阿見ICから高速道路に乗り,白河ICまで,あっという間に着きました。 高速道路が整備されて便利になりましたが,旅が味気なくなった気がします。 出発した頃は大雨でしたが,何とか雨もあがりました。 画像は羽鳥湖です。完全氷結していないため,今年のワカサギ釣りは禁止だそうです。 |
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羽鳥湖を過ぎて,やって来たのは岩瀬湯本温泉。 旧道沿いに数件の温泉宿が寄り添っています。国道はこの区間だけバイパスがあるので,時代に取り残されたような集落です。 人通りもほとんどなく,ひっそりと眠っているような町並みに郷愁を感じます。 聞こえてくるのは,屋根から落ちる雪解け水の音ぐらいです。 |
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何軒かの温泉宿の中から,藁葺き屋根がひときわ立派な「湯口屋」に立ち寄りました。 玄関を開けると,磨き上げられた立派な階段に圧倒されます。 浴室は,玄関の左右に男湯と女湯に分かれています。 浴槽は3m四方ほどの大きさです。 微かに硫黄臭のするとろりとしたお湯が,冷えた身体に心地よかったです。 ずいぶん長湯をしてしまいました。 いつの日か宿泊したい温泉宿でした。 |
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岩瀬湯本温泉「源泉亭湯口屋」 岩瀬郡天栄村岩瀬湯本温泉 TEL(0248)84-2001 立寄り時間 8時〜20時/500円 含塩化土類食塩泉 49.0℃ pH=6.5 湯口屋HP |
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湯口屋の前に,地元専用の共同湯がありました。周囲の風景に不似合いなぐらい新しい建物です。その横には足湯もあります。 この共同浴場を中心に「湯口屋」「本家星野屋」「分家」「かどや」の4軒の温泉宿が寄り添っています。 岩瀬湯本温泉は,国道沿いにも何軒かの宿があるようです。 どこかで昼食をと思いましたが,食堂らしきお店はありません。雑貨屋が1軒あるだけの小さな集落です。 |
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岩瀬湯本温泉を後にして,目的地二岐温泉に向かいます。二岐温泉までは,車で10分ほどです。 今夜の宿で飲むビールを買おうと思ったのですが,二岐温泉には商店がありませんでした。 しかたなく,岩瀬湯本温泉まで引き返し,ビールを大量に購入しました。 それでもまだ時間があるので,日帰りの湯小屋旅館に立ち寄ろうと思ったのですが,営業していませんでした。 |
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まだ1時前です。 チェックインにはだいぶ早いのですが,今夜の宿「柏屋旅館」にお願いしてみると,快くOKしてくれました。 さっそく,柏屋旅館名物の足もと湧出天然岩風呂に入りました。 渓流沿いの素晴らしい温泉です。 佇まいは,会津の木賊温泉によく似ています。宿の方にその話をすると,よく言われると言っていました。 柏屋旅館HP |
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温泉は,その他に内湯,川向こうの露天風呂の3カ所もあります。 まさに温泉三昧です。 湯量も豊富で,熱めのお湯は,私の好みです。 温泉に入れば,後はビール。 サッカーをテレビ観戦しながら,あっという間に500ml缶5本を空けてしまいました。PK戦ながらアントラーズの勝利に一人盛り上がってしまいました。 東北の秘湯でサッカー観戦。国立競技場に行くより,ずっといいです。(テレビは小さかったですが・・・) |
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夕食も部屋食でのんびりできました。 熱燗のサービスがあり,ついつい日本酒も追加してしまいました。 イワナの塩焼き,馬刺し,山菜,鴨鍋など食べきれない量でした。 とても美味しかったです。 外を見れば,満月が。 月見,雪見の露天風呂とは贅沢です。 温泉は何度も入りましたが,他の宿泊客と一緒になることもなく,のんびり温泉に浸かれて最高でした。 |
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次の朝,目を覚ますと外は雪でした。 帰り道は雪道走行で気を遣いました。 岩瀬湯本温泉の「分家」に立ち寄って帰りたかったのですが,家に電話すると,娘が早く帰ってこいと言うので,真っ直ぐ帰宅することにしました。(二岐温泉は,携帯電話は圏外です。電話代がずいぶんかかってしまいました。) 「ちょっとお出かけ」メニューに戻る |