91.那須湯本(2009年10月10日〜11日 1泊2日)

 釣りシーズンも終わり,温泉巡りの季節になりました。
 新しい車を買ったので,友人とちょっと那須湯本まで出かけてみました。
 新車の走りはなかなか気持ちがよいものです。
 今回の目的は,温泉とビールなので,特に観光はありません。
 それでも那須には早く着きすぎたので,殺生石などをぶらぶらし,湯本で時間を潰しました。
 那須岳方面は渋滞です。とても先に進む気にはなれません。

 チェックインまではまだまだ時間があります。
 それではどこか日帰り入浴でもと,見つけたのがとても空いている老松温泉「喜楽旅館」です。
 賑やかな通りの対岸にあり,表通りの喧噪がウソのような別世界です。
 未舗装道路の行き止まり,谷川にへばり付くように建っている古めかしい温泉宿です。
 母屋で500円の入浴料を払って,木造の階段を下りていきます。

 男女別の浴室は,木の浴室が2つ。白濁したとてもやわらかな硫黄泉です。
 鹿の湯とは源泉が違うそうで,優しい肌触りに感じました。
 お湯は温めなので,長湯をしても大丈夫です。のんびり時間が過ぎてゆきます。
 とても幸せな時間です。

 さて,温泉に浸かれば,あとはビールです。
 今夜の宿,那須湯本温泉「千歳屋」さんのチェックインタイムはまだまだですが,無理を言って早めにチェックインさせてもらいました。
 車を降りてしまえば,あとはビール飲み放題です。
 取りあえず1本,ビールを注文するとスーパードライでした。スーパードライは,あまり好きではありませんが,湯上がりの1杯は,格別です。

 今回は,クーラーボックスにビールを満タン持参しています。
 最近気に入っている沼津の地ビール「ベアードビール」の大瓶を5本持ってきました。
 この醸造所はいろいろなフレーバーのエールビールを造っています。
 千歳屋の内湯にも浸かり,温泉とビールの至福の時間は過ぎてゆきました。

 旅館の裏手には,河原の湯共同浴場があります。
 この共同浴場は,地元専用の温泉ですが,宿泊者は入ることができるそうです。
 泉質は,千歳屋さんと同じ,鹿の湯・行人の湯混合源泉です。

 宿で共同浴場専用の鍵を貸してもらい,河原の湯共同浴場に行ってみました。
 かなり酔っぱらってきましたが,熱めのお湯が気持ちよかったです。
 夕方にしてはけっこう混んでいました。
 もうひとつ,滝之湯共同浴場がありますが,酔っているので限界です。

 写真は,河原の湯共同浴場です。
 ビールもなくなったので,近くの酒屋で買い足しました。
 しばらくすると夕食になり,熱燗も追加しました。
 夕食を酒の肴に飲み続け,途中温泉にも入りましたが,結局6時間以上飲み続けています。
 いよいよビールもなくなり,酩酊状態になってきたので9時過ぎに死んだように眠りました。

 写真は千歳屋の内湯です。
 朝風呂も気持ちがよかったです。
 昨夜のアルコールが抜けていくようです。
 ただ,源泉温度はかなり熱く,よく混ぜないと熱くて入れません。危うく火傷するところでした。
 5回も温泉に入ったので,全身に硫黄臭が染みこんでしまいました。

 2日目の朝は,那須湯本を散歩です。
 表通りは早くも渋滞です。
 写真は,那須地方だけでなく,全国の民芸品を展示販売している「みちのく」というお店です。
 向かい側には足湯がありました。
 

 温泉神社の入り口にも,足湯がありました。
 鹿の彫刻がある鹿の湯です。あちらこちらで,もったいないぐらい温泉が流れています。
 温泉街は,通り沿いが旅館,裏通りが民宿街になっています。街が小さく固まっているので,散歩するにはちょうどよいです。
 

 鹿の湯は,とても混んでいました。
 駐車場もいっぱいです。
 3連休のため,普段より旅行者が多いみたいです。
 帰りの渋滞も気になるので,宿をチェックアウトすると,そのままどこへも寄らず,真っ直ぐ茨城に帰ってきました。
 温泉三昧,ビール三昧,なかなかよい旅でした。

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