64.鳴子温泉郷(2006年10月21日〜22日)パート1
土・日きっぷの旅

 JR東日本の「土・日きっぷ」を持って,温泉巡りの旅に出ました。
 目的地は宮城県鳴子温泉郷です。
 上野駅から東北新幹線に乗り,缶ビール3本飲んでいるうちに,あっという間に古川駅に着きました。
 
鳴子御殿湯駅

 陸羽東線に乗り換えて,鳴子御殿湯駅で下りました。
 皆さん目的は鳴子温泉らしく,満員の列車から降りたのは私たちだけでした。
 鳴子御殿湯駅周辺は東鳴子温泉といって,温泉宿が点在しているのですが,人通りも少なく,とてもひっそりしていました。
東鳴子温泉MAP
馬場温泉

 さっそく温泉街を抜け,国道沿いの馬場温泉に立ち寄りました。
 新築のきれいな宿泊棟とは別に,湯小屋があります。
 農家の庭先といった感じで,新しい中にも風情のある湯小屋です。
 湯小屋には,簡単な脱衣所と湯船がひとつ。
 庭の真ん中にある湯小屋なので開放的です。
 とても熱い茶褐色のお湯が掛け流しになっています。
 石油のような匂いがきつくて,初めて体験する泉質なので驚きました。
 肌には泡がびっしりつきます。
ホテルニューあらお

 温泉街に戻り,昼食をとろうと思ったのですが食堂がありません。
 東鳴子温泉で一番立派な温泉旅館「ホテルニューあらお」に行ってみると,昼食が食べられるということでついでに温泉にも入ってみました。
 ジャグジーバスや露天風呂もある設備の整った温泉旅館ですが,馬場温泉のあとではインパクトに欠けるのも仕方がありません。
初音旅館

 続いて3湯目は,駅前にある初音旅館です。
 歴史のある湯治場の雰囲気です。
 大浴場には3つの源泉が引かれていました。
 ここも褐色で油臭たっぷりのお湯です。
 油臭の温泉は,東鳴子温泉の特徴のようです。
 初音旅館では,暖房も水道も温泉だそうです。
 豊富な湯量に感激しました。
 女将さんはとても話し好きな方で,とても安らげる温泉宿でした。
 300円の日帰り客にもかかわらず,丁寧にお見送りまでしてもらって,心もとっても温まりました。
初音旅館HP
御殿湯浪漫

 ずいぶん身体もふやけてきたので,駅前の「なるみストアー」で小休止。
 土産物を見ていると,発見しました。
 鳴子の地ビール「御殿湯浪漫」。
 ピルスナータイプの発泡酒です。
 栓抜きを借りて紙コップをもらい飲んでみました。
 旨いです。
 久しぶりに旨い地ビールを飲みました。
鳴子温泉ブルワリーHP
 
なるみストアー

 あまりにも美味しいビールなので,店内のベンチでゆっくりしてしまいました。
 お土産物の試食品をおつまみに戴いて,図々しい客です。
 なるみストアーは,シソ巻きや栗だんごの製造直売もやっているお店のようです。
 お世話になりました。
高友旅館

 ビールを飲んだら何だかぐったりしてしまい,温泉巡りをやめて早々と今夜の宿「高友旅館」にチェックインしました。
 歴史ある文化財級の温泉旅館です。
 源泉も4種類有り,温泉ファンにはたまりません。
 畳の部屋でゴロゴロしながらビールを飲んだり温泉に入ったり。
 最高の贅沢,最高の休日です。
高友旅館HP

パート2へつづく(近日公開)