冬の会津へ 一度冬に行ってみたいと思っていた。 釣りのホームグラウンド,会津に行ってきました。 常磐道から磐越道で,坂下へ出ました。 太平洋側は晴れているのに,猪苗代からはみぞれでした。 坂下インター近くの「磯舟」で昼食をとりました。 ここは,馬刺,馬カツ,会津ラーメンがセットになって千円の「ばんげぼんげ定食」が名物です。 懐かしい会津の味でした。 |
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洲走の湯 昼食後は,温泉巡りです。 坂下インター近くの「洲走の湯」に立ち寄りました。 雪が激しくなってきました。 雪の中の湯治宿は,風情があります。 肌がすべすべするいいお湯です。 体も十分,暖まりました。 |
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圓蔵寺 今回の目的地は,柳津町の圓蔵寺です。 毎年,1月7日の夜に「裸まいり」という奇祭が行われます。 是非,見てみたいと宿を予約していたのですが,宿の手違いで予約が入っていませんでした。 祭りがあるので,どこの宿もいっぱいです。 しかたがないので,「裸まいり」見物は諦めました。 しかし,ひどい宿です。 |
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宮下温泉「ふるさと荘」 急遽始まった今夜の宿探し。 あっさり三島町の宮下温泉で見つかりました。 公共の宿「ふるさと荘」です。 1泊2食付き7350円で,馬刺や鮎の塩焼きが付いてかなり格安です。 部屋もきれいだし,何といっても自然湧出の温泉が掛け流しで言うことなしです。 怪我の功名といったところでしょうか。 |
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只見川 部屋からは,只見川の雪景色が見渡せます。 「裸まいり」が見物できなくて残念だけど,寒い雪の中を歩くより,雪見酒もいいものです。 久しぶりに日本酒を飲み過ぎてしまいました。 |
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入間方 2日目は,大谷川の源流部,最終集落の入間方に行きました。 峠を越えれば昭和村なのですが,冬はこの集落までしか通れません。 こんな雪深い山奥に,何で出かけたのかというと,この集落にイワナを育てている家があるというので行ってみたのです。 禁漁の季節でも,会津に来たからにはイワナの骨酒が飲みたいと思ったのです。 |
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養殖イワナ 雪の険しい道を往復2時間近くかけて手に入れたイワナは,4尾(1キロ)で千円でした。 雪の降りしきる中を養魚池まで採りに行ってくれた手間を考えれば安いものです。 養殖だけあって,ちょっとぶよぶよのイワナですが,久しぶりに見るイワナです。 春がとっても待ち遠しいです。 |
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玉梨温泉「亀の湯」 イワナが手に入れば,あとは特にやることはありません。 久しぶりに玉梨温泉に入りました。 会津は,ホント,いい温泉がたくさんあります。 金属臭のする炭酸泉に大満足。 「せせらぎ荘」で昼食をとり,第2の目的地,昭和村へ行きました。 |
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からむし織の里 特にすることもないので「からむし織の里」を見学しました。 釣りで来る昭和村は好きだけど,からむし織りには全く興味がないので,見るところもなく時間つぶしにもなりません。 これが春なら,釣りに山菜採りに忙しく動き回るところなのですが,雪の中では何もすることがありません。 |
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雪の昭和村 川の様子も気になって,ちょっと覗いてみたのですが,水量はやや少な目でした。 これからもっと減っていくそうです。 雪の昭和村を車窓から十分堪能し,釣りの定宿「中島屋旅館」にチェックイン。 高校サッカーを見ながら,だらだらとビールを飲んで過ごしました。 |
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中島屋の夕食 買ってきたイワナは,骨酒と唐揚げにしてもらいました。 唐揚げは,肉質が柔らかく正直美味しくありませんでした。 やっぱりイワナは天然物に限ります。 それでも,骨酒は大変美味しく,3合も飲んでしまいました。 納豆菌を使わない自家製納豆や,山の幸を美味しくいただき,宿のおじちゃんと夜更けまで飲んでしまいました。 |
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3日目 次の日朝起きると,さらに積雪が多くなっていました。 宿の駐車場もご覧の通りです。 車が半分雪に埋まっています。 宿のおじちゃんによれば,まだまだ昭和村の雪はこんなものじゃないそうです。 帰りの舟鼻峠が心配になりましたが,余裕で通れるというおじちゃんの言葉を信じて峠を越えました。 |
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舟鼻峠 雪は断続的に降り続いています。 舟鼻峠は一面真っ白で,恐る恐る走りました。 路側帯は雪の壁ができていますが,一面真っ白なので道がはっきりわかりません。 下郷回りで田島まで,夏なら30分のところ2時間もかかりました。 |
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那珂川温泉旅館 塩原を抜けると,太平洋側の晴れた空が広がっていました。 ついさっきまでの銀世界が嘘のようです。 帰り道,小川町の「那珂川温泉旅館」に立ち寄りました。 湯治場のような古い宿です。 驚くほどぬるぬるするお湯が素晴らしい一軒宿です。 雪と酒と温泉の,今回の旅を締めくくる心に残る温泉でした。 「ちょっとお出かけ」メニューに戻る |