38.草津温泉(2004年10月16日〜17日 1泊2日)
町営住宅の湯(万代鉱源泉)

 金曜日の深夜,友人と二人で草津温泉に出かけました。
 夜明け前に草津に着き,早速共同浴場巡りをスタート。
 まず,町営住宅の湯(長栄の湯)に入りました。
 明け方の気温は1℃と低く,熱いお湯が気持ちいい。
 透明のお湯は,硫黄臭はなくレモンのように酸っぱいお湯です。草津のお湯はどこも酸っぱいのですが,今回はここが一番酸味を感じました。
 掛け流しのフレッシュなお湯は存在感があります。
 湯船はコンクリートで特徴はありませんが,写真のような掛け湯があるのが珍しいと思いました。
 最初に入ったせいもありますが,今回一番印象に残ったお湯でした。

煮川の湯(煮川源泉)

 次に入った煮川の湯は,大滝の湯と同じ源泉の共同浴場です。
 熱いと聞いていたのですが,ちょうどいい湯加減でした。微かに白濁したお湯です。浴槽は,木のお風呂で風情があります。
 こんなにいい共同浴場が19カ所もあってどこも24時間無料で入れるなんて,草津はホント温泉天国です。
 
白旗の湯(白旗源泉)

 三湯目は,湯畑そばの白旗の湯です。
 早朝から混んでいました。温泉旅館から朝の散歩で立ち寄る人が多いみたいです。
 小さめの木の湯船が2つあります。お湯は,白濁しぬるめでした。
 夜もだいぶ明けてきました。
 
凪の湯(西の河原源泉)

 早くも四湯目です。
 凪の湯は,共同浴場では唯一,西の河原源泉を引いています。
 木の小さな湯船が一つと狭い洗い場のみでとても小さな共同浴場です。清掃直後のためか,お湯はまだ十分溜まっていませんでした。
 透明な熱いお湯がどんどん出ています。
 酸味も強く,ホットレモンのようなお湯がとてもよかったです。
 
熱の湯

 温泉巡りはちょっと休憩にし,7時から熱の湯の湯もみを見物しました。「草津節」や「草津湯もみ唄」を聞いていたら,なんだかしみじみして,年寄りになった気分です。
 
地蔵の湯(地蔵源泉)

 湯もみを見物して体も冷えてきたので,5湯目,地蔵の湯に入りました。
 すぐ裏手に小さな湯畑があります。時間湯も行われている名湯です。
 ここはとにかく熱かったです。身動きできません。しびれるような熱さでした。数分間浸かっただけで上がりました。

 
湯畑

 十分温泉を堪能したので,温泉街をぶらぶらしました。
 湯畑,温泉資料館,西の河原をのんびり散策。
 まだまだ午前中。夜通し運転してきたので,一日がとても長いです。
 草津に来るのは4度目ですが,昔のことなので,スキー場,大滝の湯,西の河原露天風呂など断片的な記憶しかありません。こうしてのんびり歩いてみると,温泉街は意外に狭いと思いました。
生ビールを求めて

 特にやることもなくなったので,ビールを飲もうということになりました。
 午前中から営業している居酒屋を見つけるため,またも温泉街をさまよいました。
 何軒か目星をつけて,結局3軒ハシゴしてしまいました。
 風呂上がりの生ビールは格別です。
瑠璃の湯(湯畑源泉)

 ちょっと酔ってしまったけれど,これが最後と瑠璃の湯に行きました。
 酸味の強い熱いお湯が気持ちいいです。
 コンクリートの質素な造りは,飾らない共同浴場らしさがあって好感が持てます。
 とてもいいお湯でした。
高砂館

 今夜の宿は,温泉チャンピオン郡司勇氏お薦めの高砂館。
 木造4階建ての古い建物は,湯治宿の雰囲気が漂っていてとてもいいです。
 徹夜の疲れと飲み過ぎで,夕食まで昼寝をさせてもらいました。
内湯(地蔵源泉)

 高砂館の内湯は家族風呂がよかったです。
 湯船の底には湯ノ花がたっぷりで,入浴すると白濁します。
 栓を開けると熱いお湯が出るので,自分で湯温調節ができるようになっています。
 食事は,夕食,朝食共に通常の2倍の量はあり,とても食べ切れませんでした。とくに特徴のある料理ではありませんでしたが,これで8000円は安すぎると思いました。
 
湯の平温泉「松泉閣」

 2日目も温泉巡りです。
 湯の平温泉の一軒宿「松泉閣」に立ち寄りました。
 吊り橋を渡っていく絶景の露天風呂が印象的です。
 テレビ東京の旅番組のような風景でした。
 お湯は,全身草津化しているので確かではありませんが,微かに硫黄臭のするぬるめのいいお湯でした。

 
川原湯温泉共同浴場「笹湯」

 帰り道には,川原湯温泉に立ち寄りました。
 ここには,外来者用の共同浴場が3カ所あります。
 今回は,「聖天様露天風呂」と「笹湯」に入りました。
 まだまだ全身草津化しているので,泉質は正しく判断できませんが,大きめの湯ノ花がたっぷりのいいお湯でした。
 温泉三昧の今回の旅。
 充実した2日間でした。

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