高校時代の友人二人と三人で,温泉ドライブに行きました。
 目指すは,今年2度目の那須湯本温泉「雲海閣」です。
 このところ,急激に気に入ってしまった温泉宿です。
 昭和村の釣り宿「中島屋旅館」と,同じ匂いを持っています。
 妙に心が安らぐのです。
 のんびりしたいときは,「雲海閣」です。
 朝7時に家を出て,塩原の「やまや」にて,ビールを大量購入。
 三人とも,温泉好きのビール好きです。
 準備が整い,あとは温泉でビールを飲むだけです。
 その前に,那須高原の「やま吉」で,早めの昼食です。
 古民家のような外観,いかにも観光地の食事処といった佇まいです。
 たいてい,このようなお店は,ハズレが多いように思います。
 値段だけ高くて美味しくないというパターンです。
 メニューは,那須牛のステーキとラーメンがメインという少々変わったお店です。
 たぶん一押しだと思われる,「那須ラーメン」(980円)をいただきました。
 これが予想に反して大当たり。
 背脂たっぷり,それでいてあっさり。太縮れ麺で好みの味です。
 具材には,那須御養卵の味付玉子,那須野ポークのチャーシュー,地物野菜が乗っています。
 とても美味しかったです。
 満足の一杯でした。
 まだ正午をまわっていませんが,気持ちは温泉とビールになっているので,雲海閣に向かいます。
 恐る恐る訊ねてみると,チェックインOKとのこと。
 午前中にチェックインできるのも,中島屋旅館に似ています。
 ますます雲海閣が好きになりました。
 部屋は,2階角部屋の「雲海の間」。
 10畳と4.5畳の二間続きの広い部屋でした。
 見晴らしのよい部屋で,紅葉がきれいでした。
 屋号と同じ名の部屋なので,一番いい部屋なのではないかと思われます。
 雲海閣は,素泊まり専門の古い宿です。
 厨房は自由に使えますし,自由気ままにのんびりできるので落ち着きます。
 施設が古くても,不自由は感じません。
 何といっても,2種類の源泉が堪能できる点が気に入っています。
 宿泊料は,4800円です。
 早速温泉です。
 湯上がりのビールが飲みたいので焦っています。
 下の温泉は部屋から遠いので,奥の沢噴気泉を注いだ上の温泉へ。
 これまでの2回の宿泊では,無色透明のお湯でしたが,今回は白濁しています。
 日によって変化があるとのこと。
 とてもいいお湯ですが,浴槽のタイルがかなり剥がれていて,お尻が痛いです。
 窓を開けて,紅葉を見ながらの温泉入浴。
 最高の気分です。
 そして,メインは湯上がりのビール。
 一番搾り栃木づくり,エチゴIPA,ヤッホー・ホワイトIPA,スピットファイヤー,インドの青鬼,サントリーIPA,パンクIPA,宇奈月ビール,・・・・・。
 3人でだらだらと,飲んでは温泉の繰り返し。
 ビール22本飲みました。
 夕食は,近くの居酒屋「陣屋」です。
 生ビールで乾杯。
 栃木づくりの瓶ビールもいただきました。
 おつまみは,馬刺し,鶏皮,牛串,生牡蠣,白子・・・・。
 夜も更け,千鳥足で宿に戻りました。
 2日目も温泉に浸かり,全身硫黄臭状態です。
 帰り道,下館のラーメン屋さんで昼食です。
 「たいこう」のラーメンは,手打ち太麺。
 喜多方風の懐かしい味でした。
 2日間,のんびり過ごし,今年の温泉も終わりです。
 いよいよ年末年始に向け,仕事が忙しくなりそうです。

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136.那須湯本D(2016年11月5日〜6日)