127.那須湯本B2015年10月3日〜4日

 渓流釣りのシーズンも終わってしまったので,温泉の旅の季節になりました。
 向かった先は,那須湯本。温泉ドライブの始まりです。
 秋晴れで,天気は最高,気分も最高です。
 久しぶりの一人旅,ワクワクします。
 一般道をのんびり走り,まずは高雄温泉「おおるり山荘」の立ち寄り湯です。
 温泉本「まっとうな温泉」に付いている特典で無料です。(通常500円)
 これで本代1800円を超えました。ありがたい本です。
 おおるり山荘は,那須湯本から山の中に入った一軒宿です。
 とはいってもホテルのような大きな宿で驚きました。
 ここのウリは,絶景の露天風呂。
 一旦屋外に出た山腹にあり野趣満点です。
 硫黄泉が掛け流しでドバドバ出ています。
 惜しいことに源泉温度が極めてぬるいです。
 長い時間浸かっていましたが,いっこうに体が温まりません。
 湯口のパイプ直下で源泉を浴びていないと入っていられません。
 内湯にも入ってみました。
 内湯は適温です。
 湯の花たっぷりの透明の硫黄泉ですが,時間とともに白濁するようで,透明なのは湯口だけです。
 内湯には,小さいながら露天風呂も併設されていました。
 ゆったり,のんびり,無料で入るのが申し訳ない名湯です。
 おおるり山荘HP
 昼食は,ラーメンと決めていたのですが,意外にラーメン屋さんはありません。
 那須湯本の温泉街は,蕎麦屋さんが多く,どこも混んでいます。
 そこにお客が誰もいない古びた食堂がありました。
 「とらや食堂」です。
 白河ラーメンの「とら食堂」や「とらや分店」とは全く関係ありません。
 観光地の食堂というより,地元の食堂という感じで,寂れた雰囲気がなかなかいいです。
 ラーメン(600円)をいただきました。
 テーブル席の眼下には,滝之湯の共同浴場が見えます。
 なかなかロケーションのいい食堂です。
 スポーツ新聞を読みながら,昔ながらの中華そばをいただきました。
 こういう昔懐かしいラーメンをいただくのも旅の楽しみの一つです。
 とらや食堂・食べログHP
 腹も心も満たされたところで,温泉街から少し下り,コンビニで今夜の食材調達。
 今日のお宿は,自炊宿「雲海閣」です。
 自炊宿に泊まるのは初めてでワクワクしますが,面倒な調理をする気はないので,カップ麺,おにぎり,つまみ等を購入しました。
 ビールは,塩原のやまやですでに購入済みです。
 雲海閣は,古くて歴史ある温泉宿ですが,部屋はきれいで広々していて快適です。
 1時過ぎにチェックインし,温泉&ビールの極楽タイム,スタートです。
 部屋のテレビは,古風な部屋に似合わない大きめの液晶テレビで,退屈しません。
 部屋は高台にあり見晴らしもいいです。浴室は,高台の下にあり,トンネルや長い階段を下っていきます。なかなかいい雰囲気です。
 温泉は,掛け流しの硫黄泉,熱湯とぬる湯二つの浴槽があります。
 湯上がりのビール,最高です。
 ビール2本飲み,体が冷えてきたところで再び温泉,その繰り返しです。
 温泉に3回浸かったところで,ハタと気がつきました。
 持参のビール7本では足りないということです。すでに残り1本。
 宿の自販機は,スーパードライで,買う気になれません。
 これはピンチです。
 外に飲みに行くしかありません。
 宿近くの居酒屋,「陣屋」に行きました。
 キリン一番搾りの生ビール,旨いです。
 ピンチを切り抜けました。
 「陣屋」は,厨房に面したカウンターと,テーブル席,奥座敷もあるようです。
 地元では人気があるようでほぼ満席でした。
 いただいたのは,馬刺しと鶏皮。
 人気のほどが分かる旨さでした。
 お店も小綺麗だし,ご主人もいい腕しています。
 とても気に入りました。
 隣の席の方も旅行者で,温泉の話で盛り上がりました。
 生ビール3杯で,終了。
 「陣屋」食べログHP
 秋の夜風に吹かれて,千鳥足で宿に戻ります。
 温泉に浸かり,最後の1本を飲み干して,朝までぐっすり眠りました。
 静かで,爽やかな朝です。
 朝から風呂に入ります。
 もうビールは飲めないので,目覚めのコーヒー。
 これがまた,旨いです。
 2日目は,午後から仕事があるので高速を使って直帰です。
 途中,矢板北PAで,朝食です。
 醤油ラーメン。580円。
 間違って味噌ラーメンの具を入れてしまったそうで,特徴のないラーメンがちょっと変わったラーメンになりました。
 12時に帰宅。
 久しぶりの一人旅。心の洗濯ができました。

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