友人と,湯西川温泉に出かけました。
 目的は,いつもと同じ温泉でビールです。
 まずは,寄り道して,日光でビールの買い出しです。
 吉田屋酒店で地ビールを8本購入。
 このお酒屋さんは,昔ながらの店構えながら,品揃えが豊富です。
 持参のビールと併せて,20本のビールをクーラーボックスに詰め,万全の体制です。
 あとは湯西川温泉に向かうだけです。

吉田屋酒店HP

 鬼怒川,川治を抜け,湯西川へ。川治からは雪道走行でしたが,積雪量はそれほどでもありませんでした。
 それでも,道の駅湯西川を過ぎたあたりから雪もちらつき,積雪量も増えてきました。
 湯西川ダムができたおかげで,トンネルが多くなり,湯西川も近くなりました。
 13時のチェックイン予定より1時間早く,今夜の温泉宿「清水屋旅館」に着きました。

清水屋旅館HP

 清水屋旅館は,平家集落の中の一軒で,古民家を売り物にしている温泉旅館です。
 温泉街の中心にありますが,通り沿いからは橋を渡った対岸にあるため,静かな環境です。
 ただ,観光客が川岸を頻繁に行き来するので,何だか見られているようで少し落ち着きません。
 かつては藁葺き屋根の宿でしたが,今は瓦葺きになっています。
 少し離れた駐車場に車を駐めて,温泉街の散策です。
 

 ずいぶん雪も降ってきたので,まずは橋のたもとにある公衆浴場「薬師の湯」で温まりました。
 岩をくりぬいたワイルドな浴槽です。
 以前入ったときはとても熱く感じたのですが,雪で体が冷えているせいか適温で快適でした。
 温まったところで昼食を食べながらビールといきたいところでしたが,好みの麒麟ビールが飲めるお店がなかったので,チェックインして部屋で飲むことにしました。
 雪も結構降っているので,炬燵でビールが正解です。

 持参したビールと,近くの土産物屋で買った山菜などのつまみで雪見酒です。
 窓の外には,湯西川。対岸には,金井旅館の露天風呂,共同浴場,伴久旅館の露天風呂が見渡せます。
 二間続きの古民家の部屋は,炬燵とファンヒーターで温かです。
 ビールを飲んでは,内湯につかり,またビールと,だらだらとした幸せな時間がゆっくり流れていきます。
 

 湯西川温泉は,かまくら祭りで賑わっていますが,全く興味がありません。
 それより部屋でビールと温泉が一番です。
 何とだらけた観光客でしょうか。
 宿の女将さんにも大量にビールを持ち込んで飲んだくれているので呆れられてしまいました。
 左の写真は,旅館の玄関です。
 つららが長くたれています。
 温泉は,男女別の小さめの浴槽で露天風呂はありませんが,掛け流しのお湯が大量に投入されています。
 微かな硫黄臭が気持ちのよいお湯です。

 だらだらと6時間も飲んでいるうちに夕食となりました。
 だらけて動かない私たちには,部屋食がありがたいです。
 メニューは,鯉のあらい,天麩羅,ヤマメ,煮しめ,酢の物,冷や奴,山菜とキノコなど,かなりのボリュームです。
 熱燗を2合ほど頂きました。
 これまでかなりのビールを飲んでいるので,とても食べきれません。

 さらに,大きな土鍋で鴨鍋も付いています。
 かなり長時間攻めましたが,ギブアップ。
 これで1泊2食付き8550円はお得です。
 楽しみにしていた鹿刺しは,原発事故の風評被害でメニューからはずしているそうで残念でした。
 結局持参したビールは全部飲みきれず,二人で15本が精一杯でした。
 9時には二人とも夢の中です。
 

 早く寝たので,5時に起床。
 朝の散歩と,温泉です。
 昨日の雪が嘘のように晴れています。
 夕べは相当降ったようでかなり雪が積もっています。
 長靴を持参して正解でした。
 早朝の散歩は気持ちがよいものです。
 温泉街もひっそりしていました。
 朝食を食べ,9時にチェックアウト。
 湯西川ダムを見学したり,道の駅で土産物を買ったり,あとはのんびり帰るだけです。
 
 昼食は,鹿沼の宮入そばに行きました。
 鹿沼は,蕎麦にニラをのせたニラ蕎麦が有名です。
 宮入そばは,田園地帯の小さな集落にあるお蕎麦屋さんです。
 立地条件は悪そうですが,有名なだけあってとても混んでいました。
 ニラ蕎麦(530円)はそば自体もとても美味しい手打ちで,量も多くニラなしでもかなりイケます。
 繁盛しているのが頷ける味でした。
 宮入そば

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117.湯西川温泉G(2013.2.16.〜17.)