釣り仲間3人で,会津へドライブに出かけました。
 茨城を朝出るときにはとてもよい天気だったので,軽装で出かけましたが,猪苗代ではみぞれ交じりの天気になってきました。
 最初に立ち寄ったのは,猪苗代地ビール館です。
 今回の目的は,温泉でビールを飲むことなので,とりあえずビールの仕入れです。
 本当はブルワリーレストランで生を飲みたいところですが,運転手のSTさんの手前,そうもいきません。
 瓶ビール500ml4種を購入しました。
猪苗代地ビール館HP

 続いて,昼食は喜多方です。
 有名店はほとんど制覇しているので,ガイドブックを頼りに,「あじ庵食堂」に行きました。
 山葵塩ラーメン(650円)をいただきました。
 ハマグリ出汁にワサビがベストマッチのとても美味しいラーメンでした。
 喜多方と言えば醤油ですが,塩もなかなかなものです。
 雨が強くなってきましたが,体も温まりました。
あじ庵食堂ブログ

 坂下から,今夜の宿,滝沢温泉「松の湯」に向かいます。
 雨は雪に変わり,宿に着く頃には,吹雪になりました。
 茨城を出るときはこんな天気は予想もしていなかったので,驚きました。
 雪のためどこにも立ち寄ることなく宿に直行したので,早めのチェックインです。
 もともと目的は温泉でビールですから,特に問題ありません。
民宿「松の湯」HP

 早速,温泉に浸かります。
 源泉掛け流しの濁り湯です。
 只見川沿いの温泉はいい温泉がたくさんあります。
 露天風呂こそありませんが,雪を眺めながらの温泉はいいものです。
 泉質は,ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉です。源泉温度は,51.8℃と高めです。
 とてもいいお湯なので,結局5回も入ってしまいました。 泊まり客は全員男ということで,女湯にも入りました。造りもお湯も男湯と変わらずあまり意味はありませんでしたが・・・。
 

 民宿「松の湯」は,工事関係の方が長期滞在しているようでとても混んでいました。
 そんなわけで,6畳間に3人で少々狭かったです。
 エアコンとコタツがあって,部屋も新しく狭いけれど快適でした。
 ただ,至る所に工芸品が飾って廊下はゴチャゴチャしています。掃除も行き届かないところがあるようです。まあ,飲んで温泉に入るだけなので,気にはなりませんが・・・。
 猪苗代地ビールは,可もなく不可もなくでした。

 

 さて,夕食は広間でいただきます。
 ここも,工芸品がゴチャゴチャしています。
 メニューは,画像の馬刺し,ニンニク揚げ,栃餅,蕗の煮物,漬け物の5品に,丼いっぱいのキノコ汁と食べ放題の松茸ご飯でした。
 品数は少ないですが,一つ一つがかなりの量です。
 これで1泊2食7000円ですから,十分な内容です。
 松茸ご飯食べ放題は,ビールを飲み過ぎてあまり食べられなかったのが残念です。
 これぞ会津の家庭料理,飾らない素朴な味わいの夕食でした。

 次の日,目を覚ますと驚きです。
 雪は50センチ以上積もっています。
 しかも,まだまだ降り続いています。
 朝食のあと,雪に埋まった車の雪かきです。
 雪靴もないし,全てが想定外です。
 大塩の炭酸井戸に行ったり,共同浴場に立ち寄ったり,代官清水の水を汲んだり,いろいろ計画はあったのですが,全て中止です。
 雪のない太平洋側までとにかく車を走らせることにしました。

 とは言うものの,それではあまりにも味気ないので,昭和村の中島屋に立ち寄りました。
 当然のことながら,宿のおじちゃんもおばちゃんも,突然の訪問者に驚いていました。
 熱いお茶を一杯いただき,STさんは,4月1日の予約をしました。
 残念ながら私は,解禁日には仕事なので予約はしませんでしたが,たぶん来年の予約をしているのは,STさんひとりなのではないでしょうか。

 中島屋の裏手を流れる野尻川をのぞいてみました。
 川の水がシャーベット状になって流れています。
 こんな過酷な環境の中で,イワナはじっと春を待っているのでしょうか。
 あと4ヶ月,我々釣り師もじっと待っているしかありません。
 来年こそは,原発事故から立ち直り,野尻川の解禁を願うばかりです。

 塩原を抜けると,もう雪はありません。
 関東の晴れた空です。
 帰り道,喜連川温泉の「早乙女温泉」に立ち寄りました。
 この温泉も滝沢温泉とは違った意味で強烈な泉質の温泉です。
 昼食に塩バターコーンラーメン(720円)をいただきました。あじ庵食堂には遠く及ばない普通のラーメンでした。
早乙女温泉HP


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115.滝沢温泉(2012年12月8日〜9日)