渓流釣りは,禁漁期間です。
 釣りの禁断症状が出てきました。
 ST氏,HM氏の釣り仲間3人で,茨城県を流れる久慈川支流山田川にヤマベ釣りに行きました。
 ヤマベは正しくはオイカワという小さな魚で,禁漁期間はありません。
 イワナ釣りにのめり込む前は,ずいぶんやっていた釣りなので,懐かしい感触です。

 天気はよいのだけれど,風が強く竿が振りにくいです。
 前日の雨のせいでしょうか,川は増水気味で濁っています。
 ヤマベ釣りの条件としては,よくありません。
 ベテランのST氏は次々と釣り上げますが,HM氏と私には,アタリすらありません。
 何カ所か,場所を変えてみましたが,全くダメでした。
 数釣りのヤマベが,こんなに難しいとは思いませんでした。

 失意のうちに昼食となりました。
 山田川のほとりにある鉱泉宿「宝来館」で食事です。
 食事の前に,体を温めようと,鉱泉につかりました。
 アルカリ性のヌルヌルする,とてもいいお湯でした。
 鉱泉ですから掛け流しとはいきませんが,蛇口から新鮮なお湯を投入できるので,気持ちが良かったです。
 山里の静かな宿で,心の傷も癒されました。

「宝来館」データ

住所:常陸太田市棚谷1950(旧水府村)
電話:0294−85−0114
泉質:重炭酸ナトリウム(NaHCO3)
    無味無臭
源泉:水府鉱泉(出羽の湯)  14.9℃ pH=9.0
料金:1回500円・1日1000円
時間:10:00〜16:00


 風呂を上がると頼んでおいた昼食ができました。
 風呂に入る前は,体が冷えていたので温かい蕎麦を注文したのですが,当然風呂上がりは暑いです。
 ざる蕎麦にすれば良かったと後悔しました。
 いただいたのは,肉蕎麦(800円)です。
 個室でいただいたので,ゆっくりできました。

 午後も釣り場を求めて山田川沿いをうろうろしました。
 途中見つけた,欄干のない木の橋です。
 小さな橋ですが,四万十川の沈下橋を連想させます。
 軽トラックが渡っているのには驚きました。
 さて,釣りの方ですが,あいかわらずアタリがありません。
 ヤマベ釣りは,ベテランの三桁には及びませんが,子供でも二桁は軽く釣れる釣りのはずです。

 思い起こせば,今年の釣り初めは檜原湖のワカサギ釣りで惨敗のスタートでした。
 今年最後の釣りも,無残な結果に終わり残念です。
 浮気をしないで,渓流シーズンをじっと待つのがよいようです。

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100.山田川の釣り(2010年12月23日 日帰り)