131.中島屋旅館へ飲みに行く(2013年6月15日〜16日)

 友人のIA氏と昭和村に出かけました。
 今回は,中島屋旅館の宿泊券があるので,1泊2食960円で泊まれます。
 IA氏は,高校時代からの友人で,釣りはしませんが,温泉とビールについては共通の趣味になっています。
 今回,安く宿泊できるということで,温泉とビールを目当てに同行してくれました。

 野尻川は,相変わらず禁漁です。
 初めに,前回,あっさり釣れた高野川に行きましたが,アブラハヤしか釣れませんでした。
 何とか2人分の骨酒をキープしたかったのですが,桧沢川は,先行者がいたりして,思うように釣りになりません。
 伊南川本流でなんとかイワナを1尾釣りました。
 2人分なので,あと一尾追加したいところだったのですが,釣りをしないIA氏に長時間付き合ってもらうわけにもいきません。

 前回釣ったイワナが中島屋旅館の冷凍庫にキープしてあるので,釣りは諦め,温泉に行きました。
 いつもの昭和温泉「いこいの湯」です。
 今回,いつもと違っていたのは,湯温が極端に熱かったことです。
 湯口からはいつもより源泉が多めに出ています。
 60℃を越える源泉なので,とても熱くては入れません。
 不本意ながら,加水して何とか入浴することができました。

 風呂に入れば,あとは中島屋旅館で宴会です。
 朝の9時にチェックインして,部屋で飲み始めました。
 おつまみは,田島のセブンイレブンで仕入れた鶏皮揚げ,しめサバ,キムチ,チーズたらです。
 なかなか豪華なおつまみです。
 セブンイレブンにしめサバがあるということに驚いてつい買ってしまったのですが,こんな山奥で,しめサバというのも,おつなものです。

 

 ビールの方は,アサヒの「熟選」,エチゴビールの「ケルシュ」,銀河高原の「ペールエール」,サッポロの「麦とホップ赤」,そしてトリは,ヤッホーブルーイングの「よなよなエール」です。やっぱり,よなよなエールが一番美味しかったです。二人で,5本ずつ飲みました。
 持参のビールがなくなったところで,昼食です。
 中島屋旅館の斜向かいにある「やまか食堂」に行きました。

 缶ビール5本ずつでは,飲み足りないので,麒麟のラガーをいただきました。
 やっぱりラガー,旨いです。
 「奥会津旨麺帳」という冊子をいただきました。
 奥会津の食堂で,麺類(ラーメンや蕎麦)をいただくとシールがもらえ,シールを集めると景品がもらえるという企画です。
 行ってみたいお店もたくさんありますが,やっぱり「やまか食堂」が一番です。

 久しぶりにいただいた,タンメンです。(550円)
 感動的なぐらいに旨いです。
 ここ「やまか食堂」は,ソースカツ丼と肉味噌チャーシュー麺が有名ですが,私の一押しは,タンメンです。
 是非,食べてみてください。
 IA氏は,つまみになるという理由で,ソース焼きそばを注文しました。
 ソース焼きそばも自家製の手打ち麺を使用していて,なかなか美味しかったです。

 昼食後,午後は宿で昼寝です。
 夕方,起こされると,またまた宴会の始まりです。
 お膳には,骨酒以外にイワナの塩焼きが。
 釣れなかったときのための保険のつもりで冷凍していただいていたイワナを調理したとのこと。
 これで,保険がなくなりました。次回は,ボウズというわけにはいかなくなってしまいました。
 今回は,千葉から来た常連さんとご一緒です。
 常連さんと釣り談義。
 楽しいひとときです。
 私と違って,プロ級の腕前なので,かなりイワナをあげたそうです。
 

 骨酒3杯とビールが2本。
 今回の釣行は,ほとんど宴会です。
 それでも,早めに眠りました。
 そのわけは,明け方のサッカー中継。
 IA氏は,大のサッカーファンです。
 早朝起きて,コンフェデレーションカップ,日本対ブラジル戦をテレビ観戦しました。
 結果は,ご存じのように0−3。
 あまりの力の差に悔しさも湧かず,なんだか納得してしまう結果でした。

 

 早起きしたので,朝風呂にいきました。
 いつもの八町温泉「亀の湯」です。
 野尻川を臨む湯小屋の前にはベンチと椅子が置いてあります。
 その椅子が,昔懐かしい小学校の椅子でした。
 歳がばれてしまいますが,何とも温かみがある椅子です。
 湯上がりに,川の流れを見ながらのんびり一服。
 この時間がたまらなく好きです。
 

 温泉のあとは,ちょっと足を伸ばして,不通となっているJR只見線を見に行きました。
 只見川,会津川口駅〜本名駅間に架かる流失した第5只見川橋梁です。
 JR只見線は,会津川口〜只見間が不通になっています。
 この区間を開通させるには,工期4年,85億円ほどかかるそうで,開通はかなり難しそうです。


 こちらは,本名ダムの下流に架かる第6只見川橋梁です。
 只見線に乗って小出から会津若松を旅したのは,昔の話。もしかしたら,もう二度と乗れないかもしれません。
 そう考えると,もっと汽車旅を楽しんでおけばよかったなあと悔やんでしまいます。
 

 こちらは,不通となっている本名駅の近くです。
 線路には,草が生い茂り,まるで廃線のようです。
 このまま廃止になってしまうのか,全線開通を目指すのか,今後の動向が気になります。
 開通したら,もう一度,小出〜会津若松間を通して乗ってみたいと思います。
 

 今は終着駅になっている会津川口駅です。
 ホームから見る只見川の流れもかつての姿と大きく変わっています。
 川霧が立ちこめて,幻想的な風景です。
 鉄道マニアのようなドライブを終えて,中島屋旅館に戻り,朝食です。
 千葉の常連さんは,すでに帰路についていました。
 遅い朝食をとり,私たちも帰路につきます。

 帰る前に,代官清水で水汲みです。
 美味しいお水がお土産です。
 帰り道,あまりにも釣りをしていないので,釣りをしないIA氏に無理を言って,戸石川で少しだけ竿を出しました。
 あっさり,イワナが釣れました。
 昨日だったら骨酒になっていたところですが,今日はリリースです。
 

 帰り道の昼食は,前回食べられなかった宇都宮「鳴門」のつけ麺です。
 唐揚げ付きで,800円。
 とても美味しい自家製麺でした。
 野尻川が解禁しないと,まともな釣行記になりません。それでも,昭和村に通ってしまうのは,釣りが好きというより,やっぱり昭和村が好きなんだなあと改めて思いました。

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