97.2008.4.28.〜29
 4月25日,除雪が終わり舟鼻峠が開通しました。
 家族の反対を押し切って,今年も昭和村にやって来ました。
 解禁から1ヶ月近くなるというのに,昭和村の朝は,冷たい雨が降っていました。雪でないだけ幸いです。
 野尻川は,既に雪代も収まり,釣りにはちょうどの水量です。ただ水温は低いようで,魚の活性はよくありません。
 
 本流では,結局20センチほどのヤマメ1尾のみ。
 リリースサイズながら,久しぶりに見る宝石のような魚体は,美しく惚れ惚れします。
 イワナはまだまだお休みのようです。
 7月以降に期待したいと思います。
 本流は,アタリが遠いので沢に入りました。
 沢のイワナは元気です。
 エサは,ミミズよりブドウムシがいいようです。
 とはいっても,ほとんどリリースサイズばかり。
 25センチがやっとでした。骨酒用にキープしました。
 とりあえず,今年もイワナに出会えてよかったです。
 寒さに震えながらの釣りでしたが,満足のいく今年のスタートです。
 あとは,温泉とビールです。
 近年の昭和村での過ごし方は,ちょっとの釣りと温泉,ビール,昼寝です。
 朝からチェックインできる「中島屋旅館」は貴重な存在です。以前は,「釣りに来て寝てばかりいてはもったいない。」と言っていた宿のおじちゃんおばちゃんも,最近は何も言わずに布団を用意してくれます。
 昭和温泉で体を温め,ビールを飲んでお休みです。
 と,ゆっくり昼寝のはずでしたが,・・・。
 「中島屋旅館」の向かいにある休業中の旅館「福島屋」の解体工事。
 とてもゆっくり寝ていられる状態ではありませんでした。
 夕方になり,かつて63センチのヤマメを釣り上げた常連のSさんグループがやって来ました。
 でっかいイワナとたくさんの山菜を持ってきました。
 宿は,賑やかになりました。
 夕食の山菜料理。アザミ,エラ,フキノトウの天麩羅,コゴミ,ノビル,カンゾウなどなど。山のご馳走です。
 そして,イワナの骨酒。
 シメは,自家製納豆。
 5名の釣り客,宿のおじちゃんおばちゃん,釣り談義が続きます。
 これぞ至福のとき。
 ついついお酒を飲み過ぎました。
 2日目。
 4時に起きて本流へ。
 霜が降りています。
 とっても寒い朝です。
 明るくなってきた頃,28センチのイワナが2本出ました。
 尺オーバーとはいきませんでしたが,この季節では満足できるサイズです。
 残りの時間は,新しい沢の探索をしてみました。
 山菜採りの人たちが大勢います。
 釣り人はいないようです。
 
 この時期の沢は,藪になっていないので快適です。ところどころスノーブリッジがあったりして緊張しました。
 ここぞと思うポイントからは,イワナが出てきます。
 イワナは濃いです。
 ただ,リリースサイズばかり。
 釣りというよりは,探検といったところでしょうか。
 今時,源流の大イワナなんてこの界隈にはいません。(と思う)大イワナは本流に限ります。
 次回は,本流で頑張ります。
 帰りに,玉梨温泉に行きました。 
 桜がとってもきれいです。
 遅い春を堪能した2日間でした。

「イワナ釣り」メニューに戻る