91.2007年4月28日〜29日(1泊2日)
 2007年。野尻川。今年初めての釣りです。
 例年になく雪が少なく,すっかり春の昭和村です。
 それでも朝は霜がおり,スキーウエアを着ても寒かったです。
 本流は,この時期としては水量も少なく,雪が少なかったのが影響しているようです。
 
 本流はアタリも遠く,雨が降ってきたので,なんとか骨酒用のイワナをキープしたいと,大物ねらいを諦めて,沢に入りました。
 沢はどこも踏み跡が新しく,かなり釣り人が入っているようです。
 思いの外,苦戦しました。
 雨も強くなり,骨酒イワナをキープしたところで釣りも終了。
 7ヶ月ぶりの釣りなのに,諦めが早いのは,雨と寒さと睡魔のせいです。
 いつもなら,3時間ぐらいは寝てから家を出るのですが,久しぶりの釣りに興奮して,眠れなかったのです。
 徹夜の運転が辛い歳になりました。
 玉梨温泉の亀の湯で冷えた体を温めました。
 朝の一番風呂です。
 至福のひとときを過ごし,あとはいつもの「中島屋旅館」でお休みです。
 宿のおじちゃん,おばちゃん,元気でなによりです。
 7ヶ月ぶりの再会に,話は尽きず,何だか眠いのも忘れてしまいました。
 
 朝食兼昼食は,宿の近くの「やまか食堂」でと思っていたのですが,なかなか開店しないようです。
 ちょっと離れた「いわしろ」に行きました。
 手作りの「げんこつ豆腐」(400円),「ラーメン」(500円)をいただきました。
 げんこつ豆腐は,青まめを使った味の濃い堅めの豆腐でした。
 ラーメンはスープがちょっと薄かったのですが,好みの太麺です。
 午後は雨が上がったのですが,宿でビールを飲んで昼寝をしました。
 2日目は,とてもいい天気になりました。
 本流は全くアタリもなく,昨日と条件は同じでした。
 釣り人も多く,期待できないので,またも沢に入りました。
 それでも釣れるのはリリースイワナばかりなので,すぐに釣りは諦めました。
 まだまだ時期が早いようです。
 
 玉梨温泉のあたりはこれから桜が見頃のようです。
 昭和村の桜はまだ蕾でした。
 茨城では4月上旬に桜は散っているのに,桜がこれからなんて,何とも不思議な感じです。
 ここに来ることによって,1年に2度,春を感じることができるのです。
 魚が釣れないこの季節でも,ついつい出かけてしまうのはそんな魅力があるからなのかもしれません。
 沢で見つけたワサビです。
 今年は雪が少なくて,フキノトウも終わっていましたが,これからは,コゴミ,ワラビ,コシアブラと,山菜採りの楽しみもあります。
 イワナと山菜と,温泉にビール。釣りは少しでいいんです。いろいろな楽しみがあるところですから。
 昭和村の伝統的和菓子,「甚パ羊羹」(1050円)を土産に買いました。
 国産小豆を煮込んで,砂糖と寒天で固めただけの素朴な羊羹ですが,何だかとても昭和村らしい一品です。

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