82.2006年4月1日〜4月2日(1泊2日)
 今年の解禁日,4月1日は,土曜日でした。
 解禁日が休日というのは滅多にありません。
 雪が多くて釣れないとわかっていても出かけてしまうのは,渓流釣り師の悲しい性です。
 今年は例年より雪が多く,当然のことながら,人家のない林道は除雪していませんでした。
 釣り場までの長い距離を歩かなければなりません。
 昨年の失敗を教訓にして,今年はちゃんとかんじきを持参しました。
 ところがここ数日で積もったらしい新雪は,かんじきを履いてもとても歩きにくく,新雪ではあまり役に立ちませんでした。
 明け方まで降っていた雪もやんで,強い日差しが銀世界を照らしています。
 気温はとても低いのですが,釣り場までの長い道のりを,歩いているだけで,汗が噴き出してきます。
 魚の活性はよくないようで,アタリもほとんどありません。
 ヤマメ1尾を釣り上げると,骨酒用のイワナを釣るため沢に入りました。
 ところが沢で転んでしまい,ウェーダーは破れるし,膝から出血するし,釣りどころではなくなってしまいました。
 早々に釣りを諦めました。
 積雪が多いと,竿を出せるところも限られるし,車を停めるスペースがないことが難点です。
 骨酒用のイワナは,同行の青井さん,本堂さんに任せて,昭和温泉「いこいの湯」に行きました。
 早朝の寒さ,かんじき歩行で汗だらけの身体から解放されて,極楽気分です。
 この時期は釣れなくても,温泉に入るだけで十分満足です。
 山菜採りもできない雪の昭和村。あとは,ビールを飲んで宿で昼寝です。
 何だか最高の休日です。
 夕食の準備ができて,起こされると,青井さん,本堂さんが釣ってきてくれた骨酒がしっかりありました。
 半年ぶりの骨酒です。
 自分が釣ったイワナの骨酒の方が美味しいのだろうけど,贅沢は言えません。
 ごちそうさまでした。
 中島屋旅館のおじちゃん,おばちゃんと楽しい夕餉のひとときでした。
 2日目は,足の痛みをこらえながら,大物ねらいで玉梨温泉下の野尻川本流を攻めてみました。
 残念ながら,アタリは全くありませんでした。
 足の痛みで思うように移動もできません。
 大物は,次回にお預けです。
 雪解けが待ち遠しいです。
 さっさと釣りを諦めて,八町温泉「亀の湯」で,冷えた体を温めました。
 今回は釣れなかったけど,温泉だけでも十分満足です。
 まだまだ今シーズンは始まったばかりです。
 今年も昭和村に通います。


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