70.2004年7月21日〜23日(2泊3日)
集中豪雨

 先週の集中豪雨で昭和村の川は大きく変わっていた。
 新しいポイントも出現したが,なくなったポイントの方が多いみたいだ。
 野尻川の本流は,行方不明者がまだ見つかっていない。
 第一発見者になるのはいやなので,本流を避け,沢に入る。
 雨が降っているのでイワナも元気でおもしろいように釣れるけど,沢なので27センチが限界だった。
 仕事の関係で前もって採っておいたドバミミズは,40℃近い気温に耐えられず,半分死んでいた。
 エサがなくなり午前中で納竿。
ワラビ

 中島屋旅館の夕食にワラビが出た。
 とてもおいしかったので,保存方法を尋ねると,取り立てだと言う。
 この季節でも採れることを知り,2日目は,ワラビ採り。
 中島屋の夕食は,ミズトロ,かんぞうのテンプラ,冷凍保存の天然マイタケのテンプラなど,すべて山のものでとてもおいしい。
 天然マイタケを出す旅館なんて滅多にない。
 しかも1泊8000円で,料理だけでも安すぎる。
 それなのに,平日のせいか泊まり客は一人だけ。
 宿のおじちゃんの楽しい話を聞きながら酒も進んでしまいます。
カンゾウ

 この季節は,カンゾウ,ヤマユリ,ネジバナなど,夏の花が美しい。
 いつもはカンゾウの酢の物をいただけるが,天ぷらもおいしかった。
 福島県では,集中豪雨の話題で持ちきりで,特に田子倉湖の釣り師4人の捜索のニュースが大きく取り上げられていた。
痩せイワナ

 2日目は,現地でエサを調達し,またも沢に入る。
 32センチのイワナが釣れたところで満足し,朝釣りだけで釣りは終わりにする。
 それにしてもこのイワナ,痩せすぎだ。
 沢の暮らしは相当つらかったと見える。
 沢ではこのサイズが限界だろう。
 エサも残り少ないので,3日目は,本流で大物ねらいをすることにし,温泉巡りに出かける。
 
西山温泉「中ノ湯」

 1湯目は,西山温泉の中ノ湯。
 内湯と露天風呂では泉質が違う。内湯が断然いい。
 2湯目は,宮下温泉「栄光館」。
 黄土色の濁り湯が気持ちいい。
 3湯目は,早戸温泉「つるの湯」。
 只見川を眺めながらの露天風呂が最高。
 そして最後は,玉梨温泉で〆と思ったが,さすがに1日3湯が限界だった。
3日目,本流へ

 3日目は,エサも残り10匹となったので,本流で大物ねらい。
 27センチのヤマメ以外,ハヤにエサを盗られ,大物は叶わなかった。
 朝来たSさんは,本流で20尾近く上げており,さすがプロは違うと思った。
 竿も9メートルのものを使っているそうだ。
 そんなの重くてとても持てたモンじゃない。
今回の釣果

 エサがなくて苦しんだけど,イワナ31尾,ヤマメ9尾,計40尾の大漁であった。
 とてつもない集中豪雨でも,魚はちゃんと生きていることに驚いた。
 久しぶりの平日釣行だったので,のんびりできたのもよかった。
塩原温泉「みかえり温泉」

 帰り道,塩原のみかえり温泉に立ち寄った。
 会津の温泉に比べれば,小綺麗すぎて不満だけど,3日間の汗を流すにはちょうどいい。
 今日から,龍ヶ崎の祇園祭だ。



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