43.2000年9月9日〜9月10日
沢へ降りる

 ついに,管理人登場。
 恥ずかしいので画質を落としての登場です。
 藪をかき分け,谷底の沢へ降りていく。この季節は,まだまだ藪がきつい。
 このところ,関東地方では雨の日が続いている。
 夏の渇水で,岩陰に隠れていたイワナが出てくる頃だ。
 中島屋旅館に電話して状況を聞いてみると,昭和村はずっと雨が降っていないという。
 ちょっとがっかりしたが,台風も近づいているようなので出かけることにする。
 真岡を過ぎるともの凄い雷雨になってきた。
 これは期待できそうだ。
 フロントガラスを叩きつける雨に視界を遮られながらも車を飛ばす。
 ところが昭和村に着いてみると,雷もやんで小雨。
 川も相変わらずの渇水状態だった。
 地元の人の話では,これでも増水した方だという。
 いつもの沢でイワナ数尾を釣り上げると,大物ねらいで野尻川の本流へ移動する。
 本流は茶色に濁った濁流になっていた。
 上流の雷雨の影響だろう。
 これでは危なくて川へ下りられない。
 護岸の上から竿を出す。
 こんな時に限って大物が掛かるものだ。
 40センチオーバーのイワナだ。
 しばらく粘っていたが,結局どうすることもできなく,引き抜いたら糸を切られた。
 1.2号でも護岸の上からでは役に立たない。
 気を取り直して,滝谷川へ行き,25センチのイワナを上げて納竿とする。
 玉梨温泉「せせらぎ荘」で汗を流す。
 宿で昼寝をしていると,青井さんから電話があった。
 群馬で36センチのイワナを上げたという。
 こんな話を聞くと落とした40センチオーバーがますます悔しくなってきた。
 2日目も野尻川本流の落とした場所へ行ってみる。
 20センチのイワナが2尾。
 40センチオーバーの姿は遂に見ることはなかった。
 護岸の上からで掛けても上げられないだろうから,今度掛けたら川へ飛び込む覚悟だったのに。
 今シーズンラストの釣りに楽しみはとっておいて,今回の釣りを終わりにする。
 イワナ8尾,ヤマメ1尾の貧果であった。
 帰り道,塩原塩の湯「明賀屋本館」の露天風呂に立ち寄る。
 混浴で,けっこう女性も多かったので焦ってしまった。


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