40.2000年6月24日〜6月25日
サイハイラン

 花の形が「采配を振るう」の采配に似ていることからこの名が付いたという。
 花の頃は葉が枯れ落ちていて,見た目に美しいとは言い難い。
 昭和村ではごく普通に見つけることができる。
マスタケ

 スライスして天ぷらにすると鮭フライのようであるところからこの名があるらしい。
 写真のものは,育ちすぎていて食用にはならない。
 初めていただいたのは,中島屋旅館でした。
舟鼻峠

 田島と昭和を結ぶ舟鼻トンネル。
 もう何年も工事をしているけれど,開通の兆しはない。
 このトンネルが開通すると,昭和村もぐっと近くなってしまうので,できれば開通して欲しくない。
 釣り人のわがままです。
 梅雨に入り,大物が釣れる条件は揃った。
 中島屋さんに電話を入れてみると,雨が降って増水しているという。
 このチャンスを逃す手はない。
 真夜中,雨の中を昭和村へ向けて車を走らせる。
 残念ながら,峠を越えると雨はやんでいた。
 昨日までの野尻川の増水も,あっという間に平水に戻ったようだ。
 20センチ前後のイワナを何尾かキープし,大物ねらいは諦める。
 今回は,自由気ままな単独行なので,冒険気分で未踏のK沢を探ることにした。
 前回,O沢が釣れたので,条件的には同じこの沢も釣れるはずである。
 ところが,登れども登れどもアタリは全くなかった。
 途中,ウルイやウドが採られているので,釣りきられてしまったのかもしれない。
 1時間ほど登ったところで,大きなマスタケを見つけたが育ちすぎていて食用にはならない。
 頂上付近まで登りつめてはみたが,釣果はなく,冒険だけで終わってしまった。
 玉梨温泉の共同浴場で汗を流し,中島屋旅館で夕方まで寝た。
 今夜の中島屋は常連客で賑やかだ。
 渓流釣り,山菜採り,きのこ採り,漢方薬に精通している面々で,延々話を聞かされた。
 こちらが話す隙間は全くない。
 おいしい料理とおいしい酒で,夜はどんどん更けていった。

 2日目は,昨夜の宴で寝坊してしまった。
 出発前はいつも大物をと思うのだが,いつも睡魔に負けてしまう。
 宿のおじちゃん曰く,「釣りに来ているんだか,寝に来ているんだかわからない人」,そんな私である。
 一応釣りの支度をして出かけてはみたが,案の定先客が多く釣りにならない。
 本流釣りは諦める。
 昨日に続いて,大物釣りは諦めて,未踏のI沢に行ってみることにした。
 この沢は,種沢らしくめちゃくちゃ魚影は濃い。
 ただし,とんでもない藪沢で,30センチほどのちょうちん仕掛けを手に這って歩くような所である。
 サイズも今一つなので,そうそうに引き返した。
 思った釣果も得られず,帰路につく。
 帰り道,大網温泉「湯守・田中屋」の内湯に浸かり,汗を流した。
 
 今回の釣果,イワナ8尾,ヤマメ2尾。とても寂しい。



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