禁漁が迫ってきました。
昭和村も秋の装いです。
秋は,大物のシーズンです。
釣りの定宿,「中島屋旅館」も常連の釣り師で賑わっていました。
沢釣り名人の北城さん,大物釣りの笹木さん,朝野さん,毎月2回ずつ通っている畑野さん,個性豊かな釣り師達が集まっていました。
1日目。
夜明けと共に,大物ポイントへ直行しました。
幸い人は誰もいません。
ファーストヒットは,ハヤでした。
がっかり。
このところ雨が降っていないようで,釣り場は荒れているようです。
大物ポイントは諦めて,とりあえず,骨酒サイズのイワナを釣ろうと沢に入りました。
沢も結構場荒れしています。
骨酒サイズのイワナを釣ると,本来の目的である大物を求め,もう一つの一級ポイントへ行きました。
只見川育ちの大イワナが遡上途中に立ち止まる小さな滝壺です。
幸い,ここも今日は誰も入っていないようです。
大いに期待をしたのですが,水量も少なく釣り切られたような感じで,追ってくるのはリリースイワナばかりでした。
野尻川の本流は,あちこちに釣り人の姿を見かけます。
無駄だとは知りながら竿を出すと強い引き。
遂にキタかと思ったけれど,上げてみればそれがコイ。
渓流でコイを釣るとは,大いにがっかりしました。
コイを釣ったところで1日目の釣りを諦めました。
宿に戻ると,笹木さんは,34センチ,35センチのヤマメを釣り上げていました。
さすが名人さんです。
朝野さんは,大物ポイントに私の方が先に入ってしまったことを大いに悔しがっていました。
夜は釣りの話で大いに盛り上がり,ついつい酒を飲み過ぎてしまいました。
2日目。
新たな釣り場を求め,いくつかの沢を試してみました。
さしたる釣果もなく,朝食前に宿に戻りました。
すると,朝野さんが,44センチのイワナを抱えていました。
さすが名人。
どこで釣ったか訪ねると,私が昨日行った大物ポイントで釣ったと言います。
昨日はいなかったはずだけどと私が言うと,「昨日はいなかったかもしれないけど,夜中に大雨が降ったんだよ。それで上ってくると思ったんだ。」
ついつい酒を飲み過ぎて,雨が降ったことには気付きませんでした。
さすが名人の読みは完璧です。
「もう1尾大物がいるよ。結構粘ってみたけどダメだったよ。」
それは何とかものにしたい。
今回が今年最後の釣行と思っていたけど,もう1回仕事を休んで挑戦しようと思いました。でっかいイワナを見せられて,大いに闘志を燃やしました。
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