26.1999年5月2日〜3日(1泊2日)
野尻川支流・沢のイワナ

 沢で釣れた25センチのイワナ。
 刀のように細長く,引き締まった魚体です。
 腹の辺りが黄色いのが特徴の天然イワナです。
野尻川本流のイワナ

 本流で釣れた31センチのイワナ。
 体高が高く,ニジマスかコイのような魚体です。
 とても太っていて,ぶよぶよしています。
 大きさの割りに口が小さく,成魚放流の養殖イワナのようです。
 こんな気持ちの悪いイワナを釣ったのは初めてのことです。
 やっぱりイワナは天然物がいい。
 2週連続の昭和村釣行。
 前回逃がした大イワナが忘れられず,野尻川本流へ向かう。
 いつもは沢から入るのだが,今回の目的は,あくまで大イワナ。
 数釣りならば沢がいいけど,小さなイワナは眼中にない。
 夜明け前の3時半に前回のポイントに到着し,明るくなるのを待つ。
 沢なら確実に釣れるけど,今回は大勝負だ。ダメならボウズも覚悟しなければならない。
 ゴールデンウイークは釣り人が多いので,ここでダメなら移動しても釣り切られた後になってしまう可能性が高い。
 幸い20センチ以上のイワナがぽつぽつ釣れた。
 そのうちの1尾は,29センチのナキ尺だったけど,不思議に悔しさはない。
 あくまで狙いは,前回逃がした大イワナだ。
 しばらく粘ったが,ついに姿を見ることはなかった。
 それなら数釣りに切り替えて沢釣りをと,場所を変えてみたが,やはり釣られた後のようで,25センチのイワナ1尾を釣るのがやっとだった。
 そこで,やっぱり目的は大イワナだと,考え直し,再び本流へ戻ってみる。
 するとそこは,釣り人だらけ。
 どこへ行っても釣れなかった。
 宿に戻ると常連の畑野さんが,34センチのイワナを持ってきた。
 タモを使わず抜いたそうで,さすがベテランと感心した。
 畑野さんは,毎月2回,10年以上通っている常連さんで,宿で知り合いになった方だ。いつものんびり釣りを楽しみ,ガツガツ釣らないところがベテランらしい。ムキになって釣ったりせずに,見るからに昭和村の休日を楽しんでいる感じだ。
 宿での夕餉は,畑野さんと酒を酌み交わしながらの釣り談義。楽しいひとときだ。
 
 2日目。
 最後のチャンスを狙い,本流へ。
 大イワナとはいかなかったが,今シーズン3尾目の尺イワナが釣れた。
 今まで野尻川では見たことないような成魚放流の養殖イワナだった。
 あんまり気分はよくないがとりあえず尺イワナだ。
 2日目は,この1尾で納竿する。場所を変えてもどうせ釣り人だらけだ。
 今回の釣果は,イワナ7尾,ヤマメ3尾。
 朝食後帰路につくと,塩原温泉街で渋滞に巻き込まれ,帰宅したのは午後3時過ぎだった。
 

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