とうとう今年最後の釣りになってしまいました。 禁漁前,最後の土日です。 日曜日の午後は仕事があってどうしても帰らなければならないので,今回同行のHTさんとは,車は別々です。 事前に川割りをして,お互い効率よく釣る計画です。 明け方,野尻川のポイントに着くと,すでに先行者の車がありました。 最後の土日なので,釣り人が多いようです。 川割りしたのでHTさんのポイントに行くこともできず,野尻川を諦め,予定になかった玉川に移動します。 |
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ここが大当たり。入れ食いです。 1ヶ所で,25センチ前後のイワナ,ヤマメを10尾ほど釣りました。 ここでいつものよくない考えが脳裏をかすめます。 「もう十分釣ったので,温泉に入ってビールが飲みたい。」 いけません。今日は今年最後の釣りです。 今年は尺オーバーを一尾も上げていません。 尺オーバーを釣るまではしっかり釣らなければなりません。 野尻川に戻ります。 9月の豪雨で,ヨシは倒れて枯れています。本流は釣りづらいです。 |
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本流は諦め,沢に入ります。 田んぼはすっかり黄金色。秋の釣りは気持ちがいいです。 とある沢の1ヶ所に魚が溜まっていました。 肉眼で見ても,イワナ3尾,ヤマメ2尾が確認できます。 尺前後ありそうです。やっと尺が釣れそうでドキドキしました。 慎重に竿を出すと,一発で喰ってきました。 しかしながら釣れてきたのは肉眼では見えなかった小イワナです。 その後,何度トライしても大物は喰ってきません。 通常は,大きい方から掛かるものですが,大物はエサに見向きもしません。 1時間ほど粘りましたが,見えるだけで釣れないので諦めて別の沢に移動します。 |
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別の沢では釣れるものの型が小さいです。 やっぱり大物狙いということで,野尻川の本流に戻ります。 橋脚には大量の流木が絡まっています。 豪雨のすさまじさを実感しました。 かなり川は荒れています。 ポイントがことごとく土砂で埋まっています。 時折,リリースサイズのイワナ,ヤマメが釣れますが,大物は上がりませんでした。 一旦,中島屋に行ってHTさんの帰りを待ちます。 |
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中島屋では,数年ぶりに出会う常連のSJさんが狭山から来ていました。 久しぶりの挨拶もそこそこに,「あれ,ずいぶん太ったねえ。」と言われショックでした。 釣りの相間にキノコ採りをしてきたとのことで,キノコを見せてもらいました。 キノコの名前も教えてもらいましたが,何度聞いても覚えられず,結局何というキノコかは分かりませんでした。 そのうちHTさんが帰ってきました。釣果はまずまず。大物は出なかったそうです。 二人揃ったところで玉川の大堰堤下に行きました。 谷を下る途中に,SJさんに見せてもらったキノコと同じキノコが大量にありました。 釣りの方はリリースイワナだけでしたが,キノコをお土産に持ち帰りました。 |
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宿に戻りSJさんにキノコを見てもらうと,違う種類とのこと。やっぱり素人にはキノコの見極めは無理のようです。 宿のおばちゃんは,種類は違うけど食べられるキノコだと言ってくれました。名前は忘れました。 久しぶりに長時間釣りをしましたが,結局尺オーバーには出会えませんでした。 HTさんと昭和温泉「いこいの湯」に行きました。 野尻川では,明日の釣り大会用にニジマスを放流していました。 今日放流した魚を明日釣るというのはどんなものでしょうか。 釣り堀のようで釣趣が湧きません。 |
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SJさんにまで太ったと言われてしまったので,今回も昼食は抜きです。 HTさんは,おつまみを大量に持参していたので部屋でビールです。 今回は,ロマンチック村王様のビール。インドの青鬼。サッポロクラシック。よなよなエールです。 1本1本味が違うので飽きることがありません。 しかしながら,いつもより長時間釣りをしたので疲れてしまい,4本で終了。 中島屋は満室で,STさんやイワナの季節さんも来るかもしれないということで一番奥の広い部屋です。 広々としたお部屋で昼寝です。秋の風が心地よいです。 |
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目を覚ますと夕食です。 見知った常連さんたちとの宴会です。 千葉のTSさん,埼玉のHさんとは,前回も一緒でした。二人とも,このところ毎週のように来ているようです。ここでは明らかにできませんが,二人とも仕事ではかなりのポジションにいる方です。こうして頻繁に釣りに来られるのが,とても羨ましいです。 フライフィッシングのNさん夫妻とは久しぶりです。相変わらず,奥様のビールの量は半端ではありません。見る見るうちにキリンラガーの大瓶が並んでいきます。一日玉川の沢を探索していたそうです。夫婦で趣味が同じというのも,羨ましいです。 釣行日を捻出するのも,カミさんから許可を得るのも大変な私にとって,羨ましい方々です。 |
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狭山のSJさんは,常連さんの中では一番の古株です。私が大物釣りを教わったのはこの方からです。私にとって釣りの先生です。 エサ釣りからフライフィッシングに転身しましたが,かつての栄光が忘れられず,エサ釣りに戻ろうかと悩んでいました。 SJさんは,意外にも今年初めての中島屋だそうで,最後に残っていた「チーム中島屋」Tシャツを購入しました。これでTシャツは完売です。 Tシャツをデザインしたイワナの季節さんがこの席にいないのは残念ですが,チーム中島屋の楽しい宴会は延々続きました。 最後には,珍しく矢ノ原蕎麦が振る舞われました。美味しかったです。 |
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2日目は,仕事の都合で早めに帰宅しなければなりません。 早朝,昨日粘った溜まりに行ってみました。 大きなイワナ,ヤマメ,しっかりいます。 でも,釣れません。見えるのに釣れない。辛いです。 リリースイワナが3尾。これで今年も終わりかと思うと寂しいです。 野尻川の本流に戻ります。 途中,この前の豪雨で決壊しているところがありました。 稲刈り前です。自然の恐ろしさを目の当たりにしました。 |
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時間的に行けるのはあと1ヶ所。 今日もHTさんと川割りしてあるので,HTさんが行っていない沢で最後です。 この沢は期待できないのですが案の定,一尾目,29センチの泣き尺でした。 春先に29センチを釣ったとき,あと1センチ大きくなれよとリリースした場所です。 全然大きくなっていません。 二投目,きました。33センチのイワナです。大きくなっていました。 最後に尺イワナが釣れました。これにて納竿。 チーム中島屋で,今年,尺オーバーを釣っていないのは私だけだったのでこれで安心しました。 あとは八町温泉で朝風呂です。 |
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玉梨温泉も,豪雨で野尻川が大変だったようです。 八町温泉の対岸は,道路が寸断されています。 尺オーバーを釣るのに苦労した一年でしたが,最後に釣れてよかったです。 満足感,達成感一杯の温泉は,それはそれは気持ちのよいものでした。 これだから釣りはやめられません。 と言いつつ,一番楽しかったのは夜の宴会かもしれません。 また,来年。「チーム中島屋」のみなさんとも,半年間のお別れです。 「イワナ釣り」メニューに戻る |
148.チーム中島屋の夜は更けて(2015年9月26日〜27日)