133.昭和村へ行く日常(2013年9月7日〜8日)


 STさんの車に乗って,昭和村へ釣りに行きました。
 今年もとうとう昭和村は,禁漁のままシーズンを終えそうです。
 釣りをするのは,南会津町や下郷町です。
 それでも泊まりは,昭和村の中島屋旅館。
 やっぱり昭和村が好きだし,中島屋旅館が好きだから。禁漁であっても,これだけは変えられません。
 昭和村釣行は,旅ではなく日常になっています。

 最初に竿を出したのは,桧沢川の下流です。
 オープニングヒットは,ハヤでした。
 野尻川で早朝の大イワナはもう昔の話になってしまいました。ここ2年間は,いつものパターンです。
 そのあとも,ヤマメとアブラハヤ。
 イワナの骨酒が飲みたくて,桧沢川上流の沢に移動しました。

 私は2ヶ月ぶりの釣りですが,STさんは頻繁に釣りに来ているようです。
 昭和村以外の釣りに気乗りのしない私に,いろいろな沢を教えてくれました,おかげでよい釣りができました。
 骨酒用のイワナ1尾と,唐揚げ用のヤマメを2尾キープしました。
 あとはリリースです。
 STさんのおかげで,のんびりゆったりとした釣りができたことに感謝します。

 私が釣れたのを見届けてから,STさんがようやく釣り始めました。
 STさんが林道から谷を下っている間,私は車でプレミアムモルツを飲みながらの休憩です。
 天気が心配されましたが,空は青空,ススキも揺れる秋晴れです。
 爽やかな山の中で飲むビールは格別でした。
 STさんが型のよいイワナを持って戻ってきました。

 朝に満足な釣りができれば,釣りは終わりです。
 沢の近くで見つけたカラハナソウを収穫しました。
 この時期は山菜がないので,貴重な山の幸です。
 天麩羅にするとビールの苦みが爽やかな野生のホップです。
 千葉の常連Tさんが38センチのイワナを釣り上げたというポイントをちょっと覗いてから,昭和村へ向かいます。
 ここからは,いつもの行動パターン。

 いつもの昭和温泉「いこいの湯」です。
 このところ,源泉の投入量が増えたため,熱くてとても入れません。
 不本意ながら加水して,なんとか入浴できました。
 湯上がりの体は当然アツアツです。
 中島屋旅館までの移動時間は5分ほどですが,これが結構辛かったです。
 チェックインするなり,いつもの部屋でビールです。
 湯上がりのビールは最高です。
 午前中にチェックインできるのも中島屋旅館の魅力です。

 

 お昼はいつものやまか食堂のラーメンといきたいところですが,食堂隣の保育所で運動会をやっていて,今日は臨時休業のようです。
 どうもやまか食堂との相性が悪いようで,休みに当たることが多いです。
 二人ともビールを飲んでしまったので車で移動できません。歩いて行ける「味楽」でラーメンをいただきました。
 さっぱりした昔風の醤油ラーメンです。

 食後は,部屋に戻って,またまたビールです。これもいつものパターンです。
 STさんは,ウイスキーです。
 そのうち二人とも徹夜のドライブの疲れが出て,眠ってしまいました。
 いつもより飲んだビールは少なめです。
 大部疲れがたまっていたみたいです。
 夕方起こされると,もう夕食です。

 千葉のTさんも来ていました。
 宿のおじちゃんおばちゃんと5人で宴会です。
 昼食から寝ただけで体を動かしていないのでお腹は空いていません。
 ホップの天麩羅,ヤマメの唐揚げ,そしてイワナの骨酒,山の幸が盛りだくさんです。
 楽しい雑談と共に,5時間かけて料理をいただきました。
 あとは寝るだけです。
 近年,変わらぬパターンの一日でした。
 

 2日目は,雨でした。
 下郷町で少しだけ竿を出しました。
 2尾のイワナを釣ったところで終わりです。
 2尾ともリリースサイズ。
 一日中釣りをしていたのは昔の話。今は釣りは少しだけです。昔のような貪欲さもワクワク感もありません。
 あまりにも毎回同じパターンで日常化しています。
 新たな釣り場を探す探求心も,旅心もありません。
 あるのはいつもと変わらないという安心感だけです。

 帰り道の立ち寄り湯。
 何年か振りの会津高原温泉「夢の湯」です。
 昭和温泉とは対照的に,じっくり浸かれるぬる目のお湯です。
 微かな硫黄臭とすべすべした柔らかなお湯が心地よいです。源泉掛け流しの確かなお湯です。
 雨でしたが,露天風呂にも屋根があるので大丈夫です。
 「夢の湯」HP

 帰り道に,さくら市〜宇都宮市あたりでラーメンを食べるというのもパターン化しています。
 今回は,さくら市の「味ろく」です。
 黒味噌ラーメン(690円)をいただきました。極太麺で美味しかったです。食べログHPへ
 新たな釣り場を見つける新鮮な旅もしたいけれど,変わらぬ日常のような旅もそれはそれでよいものです。このリフレッシュが仕事の活力になっていることは確かです。

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