127.夏の終わり,伊南川へ。(2012年8月29日〜30日)


 夏も終わりが近づいてきました。
 南会津の朝は,気温も20度前後と半袖では肌寒い季節です。
 お盆はずっと仕事で頑張ってきたので,夏の終わりに夏季休暇が取れました。
 平日の釣りは,人が少なくゆっくり釣れるので嬉しいです。
 昭和村は原発事故の影響で禁漁中です。
 旧南郷の伊南川に行きました。

 伊南川の流れは,青く水が澄んでいて,清流そのものです。
 野尻川や只見川とは比べものにならないぐらい美しい流れです。
 普段は沢釣りメインですが,このところ大物が釣れないので,本流で大物を狙いました。
 とりあえず,沢の落ち口で骨酒用のイワナをキープしました。
 あとは,本流一筋です。

 慣れない本流釣りですが,イワナ,ヤマメがけっこう釣れました。
 残念ながら,尺上は出ず,28センチのヤマメが最大でした。
 それでも,流れが強い本流ですので,巨大なハヤも混じって,尺上級のやりとりで楽しめました。
 すべてリリースです。
 太陽が昇り,アユ釣り師が出てきたところで釣りは終わりです。
 昭和村「中島屋旅館」に向かいます。
 

 今回の釣りは,初めてのところばかりでしたが,事前調査がうまくいきました。
 これまでは,釣りのガイドブック,国土地理院の地形図で調べていました。
 この方法だと,実際に行ってみると予想と違うことが多々ありました。
 今回は,これまでの方法に,グーグルアースを加えました。
 グーグルアースを使うと,地図にない堰堤や,護岸の様子,流れの様子まで,鳥のように分かります。
 初めての釣行にはお勧めです。

 残念ながら,小沢は,木々に覆われていて確認できませんが,本流であればグーグルアースは地図より使えます。
 さて,伊南川から昭和村はけっこうな距離があります。
 それでも信号はほとんどないので,それほど苦にもなりません。
 昭和温泉で汗を流します。
 いつもは熱い昭和温泉ですが,お湯の出が悪いのかぬるかったです。
 2日目もぬるかったので,たまたまではないようで,少し心配です。

 宿に入り,ビールを飲みながらゴロ寝です。
 この時間がとても好きです。
 昼は30度近くなりますが,関東と違って爽やかです。
 いつものように,やまか食堂でタンメンの昼食を取ると,あとは昼寝です。
 寝たと思うと,5時には起こされ,宿のおじちゃんと2人で宴会です。
 平日なので,泊まり客は他にはいません。

 2日目は,どこで釣ろうか迷いましたが,結局,竿を出さずに帰りました。
 ずっと雨が降っていないので,全体的に渇水気味で,あまり期待できないようです。
 そんなわけで,来年に備え,野尻川を探索しました。
 竿を出したい衝動に駆られましたが,ルールはルールです。
 来年こそは,解禁してほしいものです。

 昭和村が禁漁でも,中島屋旅館に来てしまうのは,この骨酒が飲みたいからです。
 2杯まで無料の骨酒が飲める宿なんてなかなかないと思います。
 それと,おじちゃん,おばちゃんの人柄です。
 2人はよくけんかをしているけれど,そのやり取りを見ているのも楽しいです。
 ふるさとに帰ったようなやすらぎがここにはあります。

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