セシウム騒ぎで未だ禁漁の昭和村は釣りができないので,旧南郷村へ釣りに行きました。
 今回は,STさんとの釣行です。
 金曜日の夜,南郷に向け,車を走らせます。
 STさんは,どうしても外せない宴会があったということで,私の車1台で行きました。
 行きの車内は,とんでもないアルコール臭です。
 酔いもまだ醒めていないようで,同じ話が繰り返されます。

 昭和村で釣りができないのは残念ですが,今まで行ったことのない新たな釣り場を探す楽しみがあります。
 初めに入った小屋川で,イワナとヤマメを釣りました。
 尺はないけれど,なかなかいいスタートです。
 その後,伊南川に注ぐ支流,小滝川,滝倉沢川,八久保沢などを探索しました。
 ずっと雨が降っていないらしく,水量は少なめでしたが,どの支流にもイワナがいました。
 骨酒用のイワナをキープしました。

 支流は大物の予感がないので,伊南川の本流でも竿を出しました。
 伊南川の流れは,水が澄んでいて美しいです。
 良さそうな場所はあったのですが,釣れたのはハヤのみで,意外にアタリはありませんでした。
 私の短い渓流竿では,出せるところも限られてしまいます。
 本流竿やルアーなら,結果は違ったかも知れません。

 この画像は,とある沢の上流です。
 国道から下流を見たときは,全く水がありませんでした。
 周辺に水田が広がっていたことから,もしかしたら上流で取水されているかも知れないと思い,上流へ行ってみました。
 思った通り,上流はかなりの水量です。
 崖を下り,藪を漕いでやっとたどり着いたのが,この場所です。
 残念ながらアタリはありませんでした。それでも,宝物を発見したような気分です。

 

 釣りはこの辺で終わりにし,南郷から昭和村へ向かいます。
 昭和温泉で汗を流し,中島屋旅館で,作戦会議です。
 釣りガイドと国土地理院の地図,そして,大量の持ち込みビールです。
 STさんは,釣りの間に酔いが醒め,また飲み始めています。ウイスキーも持参しています。
 二人とも,明日の釣り場の選定に余念がありません。
 この時間がけっこう楽しいです。
 ビールもどんどん進みます。

 昼食は,中島屋旅館向かいにある「やまか食堂」です。
 いつものタンメンをいただきました。
 旨いです。
 あとは,宿で昼寝です。
 からむし織りの里では,お祭りのようですが,睡魔には勝てません。
 夏だというのに,昭和村は涼しい風が吹いています。
 夕方まで熟睡しました。

 夕食は,千葉からいらした常連のTさんもいて,とても賑やかです。
 からむし織りの里では,花火大会が行われているようです。
 中島屋からも,花火が見えました。
 花火は15分ぐらいで終わってしまい,ちょっと淋しかったです。それも昭和村らしいかな。
 昭和村で花火が見られるなんて思ってもみなかったので,いい気分です。
 イワナの骨酒とビールがどんどん進みます。

 2日目は,八町温泉で朝風呂です。
 1日目の昭和温泉がいつもと違ってぬるかったので,八町温泉が熱く感じます。
 それにしても,いいお湯です。
 温泉の近くのお酒屋さんで,野尻川の解禁について訪ねると,「今年は渓流は解禁しない」ときっぱりと断言されてしまいました。
 耳を疑いしつこく聞きましたが,答えは同じでした。
 ショックです。
 もう来年に期待するしかありません。
 来年までの長いこと,しばらく立ち直れそうにありません。

 2日目の釣りは,帰り道です。
 下郷町の戸石川(姫川)で拾い釣りです。
 沢はけっこうイワナがいましたが,サイズは小さいです。
 本流は,よいポイントもありますが,魚信がありません。釣り人が多いのだと思います。
 まだまだ探索の余地はありますが,大物の予感がありません。
 さっさと諦め,帰路につきました。

 運転のないSTさんは,帰りの車でも飲んでます。
 結局2日間でウイスキー1本空けてしまいました。
 ビールも2人で10本以上飲んだし,骨酒もかなり飲みました。
 人のことは言えませんが,STさんのお酒好きには呆れるばかりです。
 次回は,STさんが飲み過ぎないように,運転手を頼むことにします。
 帰りに寄ったさくら市のラーメン店「みやこ家」のあっさり塩そば(610円)旨かったです。

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126.昭和村,夏の花火(2012年7月21日〜22日)