122.夏の終わりに(2011年8月25日〜26日)

 猛暑の夏もそろそろ終わりです。
 釣り人の少ない平日に休みを取って,昭和村に出かけました。
 今回の釣行は,HTさんと「イワナの季節」さんの3人で,それぞれ別々の車で行きました。
 釣り場が重複しないように,事前に電話で川割りをしました。
 誰の思惑が当たるのか,楽しみです。
 早朝,みんなそれぞれ自分の入渓ポイントが最良の選択と信じて釣り始めました。

 わたしの選択は,失敗だったようです。
 イワナ,ヤマメとも釣れましたが,リリースサイズばかり。
 大イワナは不発でした。
 ほかの二人が行きそうもない玉川の支流にも行ってみましたが,未だアブが多くて釣りになりません。
 野尻川の本流に戻れば,ハヤとアブラハヤばかり。
 散々な結果です。

 そろそろ日も昇り,諦めようと帰るとき,HTさんからの電話です。
 最初の場所は私と同じく不発だったそうですが,次に行った沢で40センチのイワナがあがったとの連絡。
 羨ましいです。
 「イワナの季節」さんも不発だったようです。
 3人が中島屋旅館に揃ったところで,八町温泉に行きました。
 汗を流し,やまか食堂で朝食です。

 あとは,ビールを飲んで寝るだけです。
 8月も終わりだというのに,中島屋はまだまだ暑いです。
 コンビニの店頭には,早くも「秋味」が並んでいます。
 今年最初の秋味です。
 それと,サンクス限定,銀河高原のアメリカンペールエールです。このビールは,人気が高く,ほとんどのサンクスで,もう姿を消しているようです。来る途中,真岡のサンクスで見つけました。ラッキーです。

 昼寝から起きると,宿のおじちゃんと夕食です。
 40センチを釣り上げたHTさんに乾杯!
 私はまだ,大物を上げていませんが,仲間が釣れれば嬉しいものです。
 3人が揃うのは,今年初めてですので,楽しい宴会になりました。
 本日の釣果報告と,明日の作戦会議,釣りの話題は尽きません。

 山菜とキノコ,昭和村の豆腐,とても美味しくいただきました。
 中島屋のおじちゃんは,原発事故の風評被害が心配だと言っていました。
 食べる食べないは,各人の判断です。
 私は,今更とも思うので,気にせず美味しくいただきました。
 ふと,背中が痒いので触ってみると,丸く大きく腫れています。八町温泉で,アブにくわれたようです。まだまだ,川にはアブがいます。
 この写真は,中島屋に貼ってある「火の用心」です。
 「火の用心」は,奥会津地方に伝わる正月の風習だそうです。
 いわゆる子供の書き初めです。
 無災(むさい)に掛け,数えで6歳の子どもが書くそうです。
 1月2日の書き初めの「本番」に向け,12月になると家族から筆の持ち方や書き方を習うそうです。当然,漢字は読めないでしょうから,字はたどたどしいです。
 それでもこれは縁起物。味わいのある書き初めです。

 さて,今回の釣果は,イワナ7尾,ヤマメ3尾の貧果でした。
 キープしたイワナ2尾は,それぞれ骨酒と,唐揚げにしていただきました。
 中島屋さんのご厚意により,どちらも無料というのが嬉しいです。
 宴会は,9時前には終わり,明日に備えます。
 

 2日目の朝は,雨でした。
 ちょっと気分は乗らなかったのですが,HTさんのイワナに続こうと,無理をして出かけました。
 本流は多少の濁りはありましたが,たいした増水もせず,期待はずれでした。
 イワナもヤマメも全てリリース。
 釣りは諦め,昭和温泉に入りました。
 皮肉なもので,釣りをやめると,雨は上がりました。

 釣果は今一でしたが,楽しい夏の釣りを満喫することができました。
 平日の釣行なので,休んだ分の仕事がたまっています。
 仕事のことを考えると,とても暗い帰り道になりました。
 夏も終わりです。
 渓流シーズンもあっという間に残り少なくなりました。

「イワナ釣り」メニューに戻る