114.昭和村も暑かった(2010年8月26日〜27日)

 関東地方は,連日猛暑日が続いている。
 例年だと,宿泊料が安くなるこの時期に,家族旅行に行くのですが,今年はどこにも行きません。
 家族旅行に行くより,近所の友達と遊んだ方がいいという親孝行の娘です。
 おかげで,昭和村に行けました。
 サウナのような関東地方を脱出です。
 同行予定のSTさんは,どうしても抜けられない会議があるそうで,今回は単独行になりました。
 出発前に,餌にするドバミミズを捕りに行くと,晴天続きのせいかなかなか捕れません。
 やっとのことで30匹ほど確保しました。
 久しぶりに釣り仲間の本堂さんも昭和村の中島屋で合流する予定になっていますが,やはりえさの確保には苦労したようです。
 早朝,野尻川のほとりに着きました。
 まだ,夜明け前ですが,いつもの場所なので川の様子はわかっています。
 だいたいの勘で,一投目。
 向こう合わせで強い引きです。
 まずまずの型のヤマメが釣れました。
 その後もアタリはありましたが,掛かってくるのはハヤばかりでした。
 夜が明けて気づいたのですが,野尻川はかなりの渇水です。
 情報では,雷雲は発生するものの,まとまった雨にはなっていないそうです。
 これでは大物は隠れてしまって,釣れそうにもありません。
 宿のおじちゃんの話では,このところ雨がないので釣果はよくないそうです。
 いつでも自由に来られるわけではないので,天気ばかりはどうすることもできません。
 釣れてくるイワナは,小物ばかりです。
 最初は,リリースしていたのですが,そろそろ骨酒イワナをキープしなければなりません。
 と思ったときは,時すでに遅し。
 イワナがなかなか釣れないのです。
 釣れてくるのは,ヤマメとハヤばかり。特にハヤの餌取りには参りました。
 仕方がないので,骨酒用のイワナを求め,沢に入りました。
 やっとのおもいでイワナをキープしました。
 解禁当初以外で,こんなに苦労するのは久しぶりです。
 太陽が昇ると,おもいのほか,昭和村も暑く,シャツは汗でびしょびしょです。
 ここで釣りは終わりにし,昭和温泉で汗を流しました。
 いつものように,早々とチェックインして,部屋でビールです。
 湯上がりのビールは最高です。
 すでにコンビニでは,秋の季節限定ビールが売られていますが,とても秋とは言えない気温です。
 昭和村でこんなに暑いのは,初めてです。
 中島屋の部屋には,年代物のセンプーキがあります。
 このセンプーキを使うことになるとは,思っても見ませんでした。
 ビールを飲んで昼寝をしていると,本堂さんがやって来ました。
 野尻川の下流から入り,只見川の沢釣りをしてきたそうです。
 夕食は,常連さんと楽しい釣り談義に盛り上がりました。
 名人の話を聞けるのが中島屋のいいところです。
 夕方,夕立が来たようです。増水するほどではありませんが,明日は期待が持てそうです。
 2日目に備え,10時前に床につきました。
 2日目は,たいした増水はしませんでしたが,濁りが出ました。
 ハヤが多いものの,イワナ,ヤマメともに好調です。
 昨日とは大違いです。
 そんなこれからというときに,家からの帰れコール。息子が熱を出したようです。
 ハヤに取られて,餌もなくなったので,1時間ほどで納竿。
 これからというときに,残念です。急いで家路につきました。

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