104.渇水の野尻川から玉川へ(2009.6.13.〜14.)
 遅ればせながらETCを取り付けた。
 いつも茨城から昭和村までは高速道路は使わない。
 龍ヶ崎からつくば,下館,真岡,さくら,矢板,塩原,田島と,ひたすら深夜の一般道を走る。
 せっかくETCを付けたのだから,矢板から塩原まで東北道を通ってみた。
 通常650円が,深夜割引で350円であった。
 時間的にはあまり変わらないので,あんまりお得感はない。
 夜明け前,昭和村に着いた。
 南東北もいよいよ梅雨入りした。
 ところが,これまでまとまった雨がないらしく,野尻川は信じられないほどの渇水状態。
 先月もひどい渇水状態だったが,今回はさらに水量が減っている。
 真夏の渇水より水がない。
 釣りをするには最悪の条件だ。
 本流では,20センチほどのヤマメが1尾だけ。
 骨酒用の小さなイワナも釣れない。
 骨酒用のイワナを求め,支流に入る。
 写真のように川底がむき出しになっている。
 これではとても釣れそうにない。
 ただでさえ水がないのに,上流で田んぼに水を引くため取水しているのだ。
 熊が怖いので少々ためらったが,取水場所より上流に移動してみることにした。
 思った通り上流には何とか水が流れていた。
 それでも平年よりはずっと少ない。
 イワナはけっこう群れになっていて次々釣れる。
 骨酒イワナをキープしたが,そのあと釣れるのも20センチほどの小物ばかり。
 かなり粘ったが,大物は出なかった。
 一度,宿に立ち寄り,釣りは諦めようと思ったが,野尻川の支流,玉川に行ってみた。
 支流と言っても本流より水量は玉川の方が多い。
 水量が多く遡行が厳しいのでいつもは敬遠していた。
 これだけの渇水なら,もしかしたら今回は入渓しやすいかもしれないと思ったのだ。
 行ってみると思ったとおり,ふだん通れないところも楽々竿を出すことができた。
 活性は高く,何匹かのイワナとのやり取りを楽しんで,そろそろ帰ろうと思ったところ,大物がかかりました。
 40センチのイワナです。
 久しぶりの大物に,興奮しました。
 これで釣りは終わりです。
 昭和温泉のお湯に浸かり,やまか食堂でお昼いただき,あとは,中島屋旅館で昼寝です。
 徹夜のドライブで夕方までぐっすり眠りました。
 夕食は宿のおじちゃんおばちゃんと3人だけです。
 ここでちょっとした事件がありました。
 車のタイヤがパンクしていました。
 玉川の林道か,昭和温泉で,何かを踏んでしまったのかもしれません。
 2日目は,釣りを諦め,村で唯一の車屋さんに来てもらってパンクを直してもらいました。
 朝はゆっくり起きようと思ったのですが,目が覚めてしまい,宿の周辺を散歩しました。
 のんびり散歩もいいものです。
 パンクが直っても,もう,釣りに行く気はありません。
 昨日一日で十分な釣りができました。
 イワナ15尾,ヤマメ1尾,計16尾(リリース含む)。数も型も満足です。
 
 帰りは,ETCの休日割引をフルに使ってみました。
 塩原IC〜東北道〜北関東自動車道〜常磐道〜圏央道〜阿見東ICと,約60キロメートルほど遠回りをして,帰ってきました。
 通常4600円の高速料金が1000円で済みました。
 昭和村から3時間35分。1時間ほど時間短縮です。
 運転が楽でよいのですが,飽きてしまうのが欠点です。
 ガソリン代も高くつくので,昭和村に行く場合は,あまりETCの恩恵はないと思いました。
 
 夕方,龍ヶ崎は激しい雷雨となりました。
 昭和村でもこれぐらいの雨が降ればなあと思いました。
 

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