103.ネマガリタケとワラビと尺イワナ(2009年5月23日〜24日)
 4月に転勤して,仕事がとても忙しくなった。以前より,1日平均3時間は多く働いていると思う。
 それでも当然,給料は変わらない。
 とても疲れた週末に,今年2回目の釣りに出かけた。
 今回は単独行なので,金曜日の夜中,睡魔と戦いながら車を走らせた。
 仕事の疲れは,昭和村釣行でリフレッシュしたい。
 骨酒用のイワナを釣って,温泉に浸かり,ビールを飲む。そして昼寝。
 このごろガツガツ釣りをしなくなりました。のんびりと,日頃の疲れをとるための昭和村になりました。
 昭和村まで200キロちょっと。
 途中休みながら,5時間の夜間走行です。
 野尻川の中流部,明け方に着きました。
 驚くほどの渇水状態です。
 冬に雪が少なかったことと,水田への取水が影響しているようです。
 例年なら舟鼻峠にも残雪があるのですが,今年はほとんどありませんでした。
 真夏の野尻川を見るようです。
 
 そんなわけで,最初の入渓点はアタリなし。
 今回はかなり苦戦するかなと思いましたが,下流部に移動するとあっさり骨酒イワナが釣れました。
 その後も,25センチ前後のイワナがおもしろいように釣れました。
 渇水のため,イワナは固まって潜んでいるようです。
 いるところにはたくさんいるけど,いないところには全くいない,当たり外れのはっきりした状況です。
 骨酒イワナを1尾キープすれば,ほぼ所期の目的は達成です。
 あとは大イワナねらいです。
 さらに下流部に移動しました。
 ところがそこはウグイばかり。
 田んぼの泥水も入ってきて濁りはじめたので,沢に入ることにしました。
 沢の入り口に先行者がいたので話を聞くと,熊がいたので引き返してきたとのこと。
 熊は怖いので沢釣りは諦めました。
 
 再び本流に戻り,少し上流へ移動しました。
 一投目,尺イワナがかかりました。
 これで十分満足です。
 時間は7時を回ったところですが,早くも納竿。
 田んぼの近くでワラビ採りをしました。
 山菜採りも楽しみです。
 あとは,温泉に浸かり,ビールを飲んで夕方まで寝るだけです。

 
 昭和温泉に入っていると,地元の山菜採りの方が来ました。
 採ったばかりのネマガリタケを頂きました。
 ウドとコシアブラがそろそろ終わりだと言っていました。
 ネマガリタケは,煮たりしないでそのまま焼いて食べるようにとのことでした。
 中島屋旅館の夕食に出してもらいました。

 温泉からあがり,旅館でビールを飲んで昼寝です。
 いつもなら夕方まで寝るのですが,今回はあまりにも寝るのが早かったようです。
 3時過ぎに目を覚ましました。
 今夜の泊まりの常連さんが来ていました。
 その方は前回,旅館の裏で尺イワナを釣ったそうです。
 夕食まではまだ時間があったので,旅館の裏で竿を出してみました。
 まあ,そう簡単に釣れるものではありません。
 ハヤにエサを取られるばかりで釣果はありませんでした。
 そうこうしているうちに夕食です。
 ウド,タラの芽,シドケ,コゴミ,アケビの芽,ゼンマイ,そして頂いたネマガリタケ,山菜づくしのご馳走です。
 宿のおじちゃんに骨酒のおかわりを勧められ,ついつい飲み過ぎました。
 毎度のことではありますが,とても美味しくいただきました。
 常連さんのお話も聞けたし,無料の骨酒が飲めて8000円ですから安いものです。
 2日目は,4時に起きました。
 小雨が降っています。
 これはチャンスと思いましたが,すぐにやんでしまい,水量にも影響がないようでした。
 昨日姿を見かけた尺イワナ,今日は出てきませんでした。
 26センチのヤマメが釣れたところで納竿。
 昨日に続いてワラビ採りに行きました。
 代官清水で顔を洗い,宿に戻って朝食です。
 常連さんは,昨日釣り逃がした40オーバーのイワナを狙って出かけたようですが,今日はアタリがなかったそうです。
 お互い姿を見た大イワナ,次回の楽しみにしたいものです。
 
 道端にとても可憐な花が咲いていたので,宿のおばちゃんに尋ねたところ,オダマキという花だそうです。
 とてもきれいでした。
 
 今回の釣果は,イワナ13尾,ヤマメ3尾の計16尾でした。
 (ほとんどリリース)
 渇水の割りにたくさん釣れました。
 活性は前回より明らかに高いです。
 
 上の写真が今回のイワナです。
 下の写真が前回のイワナです。
 沢と本流の違い,時期の違いで体型がだいぶ違っています。

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