No.891 ブリッジポート・ホップ・ツァーリ・インペリアルIPA(アメリカ)

 「ツァーリ」は,ローマ皇帝などを指す称号である「カエサル」がなまって出来た言葉で,専制君主や独裁者という意味があります。絶大な権力を誇示している人物を指す言葉で,このビールのホップの力,ビールそのものの力,その魅力と自信を表しているようです。5種類のホップを贅沢に駆使して造られる秀逸な「ブリッジポートIPA」に一層の厚みを持たせた強烈な苦みが特徴の1本です。気に入りました。アルコール度数7.5%。355ml567円。
☆☆☆☆☆(2011.3.17.)
No.892 フレッシュ・ホップ・ペールエール(アメリカ)

 秋から冬にかけてリリースされるグレイトディバイドの限定醸造,ホッピーなペールエールです。特徴はその名の通り,IPAよりも軽いペールエールの口当たりながら,爽快で
フルーティで突き抜けるようなホップフレーバーが楽しめます。ペールエールと言っても6.1%とアルコール度数は高めのミディアム・ボディで,モルトの旨味に加え,甘味がしっかりとしていて、,ホップとのバランスが絶妙です。フルーティですが,かなりシトラス系が強く,味わい深い苦味があります。大瓶ではありますが,ちょっと高いのが欠点です。650ml1533円。
☆☆☆☆(2011.3.19.)
No.893 ローグXS インペリアル IPA(アメリカ)

 とっても小さな瓶ですが,味はとても強力です。まるでリポビタンDのようです。このインディア・ペールエールは,苦味の数値を表すIBU値はなんと100。基本的にビールのIBU限界値は約100と言われているので,限界まで苦味値を高めたビールということになります。しかしながら,モルティな美味しさが特徴のローグらしく,モルトの
旨味と甘味もギュッと凝縮されていて,高いアルコール度数と共に見事なバランスを保っています。抜群に美味しいインペリアル・IPAでした。アルコール度数9.5%。207ml504円。
☆☆☆☆☆(2011.3.21.)
No.894 びわこいいみち・ストロング(南海)

 びわこいいみちビールの近くにある甲賀市水口町牛飼の総社神社では毎年7月17日から18日にかけて「麦酒祭」が催されます。室町時代(1441年)から新麦で麦酒を醸し供えるこの神事は続いており,日本でもっとも古くから造られている麦酒だと言われています。びわこいいみちビールは古来よりの習わしが続いたこの地で,現代の地ビールをとの願いを込めて造っているそうです。ストロングは,アルト系のしっかりした味わいのビールです。名前の割には,ストロングではなく,飲みやすい地ビールでした。アルコール度数5%。330ml550円。
☆☆☆(2011.3.28.)
No.895 びわこいいみち・クリアー(南海)

 さわやかな香りの飲みやすいケルシュタイプのビールです。地ビールにしては,個性が足りないように思います。美味しいとは思うのですが,地ビールは安い商品ではないので,それなりのセールスポイントが必要なのではないでしょうか。アメリカの地ビールにはまっている私としては,かなりもの足りません。地元,飯道山のふもとより湧き出る井戸水を使い,地元の麦を組み合わせて醸造しているそうです。アルコール度数5%。330ml550円。
☆☆☆(2011.3.29.)
No.896 グーデン・カロルス・ホップシンヨール(ベルギー)

 ベルギービールには珍しく,苦みを強調した1本です。とは言っても,アメリカンIPAのようなストレートな苦みではなく,とっても芳醇なベルギービールらしい味わいになっています。ゴールディング,スパルト,ハラタウ,ザーツの4種類のホップが使用され,ホップアロマを最大に与えています。マイルドでフルボディながら,苦みのある後味が長く続く,ソフトでビターな味わいです。アルコール度数8%。330ml609円。
☆☆☆☆(2011.4.4.)
No.897 シェッファーホッファー・グレープフルーツ(ドイツ)

 ヴァイツエンビールに50%のグレープフルーツ果汁を加えたカクテル感覚のフルーツビールです。ジュースのようで,最初は敬遠していたのですが,なかなか見事なバランスです。ビールの苦みとグレープフルーツ果汁の酸味が見事に融合しています。爽快で親しみやすい清涼感溢れるお勧めの1本です。ビールが苦手な人にもお勧めです。アルコール度数2.5%。330ml336円。
☆☆☆☆(2011.4.9.)
No.898 ホップの香り・ノンアルコール・カロリーゼロ(サンガリア)

 ついにサンガリアも出しました。全く期待していなかったのですが,けっこういけます。ビールというより,ジュースとして美味しく飲めます。無理にビールらしさを追求していないところがいいです。ビールのようなジュースということで美味しくいただきました。350ml88円という値段もいいです。
☆☆☆(2011.4.10.)
No.899 バーリアル・アルコールフリー(イオン)

 イオングループが販売するノンアルコールビールです。第3のビールは韓国産でしたが,こちらは国産のようです。製造元はわかりません。安いというだけで,特に興味はありません。昨日飲んだサンガリアの方がずっと美味しいと思いました。体調のせいかもしれませんが,好みではありませんでした。
☆(2011.4.11.)
No.900 ツム・ユーリゲ(ドイツ)

 「最も美味しいアルト」との呼び声も多く,世界的評価が非常に高いアルトビールとして有名だそうです。ビール評論家のマイケル・ジャクソン氏も,このブリュワリーのアルトビールに4つ星(最高評価)として称賛しています。私も4つ星です。アルトビールとしては,完璧ではないでしょうか。琥珀色のすっきりしたとても美味しいビールでした。900本目を飾るにふさわしい貫禄があります。アルコール度数4.7%。330ml504円。
☆☆☆☆(2011.4.12.)

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90.本日のビール(73)No.891〜900
☆の数は,個人的な好みです。