80.本日のビール(65)No.811〜820

No.811 世界ビール紀行メルツェン(アサヒ)

 アサヒビールの新シリーズです。これから定期的に世界の特徴あるビールを期間限定で出していくそうです。この手のビールは長続きしないので,期間限定で出していくというのは,なかなかよい戦略です。是非,ずっと続いてほしいものです。スーパードライとは異なった味わい深いビールでした。アルコール度数5.5%。
☆☆☆☆(2010.10.7.)
No.812 冬麒麟(麒麟)

 冬季限定の第3のビールです。秋だというのに,すでに秋味は売り切れのようです。そして,すでに冬物が出回っています。ビールの出荷は,季節を先取りしすぎているように思います。このところ,第3のビールはかなりビールの味に近づいていると思っていたのですが,この新商品は,どちらかというと「淡麗」に近いようで好みではありませんでした。アルコール度数5%。
☆☆(2010.10.8.)
No.813 神都麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)

 伊勢志摩産の古代米を副原料として投入しているアメリカン・ペールエールです。とってもフルーティーで,ホップの苦みがきいたバランスのよいビールです。地ビールとしては,洗練されていて最高レベルの1本です。伊勢志摩地域限定発売品。アルコール度数5%。350ml缶300円は,お買い得です。
☆☆☆☆☆(2010.10.9.)
No.814 熊野古道麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)

 三重県から和歌山県へつながる観光スポット熊野古道にちなんでつくられているもので,おもに地元向けに生産されている缶ビールです。アメリカンブラウンエール・タイプの芳醇でモルトの風味と華やかなホップの香りのバランスは絶妙です。古代米(黒米),大麦麦芽,小麦麦芽,ホップが原材料です。おすすめの1本です。アルコール度数5%。350ml缶295円。
☆☆☆☆☆(2010.10.10.)
No.815 ノースアイランドビールIPA(カナディアンブルワリー)

 今まで飲んだ日本のIPAの中では,最強の苦みです。爽やかな柑橘系の香りと強烈な苦みは,アメリカの地ビール・メーカーが出しているダブルIPAに勝るとも劣りません。北海道江別市で造られています。初めての醸造所ですが,新発見です。参りました。これだから,地ビール巡りはやめられません。アルコール度数7%。330ml588円。
☆☆☆☆☆(2010.10.10.)
No.816 アイリッシュ・レッド・エール(ヤッホーブルーイング)

 軽井沢高原ビール,2010年のシーズナルビールです。カラメル色が美しく映えるビールで,穏やかなモルトの甘みと,ヤッホーブルーング独特のホップの苦みが楽しめます。かつてアイルランドで盛んに生産されていたレッドエールは,18世紀後半には主役の座をポーターに奪われ,その後スタウトの人気に押されたという歴史があるそうです。アルコール度数4.5%。350ml350円。
☆☆☆☆(2010.10.11.)
No.817 ハーヴェストムーン・ピルスナー(イクスピアリ)

 千葉県浦安市にある地ビールです。地ビールのピルスナータイプを飲むのは久しぶりです。国産大手のピルスナータイプに比べれば,フルーティーで芳醇な味わいですが,2倍近い価格なのですから,それなりの個性がないと価値がありません。瓶詰めの行程が今一つなのでしょうか,少々雑味を感じます。現地で,生を飲めばきっと美味しいのだと思います。残念です。アルコール度数5.5%。330ml450円。
☆☆☆(2010.10.11.)
No.818 ハーベストムーン・ペールエール(イクスピアリ)

 テレビで,サッカーの日韓戦を観ました。アルゼンチン戦に続いて好カードです。親善試合ではありますが,見所の多い試合でした。さて,今夜の1本は,イクスピアリのイングリッシュ・ペールエールです。英国のホップを使用したハーブのような穏やかな香りと,ほんのりとしたモルトの香ばしさが特徴です。アメリカンホップのガツンとくるビールに慣れているせいか物足りないような,よく言えば女性的で上品な優しさを感じるビールでした。アルコール度数5%。330ml450円。
☆☆☆☆(2010.10.12.)
No.819 ペールエールもやしもんラベル(二軒茶屋餅角屋本店)

 伊勢角屋麦酒とフジテレビのコラボレーションによって生まれたという「ペールエールもやしもんラベル」です。もやしもんとは,石川雅之氏原作による菌をテーマとした漫画で,手塚治虫文化賞マンガ大賞や講談社漫画賞など数多くの受賞歴を誇る人気作品。シリーズ8巻では,地ビールがテーマに取り上げられ実在するブルワリーも登場。この人気漫画をフジテレビがアニメ放送(2007年)さらに,2010年にはドラマ化されたそうですが,漫画は読まない性分なので,詳しいことは全くわかりません。アルコール度数5%。330ml600円。ちょっと高いです。
☆☆☆☆(2010.10.13.)
No.820 ヴァイツェン(八海山泉ビール)

 南魚沼市の地ビールです。一般的なヴァイツェンは,クローブ(丁字)やバナナのような香りが支配的ですが,八海山泉ビールがつくるヴァイツェンは,これらの香りが控えめなのが大きな特徴となっています。とっても爽やかで,スムーズな飲み口です。ヴァイツェンタイプとしては,個性的な1本だと思いました。アルコール度数5%。330ml399円は,地ビールとしては,良心的な価格設定です。
☆☆☆☆(2010.10.14.)

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