No.2188 アンカー・カリフォルニア・ラガー(アメリカ)

 カリフォルニアにある老舗のクラフトビール醸造所,アンカーが造るラガービールです。以前瓶で飲みましたが,今回は缶ビールです。暖かい気候のカリフォルニアで,1876年にまだ冷蔵設備の整っていなかった頃,BOCAという小さな醸造所が,カリフォルニアの山や氷の池といった環境を活かして,初めてカリフォルニア産ラガービールを誕生させました。このビールは,その歴史的なビールをモチーフに復刻させたビールとのことです。グラスに注ぐと,オレンジがかった黄金色の液体。口に含むと,アメリカのクラフトビールらしいしっかりとしたホップの苦味と麦芽の旨みがバランス良く,深みのある味わいです。古風なラベルデザインもいい感じです。アルコール度数5%。355ml375円。三井食品が輸入しています。
(2017.10.27.)
No.574 夏のヴァイツェン(ベアレン)

 岩手県盛岡市にあるベアレン醸造所が季節限定品として夏と冬にレシピを変えてリリースしてるヘーフェヴァイツェン・スタイルです。2009年8月にも飲んでいますが,8月なのでたぶん夏バージョンだったのでしょう。冬バージョンは飲んだことがないので,いずれ飲んでみたいと思います。口に含むと,フルーティーな甘い香りで,苦みは控えめ。喉ごしまろやかで,いかにもクラフトビールらしい旨みを感じます。原材料は,大麦麦芽,小麦麦芽,ホップ。アルコール度数5%。330ml470円。
(2017.11.4.)
No.2063 一番搾り・仙台づくり(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ45本目になります。缶の裏面には,「宮城県産ササニシキのすっきりとした味わいと,東北産ホップの優しく華やかな香りを,一番搾り製法で引き出しました。」とあります。6月下旬醸造なので,鮮度がかなり落ちています。瑞々しさはありませんが,熟成されていてかえって好みの味になっています。正しい評価はできませんが,ランクインならずということで,順位に変動はありません。順位は,@名古屋A横浜B沖縄C大阪D山梨E宮崎F島根G新潟H香川I石川とします。アルコール度数5%。仙台工場醸造。
(2017.11.10.)
No.2062 一番搾り・北海道づくり(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ46本目になります。缶の裏面には,「北海道の雄大な自然が育んだ道産米のすっきりとした口当たりを,北海道の名水で引き出し,一番搾り製法で澄みきった味わいに仕上げました。」とあります。このビールも6月下旬醸造なので,鮮度がかなり落ちています。瑞々しさはありませんが,熟成されていてかえって好みの味になっています。正しい評価はできませんが,ランクインならずということで,順位に変動はありません。順位は,@名古屋A横浜B沖縄C大阪D山梨E宮崎F島根G新潟H香川I石川とします。アルコール度数5%。北海道千歳工場醸造。
(2017.11.11.)

No.1800 ベルヘイヴン・スコティッシュ・エール(スコットランド)

 スコットランドの老舗ブルワリー,ベルヘイヴンのクラフトビールシリーズ4本目です。ナッツのような香ばしさと,チャレンジャーホップとゴールディングスホップ由来のスパイシーさが特徴です。厳密には,スコッチエールとスコティッシュエールは別のスタイルだそうです。の二つ。スコッチエールはベルギーを主とした外国に向けて販売することが主目的の,度数も味わいも濃いエールだそうです。そしてスコティッシュエールは,スコットランド国内で消費する比較的ライトな口当たりのエールのこととのこと。どっちにしても,味わい深い美味しいビールに違いはありません。IBU28。アルコール度数5.2%。330ml270円。
(2017.11.19.)
No.2570 ザ・プレミアムモルツ・香るエール2017初摘みホップヌーボー(サントリー)

 季節限定の缶ビールです。商品名がやたら長いです。昨年の記憶はあまりありませんが,このビールは,ザ・プレミアムモルツとは全くの別物ですね。プレモルのネームバリューに頼らなくても,単独で十分旨いです。商品名がやたら長いので,「ザ・プレミアムモルツ」の部分は取ってしまってもいいのではないかと思いました。缶のデザインも素敵です。裏面は,例によって一番搾り47都道府県シリーズを連想させるデザインですが,表面はプレモルと全く別物で通用すると思います。美味しかったので今のうちに何本か買い足しておきたいと思いました。アルコール度数6%。350ml208円。
(2017.11.24.)
No.26 冬物語(サッポロ)

 1988年に日本初の季節限定ビールとして発売されてから30年目を迎えます。今年もやってきました,冬物語。10月31日に発売となりました。今年の特徴は,香ばしく薫るウィーンモルトをより増量し,本格的な味わいに磨きをかけ,冬のまろやか仕込により,贅沢でまろやかなコクに仕上げたとのことです。ウィーンモルトは,丁寧に焙燥することで通常の麦芽より少し色味がある,香ばしい薫りが特長の麦芽で,ヨーロッパのウインタービールにも用いられています。まろやか仕込とは,ホップを煮沸工程の中間に投入することで,うまみを抽出し,まろやかな味わいを実現する製法とのことです。原材料には, 麦芽,ホップのほか,米,コーン,スターチも使用していますが,うまく味をまとめています。アルコール度数6%。350ml178円。
(2017.11.28.)
No.1949 金麦・琥珀のくつろぎ(サントリー)

 サントリーの期間限定新ジャンルです。10月3日に発売となりました。メーカーによれば,「秋の季節に落ち着いてじっくりとビール類を味わいたいというお客様ニーズを捉え,毎年ご好評をいただいています。今回は,ロースト麦芽一部使用,アルコール度数6%といった特長はそのままに,ホップの配合を調整し,深い味わいと飲みやすさのより良いバランスを実現しました。」とのことです。このような褐色系のビール,新ジャンルは,サントリーが得意とするところです。350ml129円。安さが魅力の新ジャンル,ついつい買ってしまいます。ビールの代用,十分過ぎる旨さです。
(2017.11.30.)
No.2682 のどごしスペシャルタイム(キリン)

 2017年4月18日に発売となりましたが,早くも缶のデザインが変わりました。マーカーによれば,「4月の発売以来,麦の風味がしっかりする,高級感があって贅沢な時間を感じられるなど,麦100%の丁寧に造られた上質な味わいについて高い評価をいただいています。また,当社調査によると,同商品を購入したお客様のリピート率が高いことから,より多くのお客様に手にとっていただくために,上質な味わいであることが伝わるデザインに変更します。」とのことです。それほど変わったとは思いませんが,安い新ジャンルが定番として根付くことはいいことです。アルコール度数5%。350ml108円。
(2017.12.8.)
No.2230 グランドキリン梟の森(キリン)

 グランドキリン・シリーズの限定版として昨年まで瓶で販売していた梟の森が缶ビールになって登場です。12月5日から,ファミリーマート,サークルK,サンクス限定・数量限定で販売されています。久しぶりに購入してみました。特徴は,小麦麦芽によるなめらかさと華やかな香り,アルコール度数7.5%の高アルコールの飲み応えとなっています。ウィート・ストロング・エール・スタイルです。味の方は,グランドキリンに特徴的な香りこそありませんが,キリンの中で最もクラフトビール感が高い味わい深い1本となっています。寒い冬に,暖かい部屋で飲むのには最適の旨さです。350ml297円。
(2017.12.13.)

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