No.2801 一番搾り・熊本に乾杯(キリン

 一番搾り47都道府県シリーズ7本目,滋賀づくりに続いて飲んだ8本目です。福岡工場で醸造しています。以前飲んだ熊本づくりと中身は同じなのでしょうか。赤味が少なくなり外観が違うように思うのですが,確かな記憶ではありません。共創ワークショップで熊本の皆さんから様々なご意見をいただき,原材料に熊本県産米を取り入れ,熊本の食材,食べ物に合うように作り上げたとのことです。火の国・熊本を連想させる赤味を帯びた液色も特徴となっています。個人的には,通常の一番搾りとかなり違った味わいながら,評価的には標準的なところだと感じました。アルコール度数5%。
(2017.9.3.)
No.2802 オラホ・キャプテンクロー・スラッシュラガー(信州東御市振興公社)

 長野県のオラホビール,数量限定醸造の新作です。ホップのきいたホッピー・ペール・ラガー・スタイルの缶ビールです。ラガースタイルは,オラホビール初の試みだそうです。グラスに注ぐと,クリアーなゴールドの液体から柑橘系ホップの香りがビシビシ伝わります。口に含むと,強烈なホップの苦みとフルーティーな香りが口内に広がります。これだけホップのきいたラガービールは珍しいです。キャプテンクロウに続く傑作の誕生です。それにしても,長野県のクラフトビールはレベルが高いです。感動しました。IBU59。アルコール度数4.5%。350ml322円。
(2017.9.4.)
No.2803 オスカーブルースIPA(アメリカ)

 コロラド州にあるオスカーブルース醸造所が造るIPAスタイルの缶ビールです。オーストラリアやニュージ―ランドなどの南半球産のホップを採用している点に特徴があります。Enigma,Vic Secret,Ella,Topaz,Galaxyホップを使用しています。グラスに注ぐと,金色の液体から柑橘系ホップのフルーティーな香りが立ち上ります。口に含むと,パッションフルーツ,パイナップル,シトラスの香りが強く感じられます。モルトの旨味も十分です。この醸造所は,なかなかの実力です。IPAとしては完璧な仕上がりです。美味しくいただきました。アルコール度数6.43%。355ml540円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2017.9.5.)
No.2804 一番搾り・和歌山に乾杯(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ9本目,神戸工場の醸造です。「つれもて楽しむ,千年飽きないあがらの一番搾り」和歌山の千年の歴史が育んできたこだわりの食文化に合うように,ホップの柑橘の香りと麦芽の香りが調和した,爽やかな味わいを実現しているとのことです。柑橘の香りといっても,クラフトビールでホッピーなビールばかり飲んでいる私にとっては,それほど柑橘を感じませんでした。まあ,柑橘を強くしたら一番搾りでなくなってしまうので,あくまでも一番搾りの範囲内での個性演出といったところでしょうか。麦芽100%。アルコール度数5.5%。一番搾りとしては,標準的な味だと思います。
(2017.9.5.)
No.2805 一番搾り・奈良に乾杯(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ10本目,神戸工場の醸造です。一番搾り関西&南部九州&沖縄の詰め合わせセットを購入して,最後の1本です。350ml缶12本セットで,2150円。1本約180円です。12本中2本は通常の一番搾りとなっています。さて,このセット最後の1本ですが,みずみずしい若草のような爽やかな香りと,奥深くしっかりした味わいが特徴とのことですが,あまり違いは感じられませんでした。麦芽100%。アルコール度数5.5%。一番搾りとしては,標準的な味だと思います。ということでこのセットの私的好みの順位は,@沖縄A大阪B宮崎で確定です。
(2017.9.6.)
No.2806 ざる印 そばビール(アメリカ)

 オレゴン州にあるローグ・エールズ醸造所が,札幌のえぞ麦酒を通して販売している発泡酒です。日本にも輸入されているノースダコタ産のそばの実を55%使用し,オレゴン産の二条大麦麦芽,ホップ,酵母で醸造しています。そばを使用していることと,アルコール度数が3%と極めて低いことから,全く期待していませんでした。ところが,飲んでみて驚きです。麦芽と蕎麦による澄み渡った旨みが最高のバランスです。さすが,ローグ。いい仕事をしています。期待していなかっただけに,感動も大きいです。355ml475円。
(2017.9.7.)
No.2807 一番搾り・山梨に乾杯(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ11本目,横浜工場の醸造です。ここから,甲信越&東海&北部九州の詰め合わせセットに入ります。濃厚な郷土料理に合う,骨太な飲みごたえの山梨らしい一番搾りとのことです。グラスに注ぐと,通常の一番搾りより濃い目の液体。ホップのフルーティーな香りがいい感じです。これはなかなかイケます。私的好みの順位は入れ替わりです。@沖縄A大阪B山梨C宮崎ということにしたいと思います。麦芽100%。アルコール度数6%。
(2017.9.7.)
No.2808 オスカーブルース・ママズ・リトル・イェラ・ピルス(アメリカ)

 コロラド州ロングモントにあるオスカーブルース醸造所が造るピルスナー・スタイルです。ピルスナー大国の日本にとって,わざわざ高価な輸入ピルスナーを飲むのはいかがなものかと思いつつ,飲んでしまいました。飲んでみると,これが正解。日本にはない旨さがありました。そのホップとモルトの絶妙なバランスがすっきりとした味わいを演出し,とってもクリスプで爽快なフィニッシュに仕上がっています。これだからお取り寄せビールはやめられません。麦芽100%,ザーツホップを使用。アルコール度数5.3%。355ml540円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2017.9.8.)
No.2809 アンカー・マンゴー・ウィート(アメリカ)

 アメリカのクラフトビールの老舗中の老舗アンカー社の限定醸造,マンゴー果汁を使用したウィートエール・スタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,マンゴーの甘い香りが立ち上ります。見た目上は,濃い目のウィートエールといった感じです。口に含むと,マンゴー由来のほのかな甘さとフレッシュでトロピカルな香りが繊細で強すぎず,いい感じです。口当たりは極めてまろやか。クラフトビールにありがちなマンゴーを前面に出したゴテゴテしたビールと違って,さすがアンカーと唸らせる1本でした。アルコール度数4.5%。355ml421円。三井食品が輸入しています。
(2017.9.9.)
No.2810 一番搾り・新潟に乾杯(キリン)

 一番搾り47都道府県シリーズ12本目です。地理的には離れていますが,千歳工場の醸造となっています。日本海側に工場がないためでしょうか。新潟のことを新潟県民と語り合って生まれた新潟の誇りがつまった特別な一番搾り,雪のような白い泡と豊穣でキレのある味わいが新潟の豊富な食材にとてもよく合っているとのことです。米どころなので,原材料に米を使用しているのかなと思いきや,麦芽100%です。米を使わないのは正解ですね。麦の旨みが生きています。これは私的にランクインです。これまでの順位,@沖縄A大阪B山梨C宮崎D新潟としたいと思います。アルコール度数5.5%。
(2017.9.9.)

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316.本日のビール(264)No.2801〜2810