No.2781 リオ(タイ)

 久しぶりのタイビールです。タイでは,シンハーが有名ですが,チャーンビールにシェアを奪われたために,1998年に低価格ビールを発売開始した純タイ国産ビールが本日の1本です。シンハービールが直接動く事ができないので,同グループのコーンケーンブリュワリー社が担当して製造販売しているとのことです。330ml270円という低価格ですが,現地ではもっと安く売られていて,人気があるそうです。原材料は,麦芽,米,ホップ,糖類,乳酸,塩化Ca,酸化防止剤(亜硫酸塩、ビタミンC)となっていて,発泡酒扱いです。味の方も極めて薄く,発泡酒並みです。アルコール度数5%。ユーラシア・トレーディングが輸入しています。
(2017.8.19.)
No.2782 パイナップルのビアカクテル(オリオン)

 アサヒとオリオンの共同開発商品,8月8日から数量限定で発売となったビアカクテルです。パイナップル果汁のジューシーな甘酸っぱさとビール類の爽快なのどごしが調和したビアカクテルで,オリオンの果汁を使用したビール類の醸造技術と,アサヒが蓄積してきた多様なビアカクテルの開発ノウハウを持ち寄ることで実現したとのことです。ビール類ならではの爽快な喉ごしとともに,沖縄産パイナップル果汁のほどよい甘さと香りが特徴となっています。原材料は,麦芽,ホップ,大麦,米,コーン,スターチ,糖類,沖縄産パイナップル果汁0.1%,大豆食物繊維,酸味料,香料,甘味料(アセスルファムK)となっています。思ったよりビール感があって美味しかったです。アルコール度数5.5%。350ml140円。
(2017.8.20.)
No.2783 堺収穫麦酒ほんまもんやさかい(堺ファーム)

 大阪南部の堺市にある農業施設「堺・緑のミュージアム ハーベストの丘」内にあるブルワリーが造るミュンヘナー・スタイルです。茨城県稲敷市にあるファームの農業公園「こもれび森のイバライド」でも売っています。昨年,4種類のうち3種類だけ買って飲みました。今年もこもれび森のイバライドに行く機会があったので残りの1種を買いました。グラスに注ぐと,濃い色で赤褐色の下面発酵ビール。口に含むと,麦芽の旨みが口内に広がります。本場ドイツの製法を参考にした日本のクラフトビール創世記を思い起こすような地ビールらしい味わいでした。アルコール度数5%。330ml450円。
(2017.8.21.)
No.2784 麦の恵み(サッポロ)

 2017年7月11日よりイオングループより限定発売となったプライベートブランドの新ジャンルです。製造はサッポロビールとなっています。この手のビールは韓国製が多くてガッカリすることが多いのですが,きっちり国産です。しかもサッポロです。まずいわけがありません。十分ビールの代用になる新ジャンルでした。原料の一部に良質な国産大麦麦芽と希少な北海道産ホップを使用しています。何といっても魅力は,1缶(350ml)95円(税込102円)という価格にあります。イオンのスケールメリットを活用し,製造工場から全国の自社物流センターに直接商品を納品するなど,合理的にコストを削減しているそうです。アルコール度数5%。
(2017.8.21.)
No.2785 京の贅沢(サントリー)

 秋季限定の新ジャンルが各社から発売されました。飲み比べてみることにします。まず1本目は,8月15日発売となったサントリーです。中身の特徴は,秋の季節にじっくりと味わっていただきたいとの想いから,旨味麦芽1.3倍,アロマホップ2倍と,こだわりの素材を贅沢に使用したとのことです。本商品は,サントリーの京都ブルワリーのみで製造しています。口に含むと,新ジャンルとは思えない麦芽の旨みとコク,ホップの香り,かなりビールに近いです。美味しくいただきました。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,糖類),スピリッツ(小麦),炭酸ガス含有となっています。アルコール度数6%。350ml108円。
(2017.8.22.)
No.2786 クリアアサヒ秋の膳(アサヒ)

 秋季限定の新ジャンル2本目は,アサヒです。8月17日に発売となりました。低温で長時間かけてじっくり焙煎した特別焙煎麦芽を一部使用し,重厚な香りと苦みが特長のドイツ産アロマホップを使用したとのことです。芳醇な麦の薫りと深いコク,しっかりとした後味が特徴とのことです。口に含むと,焙煎麦芽の香ばしい味わいがいい感じです。これまた,そうとうビールに近い味です。新ジャンルの進化を実感しました。原材料は,発泡酒(麦芽,ホップ,大麦,コーン,スターチ),スピリッツ(大麦)となっています。製造工場は,茨城工場と四国工場です。アルコール度数6%。350ml108円。
(2017.8.22.)
No.2787 麦とホップ・秋の薫り麦2017(サッポロ)

 秋季限定の新ジャンル3本目は,サッポロです。アサヒと同じく8月17日に発売となりました。特徴は,弱火でじっくり丁寧にローストした焙煎麦芽による,麦の香ばしい薫りと豊かなコクとのことです。早速飲んでみます。口に含むと,これが新ジャンルかと思うほどビールに近いです。実力のないクラフトビール醸造所で600円出すのだったら,こっちの方が断然いいです。個人的には,3本の中で一番気に入りました。原材料は,発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)です。アルコール度数5%。350ml108円。
(2017.8.23.)
No.2788 ホップワークスアーバンブルワリー・フェロウシャス・シトラスIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるホップワークス・アーバン醸造所(HUB)が造るIPAスタイルの缶ビールです。有機栽培されたホップを使用し柑橘類と果実のフレーバーを,さらにグレープフルーツジュースを使用し発酵し柑橘類の複雑さを出しています。サンファン島にあるツイン・オークス・ファームで栽培された春小麦でミディアムボディに仕上げています。グラスに注ぐと,濁りのあるオレンジ色の液体から,柑橘系フルーツの香りが漂います。口に含むと,強烈なシトラスホップのフレーバーとグレープフルーツの爽やかな味わいがとてもジューシーです。IBU40。アルコール度数6.2%。473ml562円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.8.25.)
No.2789 長濱浪漫ビールIPAスペシャル(長濱浪漫ビール)

 滋賀県長浜市にある長濱浪漫ビールが造るアメリカンIPAスタイルです。グラスに注ぐと,ブラウンの液体から,柑橘系ホップの華やかな香りが立ち上ります。口に含むと,グレープフルーツを感じさせる柑橘系の爽やかな香りと鮮烈な苦味が口の中に広がります。特徴は,麦芽・ホップ・イーストのみを使用し,加熱処理をせず,酵母が生きたままの自然派クラフトビールです。アメリカ産シトラホップを大量に使用しているそうです。モルトの旨味もしっかりしていて,なかなかレベルの高いアメリカンIPAです。美味しくいただきました。アルコール度数5.5%。330ml497円。
(2017.8.27.)
No.2790 一番搾り・沖縄に乾杯(キリン)

 6月6日から発売となっています。47都道府県ごとに味の違いが楽しめる「一番搾り地元うまれシリーズ『47都道府県の一番搾り』プロジェクト」の一環です。全部は飲めないと思いますが,できるだけ集めてレポートしたいと思います。本作は,ビール制作にあたり,平成29年2月に沖縄県在住者と一緒にワークショップを開催。「どこでもだれでもいちゃりばちょーでー、てぃーだのもと、じょーとービール一番搾り」をコンセプトを基に商品開発を進めたとのことです。グラスに注ぐと,意外に濃い目の色合いです。オリオンビールをイメージしていましたが,全く逆のアプローチです。口に含むと,見た目通り麦の旨みがしっかりした味わい深い1本でした。麦芽100%。アルコール度数5%。(2017.8.27.)

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314.本日のビール(262)No.2781〜2790