No.2771 レモン・ラガー(北海道麦酒醸造)

 株式会社升喜が販売している小樽市にある北海道麦酒醸造が造るフルーツ・ビールです。水戸の駅ビルにある北野エースで購入しました。このビールは,様々レーベルから出ていますが,中身は同じだと思われます。ちょっとビールに飽きたときにはいいかもしれません。ビアカクテルに近いです。ビールと言われたら,ちょっと違うかも知れません。夏の暑い日に,昼間からぐっと一杯がぴったりです。原材料は,レモン,麦芽,ホップ,糖類,スピリッツ,酸味料,香料となっています。アルコール度数5%。300ml324円。
(2017.8.10.)
No.2772 キャスト・アウトIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるクラックス・ファーメンティション・プロジェクトが造るIPAスタイルの缶ビールです。この醸造所は,2012年にラリー・シドルによってベンドに創業しました。シドル氏は元デシューツ醸造所のマスターブルワーでしたが,経営経験がないため,ベントにある半導体メーカーで経営経験のあるルッセル・クリクラフトを社長に迎え経営しているとのことです。さて,本日の1本。グラスに注ぐと,ブロンドカラーの液体から,フルーティーな香りが立ち上ります。口に含むと,パッションフルーツ,マンゴー,パイン,グレープフルーツといったトロピカルフルーツの香りとともに,IBU60の強い苦みが襲ってきます。モルトの旨味も十分です。これは傑作IPAです。感激しました。アルコール度数7.6%。355ml585円。札幌のファーマーズが輸入しています。
(2017.8.11.)
No.2773 キャプテンローレンス・エフォートレス・グレープフルーツIPA(アメリカ)

 ニューヨーク州にあるキャプテンローレンス醸造所が造るセッションIPAスタイルの缶ビールです。355mlで683円というのは,初めて飲むには勇気のいる価格ですが,飲んでみます。グラスに注ぐと,やや濁ったゴールドの液体からグレープフルーツの香りが漂います。口に含むと,甘みを抑え渋みを生かしたピンクグレープフルーツの旨みとホップの苦みが絶妙なバランスです。副原料にピンクグレープフルーツを使用しているので当然ですが,とてもフルーティーです。それでいてフルーツビールには成り下がっていません。きっちりしたセッションIPAに仕上がっています。ちょっと高かったけれど,飲む価値のある1本でした。アルコール度数4.5%。IBU45。ファイブグッドが輸入しています。
(2017.8.12.)
No.2774 カルデラ・モザイクIPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるカルデラ醸造所が造るシングルホップIPAの缶ビールです。グラスに注ぐと,透明度の低い琥珀色の液体から,トロピカルフルーツの爽やかな香りが漂います。口に含むと,柑橘系のジューシーでフルーティーな香り。マンゴー,パッションフルーツ,グァバ,オレンジといったフレーバーが口内に広がります。果汁を使っていないのが不思議なくらいフルーティーです。さぞかし生樽で飲んだら美味しいことでしょう。缶でこれだけ旨いのだから,想像に難くありません。安く飲むには家飲みに限りますが,たまには外で飲んでみたい気持ちになりました。アルコール度数6.5%。355ml459円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.8.13.)
No.2775 ファウンダーズ・ダーティー・バスタード(アメリカ)

 ミシガン州にあるファウンダーズ醸造所が造るスコッチ・エール・スタイルの缶ビールです。ファウンダーズ醸造所は,もともと普通の仕事をしていた2人の熱狂的なホームブルーワーだったマイクさんとデイブさんが,1997年に設立し,現在では,ミシガン屈指のブルワリーとなっています。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濃い目のブラウンの液体からスモーク香とともに強いアルコール臭が漂います。口に含むと,濃厚なモルトの旨味とホップの苦みが口内に広がります。ゴクゴク飲むというよりは,じっくり味わうスタイルのビールです。IBU50。アルコール度数8.5%。355ml613円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2017.8.15.)
No.2776 オーストラリアン・ペールエール(オーストラリア)

 オーストラリアン・ブルワリーは2010年に設立されたシドニー北西にある最先端施設です。醸造所だけでなく,レストラン,宿泊施設を経営しています。本日のビールは,ペールエール・スタイルの缶ビールです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,泡立ちのよい薄いレモン色の液体から,柑橘系のフルーティーな香りが漂います。口に含むと,オーストラリア産ギャラクシーホップの爽やかな香りが支配的です。恐ろしくフルーティーでモルト感は弱めです。レモンやパッションフルーツの甘酸っぱい味わいが個性的な夏向きの1本でした。レシピが変わってなければ中身は,No.1934と同じだと思われます。IBU26。アルコール度数4.8%。375ml399円。伊丹市の小西酒造が輸入しています。
(2017.8.15.)
No.2777 メナブレア・アンバー(イタリア)

 イタリアのビールを飲むのは久しぶりです。この手のビールはめっきり飲まなくなってしまいました。クラフトビールに比べると,飲む前のワクワク感がありません。とりあえず飲んでみます。グラスに注ぐと,なかなかいい感じのアンバーカラーの液体。口に含むと,原材料にコーンを使用しているせいかドライな喉ごしです。麦の柔らかな旨みは感じません。元々あまり期待していませんでしたが,意外に美味しくいただけました。カラメル香もしつこくなく,とにかくスッキリしたビールでした。アルコール度数5%。330ml386円。大阪のメモスが輸入しています。
(2017.8.16.)
No.2778 琉球マイルド(オリオン)

 オリオンから,沖縄の気候風土にあわせアレンジした様々なクラフトビールスタイルを展開する「オリオンクラフトシリーズ」第4弾として,2017年1月24日から数量限定で発売された1本です。8月に購入しましたが,数量限定なのに今だ売っているということは,あまり人気がないのでしょうか。特徴は,日本のビールには珍しいイングリッシュスタイル・マイルドエールで,沖縄県産キビ糖と希少品種の英国産麦芽マリスオッターを使用している点にあります。グラスに注ぐと,濃いブラウンの液体。口に含むと,乳糖,キビ糖の甘い味が口内に広がります。なかなかの野心作です。アルコール度数4.5%。350ml203円。
(2017.8.17.)
No.2779 メナブレア・プレミアム・ラガー(イタリア)

 ラベル,商品名ともに異なりますが中身はNo.1598と同じだと思われます。この醸造所は,1846年創業の老舗です。北イタリアのピエモンテ州ビエッラにおいて,伝統を守りながら,少量生産に拘り醸造しているそうです。原材料には,麦芽, ホップ,のほかコーンを使用しています。よく言えば,王道を行くペール・ラガー・スタイルですが,現在のクラフトビール・ブームの中ではかなり古くさい味です。まあ,それが伝統というものなのでしょう。アルコール度数4.8%。330ml309円。安売りしていたのでつい買ってみました。大阪のメモスが輸入しています。
(2017.8.18.)
No.2780 オーストラリアン・ニューワールド・ピルスナー(オーストラリア)

 これまた缶のデザイン,商品名ともに異なりますが中身はNo.1935と同じだと思われます。伝統的なドイツのピルスナーのキレと苦味に加え,このピルスナーにはニュージーランドとアメリカ産のスパイシーで柑橘系の香りがするホップを使用しています。ここのところが,最大の特徴で,ピルスナーとしては最高に旨いです。こんなにフルーティーなピルスナー,滅多にないです。IBU36。アルコール度数4.8%。375ml399円。伊丹市の小西酒造が輸入しています。
(2017.8.18.)

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313.本日のビール(261)No.2771〜2780