No.2751 ブライトンビール・インペリアル・レジャー(イギリス)

 ブライトンビール醸造所が造るブラウン・エール・スタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,濃厚なブウランの液体。口に含むと,香ばしくふくよかなモルト感が口内に広がります。イチジクや,柿,ヘーゼルナッツ,オレンジなどの複雑な味わいです。苦みがとてもいい感じです。なかなかの秀作です。原材料には,小麦,大麦,ライ麦,オート麦を使用しています。ホップは,エキノックス,アザッカ,モザイク,EXP431を使用しています。IBU25。アルコール度数5%。330ml591円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.7.19.)
No.2752 Jクラフト華ほの香・日向夏の風(宮崎ひでじ)

 宮崎県延岡市にある宮崎ひでじビールが造るフルーツ・エール・スタイルです。原材料は,麦芽,大麦,日向夏果汁,糖類,ホップ,酵母となっています。瓶のラベルには,「行勝山の花崗岩層に磨かれた天然水を用いて仕込み,そこにクラフトならではの自由な発想で,宮崎県特産の日向夏のストレート果汁を加え,自家培養酵母で発酵・醸造。格調高い香り,ホップの軽やかな苦み,日向夏の爽やかな甘みの絶妙なハーモニーを作り上げました。」とあります。夏にぴったりのクラフトビールらしい個性的な1本でした。アルコール度数5%。
(2017.7.21.)
No.2753 今日はうちごはん(キリン)

 2017年7月11日にセブン&アイグループ限定で発売された新作です。お肉料理によく合う無濾過由来のまろやかな味わいと燻製した麦芽のほのかな薫りが特徴とのこと。原材料は,麦芽(小麦麦芽・大麦麦芽)・ホップです。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,濁りのあるクリーム色の液体。口に含むと,小麦の甘みとバナナのようなフルーティーな香り。キリンには珍しいヴァイツェン・スタイルです。缶のデザインもそうだけれど,味の方もなんだか銀河高原ビールのような感じです。とても上品で美味しいビールでしたが,このところ銀河高原ビールも下火なようなので売れるかどうか心配です。アルコール度数5%。350ml221円。
(2017.7.22.)
No.2754 ホワイト・ナイト(スプリングバレー)

 2017年夏の限定ホワイトエール・スタイルです。原材料は,麦芽(小麦麦芽・大麦麦芽)・ホップ・ゆずピール・山椒となっていて,発泡酒扱いです。ホワイト・ナイトは2014年,スプリングバレー開業前に開発されたホワイトビールタイプのプロトタイプホワイト・バレーから派生したオン・ザ・クラウド,デイドリームが商品化された際,没になったレシピが原型になっているそうです。グラスに注ぐと,濁りのあるレモン色の液体。口に含むと,ゆずと山椒の香りが強めで,個性が強いです。アルコール度数5.5%。330ml。
(2017.7.22.)
No.2755 頂(サントリー)

 2017年7月4日に新発売となった新ジャンルです。特徴は,「高麦芽量」「高醗酵」「高炭酸」の3つを兼ね備えることで,力強いコク・飲みごたえと,飲みやすさを両立した最高峰のコク刺激を実現したとのことです。具体的には,旨味麦芽(二条大麦麦芽の中でも、うまみ成分〔たんぱく質〕を多く含む麦芽)を中心に麦芽をふんだんに使用した力強いコク,アルコール度数7%の飲みごたえとともに,醗酵度合いを高めたことによる後味のキレと,高い炭酸ガス圧の刺激による飲みやすさを両立したとのことです。飲んでみると,ビールらしさは金麦ほどではありません。体調がよくないためか,あまり美味しく感じませんでした。体調がいいときに改めて飲んでみないと,正確な評価はできないようです。350ml100円。
(2017.7.23.)
No.2756 シトラス(小西酒造)

 兵庫県伊丹市の老舗酒造メーカー,小西酒造が造る夏季限定クラフトビールです。瓶が重くて,存在感があります。原材料は,麦芽,ホップ,小麦,米,グレープフルーツ果汁,オレンジピール,香料,コリアンダーとなっていて,発泡酒扱いです。グラスに注ぐと,透明なレモンイエローの液体から,柑橘系の香りが漂います。口に含むと,グレープフルーツ果汁やオレンジピールの香りが支配的ですが,喉ごしは極めてマイルド。なかなかいい仕事をしています。それにしても,330mlで税別600円は高すぎます。瓶の重さが価格に反映しているような気がしてなりません。瓶の重さばかりが気になるビールでした。アルコール度数4.5%。
(2017.7.23.)
No.2757 アンジェロ・ポレッティ4オリジナル(イタリア)

 イタリアのビールを飲むのは,ずいぶん久しぶりのような気がします。さらに,普通のラガービールの輸入ビールを飲むというのも久しぶりです。ピルスナー・スタイルは,日本の大手メーカーで十分美味しいという認識のもと,飲む機会が少なくなっています。330ml413円と輸入ビールにしては比較的安かったので,買ってみました。とはいえ,国産ビールの2杯の値段です。結論からいうと,値段2杯の価値はありませんが,美味しかったです。新鮮な驚きです。猛暑のせいでしょうか,一気に飲み干しました。夏にぴったりのラガービールでした。醸造元は,カールスバーグ・イタリア社。ラベルに入っている番号は使用ホップの数だそうです。アルコール度数5.5%。福岡市の廣島が輸入しています。
(2017.7.24.)
No.2758 サンゴールド・ムスタン(ネパール)

 ネパールのビールを飲むのは,7年ぶり2本目です。サンゴールド醸造所が造るプレミアム・ラガーです。販売店によれば,「世界最高水準のヒマラヤの天然水,味わい深いデンマーク産の麦芽,歴史に育まれたドイツ産のホップ。3つが合わさったネパール生まれ・ネパール育ちのビールです。」とのことです。アジアのピルスナー系は,レベルが低く,日本の大手メーカーが一番旨いというのが個人的な見解ですが,これはこれで美味しかったです。輸入ビールにしては安いし,たまにはいいものです。アルコール度数5.5%。330ml282円。キャラバンサバナが輸入しています。
(2017.7.25.)
No.2759 ローレルウッド・ランドIPA#20(アメリカ)

 クラフトビールの聖地,オレゴン州ポートランドのローレルウッド醸造所が造るIPAです。ランドIPAシリーズのうちの1本です。販売元資料によれば,「今回の#20はフローラル,シトラス,トロピカル,スパイシーな香りを持ち,モルトに関してもウィートは使われておりませんがウィートのようなスパイシーさを持っています。わずかなトーストキャラメル感も手伝い飲みごたえと飲みやすさが同居したIPA。」とのことです。早速飲んでみます。アルコール度数6.7%を感じさせないすっきり感,澄み渡る旨さでした。使用ホップは,アータナム,エラ,エルドラド,シムコーとなっています。IBU60。355ml525円。札幌のファーマーズが輸入しています。
(2017.7.27.)
No.2760 マッドリバー・リバー・デイズ・セッションIPA(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるマッド・リバー醸造所が造るセッションIPAスタイルです。近年,セッションIPAスタイルが人気のようですが,個人的にはハイアルコールのIPAの方が好みです。瓶のラベルには,のんきに川を泳ぐ犬のイラストが描かれていて,いかにもアメリカ的です。日本のビールには絶対にないデザインです。グラスに注ぐと,オレンジがかった液体から柑橘系の香りが立ち上ります。口に含むと,シトラスの香りとともに麦芽の旨みがバランス良く,一気に飲んでしまいました。さすがマッドリバー,いい仕事をしています。アルコール度数4.8%。355ml465円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.7.28.)

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310.本日のビール(259)No.2751〜2760