No.2741 ローレルウッド・ランドIPA#21(アメリカ)

 オレゴン州にあるローレルウッド醸造所が造る限定のIPAスタイルです。ランドIPAシリーズの#21は,副原料としてパッションフルーツが使用されています。口に含むと,フルーティーで爽やかな酸味が口の中に広がります。ホップだけでは表現しきれない暑い夏に最適の1本となっています。クラフトビールならではの個性が光る逸品です。IPAらしさはありませんが,美味しくいただきました。アルコール度数6.7%。355ml525円。札幌のファーマーズが輸入しています。
(2017.7.7.)
No.2742 ふたこビール宇奈根ペール・ラガー(ふたこ麦麦公社)

 東京のクラフトビールです。醸造所によれば,「その昔,植民地時代にイギリスからインドへビールを運ぶ際,防腐剤としてホップを大量に投入したことが始まりのIPAスタイル。そのIPAをふたこ風にアレンジして,ラガー酵母で仕込みました。二子玉川の奥座敷・宇奈根まで届くよう,愛とホップを込めて。すっきりとした苦味と華やかな香りのUPLです。」とのこと。これはなかなか旨いです。醸造元が,ネストビールの木内酒造だけのことあります。ただ,その分,価格が高めなのが難点です。アルコール度数5.5%。330ml648円。
(2017.7.7.)
No.2743 トゥアタラ・ワイツガイ・ヘーフェヴァイツェン(ニュージーランド)

 トゥアタラ醸造所は,ニュージーランドのウエリントン近郊,海沿いの町カピティコーストに,エンジニアだったカール・ヴァスタが,2000年に設立した新進気鋭の醸造所です。本日の1本は,ヘーフェヴァイツェン・スタイル。ニュージーランドのビアコンペティションで4回も金賞を獲得しているビールだそうです。口に含むと,強い柑橘系の酸味が支配的で,ホワイトエールに近い印象です。アルコール度数5%。IBU15。330ml446円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.7.9.)
No.2744 エルディンガー・サマー・ヴァイセ(ドイツ)

 1935年に創立された老舗,エルディンガー・ヴァイス醸造所が造るヴァイセ・スタイルです。このところご無沙汰していたドイツビール,久々の登場です。販売店によれば,「新鮮なホップによる,柑橘系のフルーティな香りが最大の特徴。ドライホッピングにより新鮮なホップの香りとマイルドな苦味をそのままビールに表現しています。」とのことです。口に含むと,フレッシュで爽やかなフルーティーな香りが口内に広がります。なかなかの秀作です。ホワイトエールのような瑞々しさです。ドイツビールもたまにはいいものです。アルコール度数4.6%。330ml330円。安いです。名古屋の大栄産業が輸入しています。
(2017.7.10.)
No.2745 ふたこビールハナミズキ・ホワイト(ふたこ麦麦公社)

 東京の新しいブルワリー,ふたこ麦麦公社が造る季節限定ホワイト・エールです。醸造所によれば,「季節のビール春バージョンは二子玉川の街の花,ハナミズキの花が咲く頃をイメージした春らしいホワイトエールです。みかん,コリアンダー,カルダモンを効かせてスパイシーに仕上げました。世田谷自然農産ホップを使用しています。」とのことです。瓶のラベルには,「フラワリーアロマと柑橘アロマほホップを使用した華やかな香りが特徴のホワイトエールです。小麦麦芽によるシルキーな味わいが,豊かなふくらみを感じさせます。柔らかさと酸味,そしてフルーティな飲み心地をお楽しみください。」と書いてあります。上品なバランスのいい1本でした。アルコール度数5%。330ml648円。
(2017.7.11.)
No.2746 オードナンスEOD IPA(アメリカ)

 オレゴン州にあるオードナンス醸造所が造るダブルIPAスタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,赤銅色の微かに濁った液体。柑橘系ホップの香りが漂います。口に含むと,インドの青鬼を苦くしたような強烈なホップが襲ってきます。アルコール度数7.8%ながら,ホップの苦みでそれほどハイアルコールに感じません。これはスッキリ飲める傑作です。使用ホップは,マウントフッド,コロンバス。IBUも80オーバーとかなりの数値です。久しぶりに正統派IPAに出会い感動しました。これだから,お取り寄せビールはやめられません。355ml556円。札幌のファーマーズが輸入しています。
(2017.7.12.)
No.2747 ブリュードッグ・セミスキムド・オカルティス(スコットランド)

 ブリュードッグ醸造所が造る2017年のスモールバッチ醸造,スタウト・スタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,真っ黒で濃厚な液体から,ローストコーヒーのような香りが漂います。口に含むと,エスプレッソコーヒーやココア,ヌガー,チョコレートのような濃厚な味わい。強烈です。それでいて甘みが強いわけではなく,IBU70のしっかりした苦みがいいバランスを保っています。さすがブリュードッグ,とてつもない個性で他の醸造所を寄せ付けないインパクトのある1本でした。アルコール度数8%。330ml475円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.7.13.)
No.2748 スカブリューイング・ピンストライプ・レッド・エール(アメリカ)

 コロラド州にあるスカ醸造所が造るレッド・エール・スタイルの缶ビールです。この醸造所のビールは当たりが多いです。1995年にデイブとビルによって創業した醸造所で,電力を通常の醸造所より50%カットの上,全て風力発電によって賄われているとのこと。地球環境と地元森林公園の保全を第一に考えている醸造所です。さて,本日の1本は,グラスに注ぐと,クリアーな褐色の液体。キャラメルモルトとリバティホップを使用しています。口に含むと,期待通りの旨さ。当たりです。IPAに近い旨みたっぷりの秀作でした。アルコール度数5.2%。355ml506円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.7.14.)
No.2749 ホップワークス・ウェーブ・トレイン・アンバー(アメリカ)

 オレゴン州にあるHUB(ホップワークス・アーバン・ブルワリー)が造るアンバー・エール・スタイルの缶ビールです。グラスに注ぐと,杏色のクリアーな液体。口に含むと,アンバー・エールというよりは,ペール・エールのようなフルーティーで爽やかな味わい。麦の旨みとホップの苦みがバランス良く,スッキリしていてゴクゴク飲めてしまいます。なかなかの秀作です。IBU23。アルコール度数5%。355ml511円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.7.17.)
No.2750 レボリューション・サンクラッシャー・ホッピー・ウイート(アメリカ)

 シカゴにあるレボリューション醸造所が造るウイートエール・スタイルの限定醸造缶ビールです。輸入元によれば,「アポロ・アマリロホップスを使用し,ドライホップにはクリスタル,アマリロ,モザイクを使用。グラスを近づけると弾けるのはフローラルでシトラスなアロマ。ボディはこの季節にぴったりであるライトゴールデンカラー。そしてスムースでシルキーなマウスフィールを楽しめる。」とのこと。早速飲んでみます。グラスに注ぐと,オレンジ色の明るい液体から,柑橘系の香りが漂います。口に含むと,オレンジジュースのようなジューシーな味わい。苦いオレンジジュースといった感じでゴクゴク飲めます。夏にぴったりの1本でした。アルコール度数5.3%。355ml594円。宇都宮のAQベボリューションが輸入しています。
(2017.7.18.)

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309.本日のビール(258)No.2741〜2750