No.2731 伊賀流忍者麦酒(美杉観光)

 三重県津市のクラフトビールです。伊賀の酒米「うこん錦」と古代米「伊賀黒米」を一部使用しています。忍者カラーを意識したダークラガーです。グラスに注ぐと,濁りのある黒い液体。口に含むと,見た目ほど濃厚ではなく,スッキリしています。そのあたりが忍者というところでしょうか。この手のビールは,ややもすると企画倒れになることが多いのですが,絶妙なバランスでなかなかの仕上がりです。単なる話題づくりのお土産ビールではありません。センスが光ります。IBU30。アルコール度数5%。330ml594円。
(2017.6.28.)
No.2732 ゴールドマスター糖質70%オフ(韓国)

 三菱食品とローソンによるプライベートブランド「ローソンセレクト」から,4月25日に発売となった韓国産新ジャンルです。原料は,麦芽,糖類,食物繊維,ホップ,大麦スピリッツ,炭酸ガス含有となっています。アルコール度数4%で,糖質70%オフがウリのようです。これは完全にビールではありません。口に合わなかったです。350ml108円という価格は魅力的ですが,ディスカウントショップに行けばこのぐらいの価格はざらにあります。国産の新ジャンルに負けない味は,まだまだ研究の余地があるようです。
(2017.6.28.)
No.2733 アマリロ・セッション・エール(木内酒造)

 出張で水戸に行きました。駅ビルにある木内酒造直営店のトゥルーブルーで生ビールをいただきました。やっぱり生は旨いです。瓶や缶を超えています。ホワイトエール,ラガー,アンバーエール,そして,未だ瓶缶で発売されていないアマリロ・セッション・エール。これが最高でした。甘い柑橘系の香り,アルコール度数4.5%のライトなボディ,程よい苦みが夏の暑さを忘れさせてくれます。カメラはなかったので,画像は缶のラガーでお許しください。
(2017.6.29.)
No.2734 ふたこエール026(ふたこ麦麦公社)

 初めて飲む醸造所のクラフトビールです。ふたこビールは,2015年2月5日に東京の二子玉川に設立されました。運営は,二人の女性が行っています。醸造は,木内酒造の委託生産です。日本版ミッケラーといったところでしょうか。今回いただいたのは,花のような甘い香りと柑橘系の風味が特徴のアロマホップが印象的な定番のセッションエールです。淡色のライトボディーに上品で華やかな香りが引き立ちます。アルコール度数4.5%。委託生産のためか330mlで648円と高価格ですが,飲んでみる価値がある上質な1本でした。
(2017.6.29.)
No.2735 一番搾り・夏冴えるホップ(キリン)

 福島県昭和村に来ています。釣りを終え,熱い温泉に浸かり,湯上がりのビールです。夏の涼を感じられる商品として,6月20日から発売された期間限定一番搾り。 缶のデザインが,夏らしくてとてもいいです。中身の方は,冷涼感と涼やかな香りを生み出すヘルスブルッカーホップと,一番搾り製法による麦のうまみが調和することで,すがすがしい香味に仕上げましたとのことです。湯上がりのビールは,何を飲んでも美味しいものです。缶には,「苦しかった夏の思い出を上書きして 夏が水平線を越えてやってきた 明日を手づかみにしているヒトの屈託のない笑顔がまぶしい」と谷川俊太郎の言葉がプリントされています。アルコール度数5%。350ml224円。
(2017.7.1.)
No.2736 ドライプレミアム豊醸ワールドホップセレクション華麗な薫り(アサヒ)

 温泉湯上がりに飲むビール,2本目です。何とも長い名前のビールですが,アサヒドライプレミアム豊醸シリーズの数量限定,ワールドホップセレクション3種類のうちの1本です。メーカーによれば,「世界生産量1%未満の希少ホップ,ニュージーランド産モチュエカを使用して限定醸造したドライプレミアム。モチュエカはフローラルで花のような華やかな薫りが特長のホップです。華麗な薫りと豊かな麦のうまみが楽しめます。ギフトセットで展開しながら,6月13日に数量限定にて全国販売致します。」とのことです。原材料に米,コーン,スターチも使用しているのが難点です。アルコール度数6%。350ml256円。
(2017.7.1.)
No.2737 Jクラフト華ほの香・香爽のフルーティーホワイト(DHC)

 静岡県御殿場市のDHCビールが造るベルジャン・ホワイト・スタイルのクラフトビールです。Jクラフトは,いろいろなクラフトビール醸造所の競作ブランドのようです。COOPで購入しました。COOPだと送料がかからないのでありがたいです。原材料は,麦芽(小麦麦芽・大麦麦芽),ホップ,小麦,柚子果汁,柚子ピール,山椒となっています。発泡酒扱いです。白ビールを柚子や山椒で日本流にアレンジしています。柚子と山椒が控えめでくどくなく,バランスの取れたセンスのよい1本でした。さすが,DHCです。美味しくいただきました。アルコール度数5.5%。
(2017.7.2.)
No.2738 トゥアタラ・カパイ・アオテアロア・ペールエール(ニュージーランド)

 2000年開業のトゥアタラ醸造所が造るペールエール・スタイルです。以下,輸入元資料より。「4種のニュージーランド麦芽に,ネルソン・ソーヴィン,パシフィックジェイド,モツエカなどのニュージーランド・ホップをふんだんに使用したペールエールで,アオテアロアはマオリ語でニュージーランドを意味します。色はコッパー。トロピカルフルーツとマーマレードの丸みのある香りに,様々なハーブ,シトラス,グレープフルーツの複雑な味わい。フレッシュなネルソン・ソーヴィンホップのフルーティなフィニッシュ。」夏にぴったりの柑橘系ペールエールでした。旨いです。IBU46。アルコール度数5.8%。330ml482円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.7.4.)
No.2739 ふたこビール・フタコ・エール(ふたこ麦麦公社)

 東京の新しい醸造所,ふたこ麦麦公社が造る定番のペール・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,微かに濁ったブラウンの液体。口に含むと,アメリカンスタイルの濃い目のペールエールという感じでなかなかイケます。柑橘系の華やかな香りが夏にぴったりです。上品な味わいで好印象を持ちました。残念なのは,委託生産のためか,高価格なところです。とても美味しいのですが,ちょっと高いのでリピートは苦しいです。アルコール度数5%。330ml648円。
(2017.7.5.)
No.2740 ソーンブリッジ・アイラブユー・ウィルユー・マリーミー(イギリス)

 ソーンブリッジ醸造所が造るストロベリー・ブロンド・エール・スタイルです。グラスに注ぐと,杏色のクリアーな液体。口に含むと,強烈な酸味が襲ってきます。味の方は,いちごジャムのような甘みが支配的です。販売店の資料には,フレッシュなストロベリーとありますが,いちごジャムのように感じます。モルト由来の甘さとストロベリーの酸味,クラフトビールならではの個性的な1本でした。アルコール度数4.5%。330ml490円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.7.6.)

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308.本日のビール(257)No.2731〜2740