No.2661 ターミナル・グラヴィティESG(アメリカ)

 オレゴン州にあるターミナル・グラヴィティ醸造所が造るエクストラ・スペシャル・ゴールデンエール・スタイルです。グラスに注ぐと,黄金色の液体から,フルーティーな香りが漂います。口に含むと,マンゴーやアプリコットのような甘みと爽やかな苦みがバランスよく,爽やかな喉ごし。アルコール度数が5.4%と弱めなので,ゴクゴク飲めてしまいます。あっという間にグラスはカラになり,355ミリリットルではもの足りなさを感じます。こんな美味しいビールは,パイントグラスで豪快に飲みたいです。517円。札幌のえぞ麦酒が輸入しています。
(2017.4.3.)
No.2662 フライング・ブリュワリー・アビエーター・エール(オーストリア)

 フライングブルワリーはオーストリア・ザルツブルク州オーバータームと,スウェーデン・ダーラナ県のシリヤンスネス,2つの拠点があるマイクロブルワリーです。この会社はオーストリア人のハンス・グラフとスウェーデン人のヨアキム・ハンソンによって2010年に設立されました。アビエーターとは,飛行機の操縦士を意味します。昔ながらの上面発酵で醸造されたエールビールで,ラガーに比べると,少しホップの苦味が強めのようです。アルコール度数5%。330ml485円。Jenaが輸入しています。
(2017.4.4.)
No.2663 グランドキリンIPA(キリン)

 グランドキリン・シリーズが,2017年3月28日にリニューアルされました。今後,IPAは定番商品として,通年販売されるということなので嬉しい限りです。インドの青鬼とほぼ同価格での展開は嬉しい限りです。ひと手間かけた希少ホップを漬け込むことで柑橘の爽やかさと甘いフルーツの香り,上質な苦みを引き出したとのことで,近年のIPAブームは大歓迎です。味の方は,これまでのグランドキリン・シリーズを踏襲した独特の香りは残しつつ,セッションIPAのようなスッキリ感がいい感じです。大手メーカーがつくるクラフトビール,完成度高いです。アルコール度数5.5%。330ml286円。
(2017.4.10.)
No.2664 一番搾り・若葉香るホップ(キリン)

 3月21日より期間限定で発売された一番搾りです。一番搾りらしく,ろ過段階で最初に出てくる一番搾り麦汁のみを使用しています。特徴は,上品なフローラル・グリーンの香りの国産ホップ,イブキをふんだんに使用し,さわやかな香りに仕上げたとのことです。また,レイトホッピング製法を採用することで,ホップが持つ華やかな香りを引き出しています。中身よりも気に入ったのは,缶のデザインです。春らしくてとてもいい感じです。もちろん中身も春らしい爽やかな香りで,今の季節にぴったりのビールでした。アルコール度数5%。350ml170円。
(2017.4.11.)
No.2665 セントアーチャー・ネルソンIPL(アメリカ)

 セント・アーチャー醸造所が造るインディアン・ペールラガー・スタイルです。ラガーのクリーンなキャラクターと,IPAのようなホップアロマ・フレイバーが組み合わったハイブリッドスタイル。ニュージーランド産ネルソンソービン・ホップ由来の白ワインやグースベリーを思わせる風味が特徴的です。ピルスナーを超フルーティー,激苦にした感じ。さらにワカツ,モエツカ,シトラホップを加えバランスを整えています。傑作ですね。安かったら,毎日飲みたいけど,少々高いです。IBU60。アルコール度数6.8%。355ml643円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2017.4.12.)
No.2666 ワイルドビア・マッドネスIPA(イギリス)

 ワイルドビア醸造所が造るウエストコーストIPAスタイルの缶ビールです。カリフォルニアからイギリスにやって来たブレットさんが創業しただけあって,完璧なアメリカンスタイルのIPAになっています。輸入元資料によれば,「このビールはホップが全てだ。大量のレイトホップとドライホップが素晴らしいフレーバーとアロマを最高潮まで高め,次々と来るトロピカルフルーツとシトラスの波を体験できるであろう。」とある。強烈なホップの苦み,濃厚なモルトの旨味,完璧です。最高のIPAをいただけ幸せです。もっと安ければ,毎日飲みたい旨さでした。アルコール度数6.8%。330ml612円。ジュートが輸入しています。
(2017.4.13.)
No.2667 トゥー・キルツ・クリスタル・サンシャイン(アメリカ)

 オレゴン州にあるトゥー・キルツ醸造所が造るセッションIPLです。グラスに注ぐと,濃い目の黄金色の液体。口に含むと,瑞々しいすっきりとしたフルーティーな味わいが口の中に広がります。控えめで心地よい苦みは,クリスタルホップによるもの。バランスがよく,それでいてクラフトビールらしい個性も主張している優れた1本でした。繊細な味わい,これはおすすめです。使用モルトは,ピルゼンモルト。IBU55。アルコール度数4.8%。355ml510円。札幌のファーマーズが輸入しています。
(2017.4.14.)
No.2668 モア・ブリューイング・セッション・ペール・エール(ニュージーランド)

 モア・ブリューイングが造るセッション・ペールエールです。飲む前から,缶のデザインが気に入りました。フライフィッシングで大物のニジマスを釣っている様子が描かれています。釣り好きにはたまりません。グラスに注ぐと,濃い目の黄金色の液体。口に含むと,フルーティーで,麦芽の旨みとホップの苦みが絶妙のバランスです。缶のデザイン通りの期待を裏切らない旨さ。原材料には,クリスタルモルトとペールモルトをブレンドし,ホップにはネルソン・ソーヴィン,カスケード,モトゥエカを使用しています。アルコール度数4.3%。330ml562円。富山市のモンサーブルが輸入しています。
(2017.4.15.)
No.2669 ラグニタス12thオブ・ネバー・エール(アメリカ)

 カリフォルニア州にあるラグニタス醸造所が造るペール・エール・スタイルです。12thオブ・ネバーとは,絶対に起こり得ないことを表す慣用句だそうです。これまで瓶ビールしかなかったラグニタスに絶対に起こりえない缶ビールが出たということでしょうか。グラスに注ぐと,黄金色の透き通った液体。口に含むと,強いホップの苦みとタンジェリンのようなトロピカルさとグレープフルーツなどのシトラス系の香りがいい感じ。瑞々しい爽やかな味わいが秀逸です。アルコール度数5.5%。355ml570円。ナガノトレーディングが輸入しています。
(2017.4.16.)
No.2670 ファンクエステート・ソフィスティキカフス(ニュージーランド)

 ファンクエステート醸造所が造るIPAスタイルのクラフトビールです。販売店によれば,「ガツンとパンチがありながら繊細なIPAです。ニュージーランドのフルーティなホップを使いつつ,アメリカのチヌーク・ホップを使い,フローラル,ミカンと爽やかな匂いを出しながらとても深い苦味,鼻から抜ける松のようなチヌーク・ホップの独特な香りとどっしり構える複雑なモルトの味。」とのこと。グラスに注ぐと,濁りのある琥珀色の液体。口に含むと,思ったほど苦みは強くなく,モルトの旨味とフルーティーな香りがバランスいいです。ちょっと高いのが欠点です。アルコール度数6%。330ml706円。富山市のモンサーブルが輸入しています。
(2017.4.17.)

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299.本日のビール(250)No.2661〜2670