No.2651 京都麦酒ペールエール(黄桜)

 1995年に清酒メーカー黄桜が京都で初めて醸造を開始したクラフトビールです。お酒の仕込にも使われる名水,伏水を使い,淡い黄金色をした華やかな香りとさっぱりとした飲み口が特長の缶ビールです。ペールエールとのことですが,実際に飲んでみるとケルシュのような印象です。グラスに注ぐと,所謂ペールエールとは異なる濁りのある黄金色の液体。口に含むと,柔らかな麦芽の旨みとフルーティーなホップの香り,喉ごしはドライです。やや粉っぽいのもケルシュ風です。上品な味わいの美味しいビールですが,ペールエールではないと思います。アルコール度数5%。350ml300円。
(2017.3.16.)
No.2652 京都麦酒ゴールドエール(黄桜)

 引き続き,京都にある黄桜酒造のクラフトビールです。メーカーによれば,「お酒の仕込みに使われる名水,伏水を使い,清酒酵母を使用することで吟醸酒の香りがほのかに香る,黄金色したまろやかな缶ビールです。」とのことです。以前からの定番瓶ビール,「蔵のかほり」の熱処理バージョンでしょうか。グラスに注ぐと,やや濁りのある黄金色の液体。口に含むと,フルーティーな香りがいい感じ。ホップと清酒酵母の見事な融合です。上品な味わいが京都らしいです。アルコール度数が4%と低く,その点が少々物足りない感じです。350ml300円。
(2017.3.19.)
No.2653 ミッケラー・ノーカウ・オン・ザ・アイス(デンマーク)

 特定の醸造所をもたないファントム・マイクロ・ブルワリー,ミッケラーが造るIPAスタイルです。拠点はデンマークですが,醸造はベルギーのようです。グラスに注ぐと,クリーム色の濁りのある液体から,柑橘系の爽やかな香りが立ち上ります。口に含むと,濃厚なグレープフルーツジュースのような強烈な酸味と香りが襲ってきます。麦芽とホップだけでこのジューシーさを演出するレシピは,まるで魔法のようです。IBU125というのも驚異的ですが,濃縮果汁のような個性にも驚かされました。330ml657円と高かったので,当初は購入をためらったのですが,十分価格に見合う充実の1本でした。アルコール度数6.9%。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.3.24.)
No.2654 ヱビス・華みやび(サッポロ)

 2017年3月7日より発売となった新作です。メーカーによれば,「華やかで,味の厚みを感じさせるふくよかな香りが特長のビールです。そのために1000株以上の当社酵母バンクの中から約2年半の長い年月をかけて選抜した新しいヱビスの名にふさわしい香味を醸すヱビス上面酵母を採用しました。また,小麦麦芽を一部使用することで,華やかでやわらかな味わいを引き出しました。」とのことです。口に含むと,ホワイトエールというよりは,クリスタル・ヴァイツェンのような小麦のうまみが感じられるスッキリとした上品な味わいでした。アルコール度数5.5%。350ml185円。
(2017.3.25.)
No.2655 千都の夢(サントリー)

 イオングループ数量限定のクラフトマンズ・ビア・シリーズの1本です。2017年3月1日に発売になりました。メーカーによると,「麦芽を贅沢に使用した豊かなコクと,ハラタウブランホップを使用し上面発酵酵母で醸造することによるフルーティで華やかな香りを実現しました。」とのことです。京都ブルワリー(3月14日サントリー京都ビール工場が名称変更)が醸造しています。スタイルは,ゴールデン・エールとのこと。麦の味がしっかりしたとても美味しいビールでした。プレモルも少々飽きてきているので,いい感じです。気に入りました。アルコール度数6%。350ml199円。
(2017.3.26.)
No.2656 伊勢角屋麦酒マリアエール(二軒茶屋餅角屋本店)

 次々と新作をリリースする三重県伊勢市の伊勢角屋麦酒,オリジナルスタイルです。ヴァイツェン酵母の特徴を強調するために,小麦麦芽をあえて使わず醸造した野心作です。グラスに注ぐと,レッドエールのような赤みがかった液体から,バナナやクローブの美しく繊細なフルーティな香りが漂います。口に含むと,まろやかな甘みが上品な深い味わい。初めて体験する味です。斬新で,計算されたレシピです。さすがです。ホップは,ノーザンブリュワー,ウイラメット,マウント・フットを使用。アルコール度数6%。IBU20。330ml550円。
(2017.3.27.)
No.2657 トゥアタラ・トマホーク(ニュージーランド)

 トゥアタラ醸造所が造るアメリカン・ペールエール・スタイルです。以下,輸入元HPより。「アメリカンペールモルトにトマホークをはじめ,アマリロやチヌークなどシトラス系アメリカンホップをしっかりと効かせたペールエールで,2016年秋にニューリリースされました。色はゴールデンアンバー。香りは爽快なレモン,オレンジ,樹脂にスパイシーなショウガ。口に含むと,舌先にピリリとしたシトラスと松,モルトの甘さ,フィニッシュにホップが現れます。スパイシーなメキシカンフードと相性抜群のシトラス系APA。」ほとんどIPAといってもよい味わい深い1本でした。IBU50。アルコール度数5.6%。330ml475円。低価格がいいです。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.3.28.)
No.2658 ブリュードッグ・エース・オブ・エクイノックス(スコットランド)

 ブリュードッグ醸造所が造るシングルホップに拘った「エースオブ」シリーズ第4弾です。アルコール度数は,4.5%と低めのセッションIPAスタイルです。今回は新種のアメリカ産ホップ「エクイノックス」を使用しています。グラスに注ぐと,南国系フルーツのいい香りが漂います。口に含むと,マンゴーやパインなどのフルーティーな味わいとともに,モルトの旨味,ナッツやキャラメルのようなコクが口いっぱい広がります。なかなかの傑作です。とても満足しました。IBU40。330ml429円。ウィスク・イーが輸入しています。
(2017.3.31.)
No.2659 ヴィクトリー・ブラックボード#3・ベルリナーヴァイス(アメリカ)

 ペンシルバニア州にあるヴィクトリー醸造所が造るベルリナー・ヴァイス・スタイルです。初めて飲むスタイルなので調べてみると,「軽い酸味があり,澄んでいない上面発酵のビール。オオムギとコムギの両方のモルトを組み合わせて作るビールであり,色の形成を最小限にするためホップ乾燥所で極低温で保管する特徴を持つ。また,イーストと乳酸菌による醗酵もベルリーナー・ヴァイセを特徴付ける要素の一つである。19世紀後半までにベルリンで最も人気のあるアルコール飲料となった。」とある。かなり変わったビールである。酸味も強く,とても個性的です。原材料には,エルダーフラワーも使用しています。アルコール度数5.2%。355ml599円。
(2017.4.2.)
No.2660 東京クラフト・ペールエール(サントリー)

 これまでの「クラフトセレクト」シリーズを刷新し,「サントリー東京・武蔵野ブルワリーのみで製造した「東京クラフト」シリーズとして2月28日から通年商品として新発売になりました。スタイルは,ペールエールです。中身は,クラフトセレクトシリーズと変わらないような気がします。HPによれば,「北米産カスケードホップをふんだんに使用するとともに,レイトホッピング製法を採用することで実現した,柑橘系の爽やかな香りと,心地よい苦味が特長です。」とのことです。アルコール度数5%。350ml213円。
(2017.4.2.)

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298.本日のビール(249)No.2651〜2660